パパとママの黒い日

2022年3月15日火曜日

生活 日能研

コロナ明け

ビバ コロナ明け!
ということで、一日遅れのホワイトデーをしたり、休みとってオンザロード行ったり。

ホワイトデー

やると決めたホワイトデー。

スモアを食べたい。

でも、面倒だから作りたくはない。
とりあえずアレを試してはみようとチャレンジングな私。
Mission Failed。
残念!

とりあえず首根っこを摑まえて、台詞を言ったところで、激しい抵抗にあってしまった。


2、3回試したものの、いざやろうとすると、なかなか難しいコンボだった。

1.正面から向き合う。
2.逃げられないように首を抱え込む。
3.台詞「うるせー口だな」を言う。
4.口と口とを接触させる。

不意打ちで4だけをやるならともかく、警戒心を持った相手に対して、どうあがいても3の時点で気づかれる。

コレは、魂が抜ける勢いで女の子が呆けているか、男の子が時でも止められない限り、成功率が0に近いな。

そんなわけなので、スモアは私が作った。
クッキーの上にチョコとマシュマロを置いて、トースターで焼く。

レシピは見たけど、時間がよく分からないから、とりあえず5分くらい。

…なんか、湯気が出てきた?
へー、水分なんてあったっけ?
どこから出ているんだろー。

そんなことを考えながらポケーっと5分待っていたら、背後から妻がドタドタと駆けてきて、やにわにトースターを止めた。

あれ?
まだ5分経ってないのに。
もー。

と思ったら、こんがり焦げてた。

あら、湯気じゃなくて、煙だったか。
振り返ると、部屋もわりともうもうとしていた。
ホワイトデーがブラックデーになってしまったけど、まぁ、気にしない。

さぁ、お食べ?
オレは次の回のを焼くから。
大丈夫、愛情だったものは入っているよ。
炭になっちまったけどね。

そんな初めの1回を除けば、割と上手に出来た。
練乳掛けたりシナモン振ったり、オサレな感じだった。
そーいえば、ブログに書くなら、写真でも撮ればよかったな。

結論。
マシュマロがまず甘いので、そこに甘いのかけても全然分からなかった。
後は見栄えの勝負。
いつかレインボーを作ってみたいけど、7色も何を使えばいいのかわからないや。

オンザロード

せっかくの機会だし参加してきた。

入塾のとき、けっこう動画で感動したんだよねー。
あのときは教室で狭いから嗚咽を洩らすわけにもいかなかったけど、今回はでかいホールでやるみたいだから、むせび泣いても構わないだろう。

そんな風に感動モノの映画でも見に行こうかというノリで見に行ったのだけれど、うーん。

率直に言って、ビミョー?

序盤はともかく、学校の取組紹介あたりから、これって保護者向けの入試報告会でやることなのかな?という感じだった。

5、6校の取組紹介をされても、そこに行こうかと考えてすらもいない学校だったり、そもそも女子校だったり…。
ウチは息子しかいないので、女子校は全くアウトオブスコープ。
反対の立場なら「男子校紹介されても…」になるだろうし、この場で急に学校紹介されてもなぁ…。

紹介していた目的がイマイチよく分からなかったのだけれど、どこかで居眠りでもしてしまって聞きそびれたのかな。

入試の問題紹介

これについては、そもそもトピックに挙げてスクリーンに映していた問題が見えにくかったりで読めなかったし、各教科担当からの注意点等を言われても、あーそーですかー、と…。

私は結構勉強を見る側の親なので、参考にはなるものの、改めてというほどではなかったかなというのが、まず第一の感想。

で、第二の感想として、分析結果が抽象的で、具体的なアクションがわからん、という感じ。

言わんとすることは伝わるけど、では、それを日々の勉強の中でどう実行していくのか、と。

例えば算数は「プロセスを大事に、なぜそう解くのかの理由を大切に」ということらしい。
そのことには完全に同意するけど、別にそれは今年始まった傾向というわけでもないのでは?
それに、難関校ではない、わりとパターン通りの問題が出るような学校でもそうなのか?とも思うし。

なにより、家でもそれを確認して欲しいと言われたところで、おそらく無理な家の方が多いのでは。
私はそういう勉強の仕方が正しいと思うから、嫌がらせのように長男くんに聞きはしてきたけど。
それでも、小学生に対して正しいレベルの質問なのか、私の答えが正しいのかというと、それはどうかわからない。

家庭の方で、ある程度の品質を保って勉強させて欲しいなら、具体的にどういうところを確認すればいいかの情報が必要だろうし。
でも、そんな「その解法を選択する理由」なんて、解答にほとんど書いてないよね?

それでも、「理由を考えようとする行為」自体が大切なのである、なのかもしれないけど。
個人的には疑問。
算数、数学で詰まるのなんて、大概は「その部分が一人ではできないから」ではないだろうか?

