小4育テ対策 主に基礎コース

2021年5月18日火曜日

育成テスト 勉強方法 問題分析

小4育テの傾向と対策

GW時の予定はイレギュラーとしても、
ステージIIだと土曜は基本的に全国公開模試もないので、
土日はゆっくり勉強なり遊びなりに充てられる。

さすがに5回も受ければ、育テの傾向と対策が大体読めてきた。
ちなみに全国公開模試の対策はこちら

受験するのは子どもだから必ず結果を伴うわけではないとはいえ、
これに即して私が勉強内容を問題レベルで指定しているんだから、
基礎コースの間は大きく外れるわけがないし、
わりと結果に直結させられる。

このハシゴを外す時が怖い。
一応、問題ごとに出展も日能研のページで公開はされているのだけれど、子どもだけでそんなもの見ないだろう。

国語:奇数回の本科、偶数回の栄冠

基礎知識

シラバスの内容から出題内容は、漢字、文法、文章2つ。
このうち、基礎の文章は、本科テキスト2回分のどちらかがそのままの出題で、
共通の文章は、栄冠2回分のどちらかがそのままの出題。

漢字

2回分、計30個のうちから10個出題で20点。
正直そんなに重視していないけど、努力のわりに分かりやすく結果も出るし、
朝勉強の格好の題材なので育テ実施週の日曜から一週間かけてやっている。

育テじゃない週は、ネットで適当に探してきた別の教材で3年生の漢字。
しばらくしたら、計算と漢字の第一回目とかにループの予定。

文法

対策なし。設問の指示にさえ従えれば問題ないと思う。

一応、対策するとしたら、栄冠への道の学び直し1なのか?
長男くんが間違えたこともあまりないし、しっかり見ていない。

文章題

対策が一番必要なのは、もちろん文章題。
ヤマを張りたいわけではないけど、さすがに5回も受けたらバレバレ。

基礎問題の方の文章は、本科テキストの奇数回から出題で、
共通問題の方の文章は、栄冠の偶数回からの出題。
これまで5連続の傾向。ランダムに選んでいたら、確率でいえば1024分の1か?
まぁ、確率はともかくも、明らかに意思を感じる出題傾向。

だから次のときは、同じ傾向なら、本科テキスト11回目からが基礎に出て、栄冠の12回目からが共通に出るんだろうなぁ。
ただし、次回は特別。ステージIIのテストは全10回。次はその6回目。
傾向が変わるなら次回。もっとも、もし傾向が変わったら、残り4回はその傾向でいくのだろう。
つまり、基礎は本科テキスト偶数回からの出題で、共通は栄冠奇数回からの出題。

とはいえ、出る文章が当てられても、そこまで大きなアドバンテージにはならないから、わりとどうでもいい。
どうせ育テの設問が本科テキストや栄冠にあるわけではない。
もし長男くんが4つの文章を読み直す余力がないなら2つにヤマをはるけど、そこまでするほどでもない。

設問形式は、選択肢や抜き出し、記述。
ここ2回は必ず「あなたの考えを述べよ」系も出ている。
長男くんに仕込んだハムメソッドでは、それは対応できない。
でも、他の問題は、時々選択肢が難しいものの、対応できる。

ハムメソッド

要は、文章→傍線→設問と読んだ後、設問の前後2,3行分くらいから答えを探すだけ。
8割はそれで答えが見つかる。見つからなかったら仕方ないので文章に戻る。
小学生には長い文章に戸惑う読み方は止める。

あと、国語は必ず文章をベースに答えを探させる。
長男くんの感情なんて一切関係ない。「あなたの考えを述べよ」系の、それでも一部を除いて、自分の言葉で回答を考える問題なんて出ない。