最後の感想として、そういう傾向を分析したからこそ、日能研のこれまでの勉強で対応可能なのかどうかや、新たにこういう教え方もしていきたいとかを、まず述べるべきなんじゃないかな?
こっちのタスクだけ急に増やされても困りますわ。

ということで、分析したのは実に結構だけど、こちらへのアクションの提案だけのように感じたし、その内容も抽象的だったので、何のために共有しているのかなという感じだった。
最難関校を題材に紹介していることが多かったようだけれど、別にそこまで目指してないしなぁ、ウチ。
ターゲット層から外れてしまっていたような気がしてならない。

まぁ、とりあえず、今回の課題に挙げていた入試問題を入手できたのが収穫かな?
私はだいたい解けたし、解けなくても解答見れば分かったから、まぁ、このまま私が教えていてもよさそうだ。

教えるのにあたって、教えることが上手なら、必ずしも自分で問題を解ける必要はないだろうけど。
こと息子達への教育という観点だと、それでも自力で解ける程度の力を身に着けて、そこまでどうすれば到達できるかの勉強方法を考えた上で指導をしていたい。

テーマと動画

今回のテーマは、ワタクシ力、大切なのは仲間との成長、ってとこだったんだろうか。

いや、実に美しくて、教育の理想の1つではあると思うのだけれど。
その点を否定する気は全くないけれど。

残念ながら、今の私には刺さらなかった。

というのも、長男くんが今、そうやって仲間と議論できるようなレベルだとは思えない。

彼は、何かの説明を聞いたときに、理解が速いとは言えない。
自分の中で咀嚼するのがまだ弱いから。

親に何でもかんでも話すわけではないだろうというのを差っ引いても、周りの情報、授業で教えてもらったことを把握していなさすぎる。
なんなら、隣の席に人がいたのかどうかすら怪しいことがよくあるし、先生の言うことも強く印象に残ったことくらいしか覚えていなさそう。

あるいは、それらを表現する力が決定的に欠けているのか。
算数とかの解法の説明でも、言葉だけ聞いていたら、はっきり言ってわりと訳が分からないことが多い。
私が分かっているから、解釈できるけど。

プログラムと同じように、何かを処理するのに過程があるとしたら、Input - Process - Outputとあると思う。
彼は、いかんせん、InputとOutputが弱い。
自分の世界の言葉で聞いてしまうし、語ってしまうから。

実はそれが、小学生のときから勉強をしっかりやらせたいと思った理由の1つでもある。
親の欲目かもしれないけど、長男くんはProcessについての能力はかなり高いと思っている。
一度やることを理解し、必要な情報が集まれば、その運用=Processは強い。

でも、やることを理解して必要な情報を集めること=Inputと、処理した結果を表現すること=Outputが、かなり致命的に、弱い。

だから、小学校の簡単な勉強でも、伝わらない説明を受ければ全く理解できないし、答え方が分からなければ明後日の方向の解答や作業をする。
「なんとなく、こう」という対応が出来ない。

ものすごく理解するか、全く理解できないか、の2択。
「なんとなくで理解しておいて、後々こうだったと理解が深まる」ということがほぼない。

何も手当をしなければ、おそらく小学校の勉強をしっかり理解しないまま中学に行って、中学から焦っても、ビハインドを抱えたスタートになるだろうと思った。
そんなことで勉強ができなくなるのは、もったいない。
根気は必要でも、ある意味、教えるのにはすごく向く生徒。

ただ、だからと言って小学生の仲間とともに成長できるか、というと…。
私は、そこまで日能研を信じることはできないかな。
特性を理解した良い先生に出会えれば、成長はできるとは思うけど。

そんなことを思いながら、あまり気乗りもせずに動画を見ていた。

重ねて書くけれど、別にこの動画や仲間を大事にしようというテーマが悪いとは思わない。
バランス良くInput-Process-Outputの力がある子にとっては、十分、叶うかもしれないことでもあるし。

ただ、激しく偏った長男くんには叶わないだろうと思うと、私には刺さらなかった。
あぁ、おそらく長男くんは、2年後でも、こういう風に自分のことを語ったりはできないだろうな、とむしろ差を見せつけられているような。

受験日の校舎前の応援や合格発表のシーンがあまり撮れなかったからか、今回は卒業生が受験を振り返って語るというのが主なシーンのようだった。

冷めた気分で見ていると、なんというか、しゃべっている子が少ない。
代わる代わる登場していたけど、全部で10人くらいだろうか。

後日、うまくしゃべれそうな子に打診して出演してもらったのかな。
言葉の端々から読み取れる学校名からすると、おそらく最難関の学校を受かった子がメインなのだろうな。

そりゃそのレベルの子からしたら、問題について議論するのも、お互いに色々共有するのも楽しかっただろうし、素晴らしい経験だったろうさ。

でも、長男くんで考えてみると、たとえ解法を含め問題が完璧に解けていたとしても、それをうまく表現することができずに焦っていたり、結局理解してもらえずしょぼんとしていたりするような場面が目に浮かんでしまう。
そもそも議論対象になるような問題に対して、そこまで理解できるか、というのもあるし。

ただでさえ中受の勉強が大変だというのに、そういうコミュニケーション力まで、今、鍛えないといけないのか?

まぁ、もしかしたら、実際はそんなこともないかもしれない。
自分の小さかったときと重ねてしまっているだけかもしれない。

しかし、無自覚にそんなトラウマが抉られるのか、なーんかいやーな気分に包まれたまま、今回の会場を後にした。

うーん、コロナ次第かもしれないけど、来年は、もういいかな。
休み取らないと行けないし。

結局、団体行動が致命的に嫌いすぎる私は、こういうテーマにそぐわないのだろう。
だからこそ、そういうテーマの中で語られた学校を紹介されても、大していいと思えないのかな。

各学校の特色とかを聞いても、ほとんどの場合、「めんどくせぇな」としか思えないし。

やっぱり、私は勉強だけ教えて、志望校選びは妻と息子に任せよう。

…オンザロードを聞いた側の親としては、なかなか稀な方の結論なのかもしれない?