算数と違ってなんとなくな答えは書けてしまうから、普段の勉強から意識改革は必要だけど、国語はその解き方で8割は取れそう。

ちなみに、応用でも別に傾向もレベルも変わらない。全く同じ解法が使える。
読んだことのない文章だから、語彙が弱いと詰まるけど、難しい語彙を問う箇所が設問になったことはほぼない。

文章が難しくなると、もっと言い換えが増えて実際の主張箇所が離れていたり、二項対立になっていたり、起承転結の文章になったり(途中で反論が入る)するけど。
そんなレベルの文章にはなっていない。

算数:栄冠と時々本科

基礎

基本的には学び直し1だけ。
むしろ、ここを落とさないことから対策開始。

結構便利な箇所で、とりあえず簡単にその単元を復習させたいときとか、とりあえず簡単目な問題で自信つけさせたいときなどに、学び直し1や基礎問題をやらせると気軽に勉強してくれる。

共通

基本的に学び直し1~3、あと本科テキストの終盤問題の簡単目なやつ。
共通で出題率が高いのは、学び直しの3、あと栄冠の真ん中にある一人でチャレンジとかいう問題。面倒だから「補充問題」と呼んでいるもの。
特に、これらで共通している問題は、ほぼ出る。

で、そこまで勉強できたなら、本科テキスト終盤と学び直し2の問題も見せてみて、はじめのとっかかりだけ説明しておく。
たいがい正答率は低いけど、ときどきそこら辺の問題が簡単化されて出る。
でも正答率が低いから、差がつく。

ちなみに難易度は、学び直し1<補充問題前半<補充問題後半<学び直し3<学び直し2<本科テキスト終盤。
詰まり気味な単元は、その順にやるとよかったり、親が問題を間引いたりするとベター。

応用

事前対策が正直難しい。
計算問題でもテキストより1ランクアップしていて、本当に法則や概念を理解していないと解けない問題が多い。
文章題でも同様。テキストそのままみたいな問題が出にくい。
とはいえ、多くの問題は、少し応用するだけなのだけれど。
中にはヤバい難易度の問題が、最後とも限らず、ぽこっと出てくるときもある。

長男くんが基礎コースであることもあって、本気で対策立ててはいないけど、もしやるなら、まず共通を一通り、遅くとも20分で解けるように完全にする。
基礎コースだと30分くらいかけられるけど。

で、応用はとりあえず各大問の(1)を全部解いて点を取りに行く。
(1)のやり方を使って(2)以降も閃けた問題だけ、(2)以降も取りに行く。

時間が余るかどうかは微妙だけど、文章題での共通の対策は、絵を描くこと。
一番初めに勉強した思考技法、視覚化。
意外とバカにはできない。
このテストでは途中点はもらえないけど、中学・高校以降なら、絵が正しく描けさえすれば途中点がもらえる。

というか、本当に正しく絵が書けるのであれば、たいてい解ける。
で、絵を描くためには、具体化して考える。
1回目の操作ではとか、次に2回目の操作ではとか。
その間に法則が見いだせれば、たいていの問題が解ける。見いだせなきゃ諦める。
とにかく算数で解けない問題は、今のところ、まず視覚化、具体化。
数学ならその次に、一般化(抽象化)のプロセスが必要だけど。

算数で人に教えると伸びる、というのは、私はここに理由があると思う。
分からない人に説明するには、たいてい絵を描こうとしたり式を書こうとしたりする。
だが、本当に深く理解できていないと、他人に教えるような絵は描けない。
簡単な問題でも。
だから、問題を解くよりも、その問題の内容を正しく絵にする方が難しい。

…ということは、長男くんは今そこまでは出来ていないけど、
復習のときに、式や答えだけでなく、
しっかり絵を描かせると応用力がつくのかもしれない?
ウチの場合、私に説明させるでもいいか。

社会:栄冠と本科

範囲

これまでは地理だけ。
だから分かりやすく暗記。

理解?暗記してからすればいいよ。

ただ、等高線とか縮尺だけは、理解しないといけないかな。
別にそこを落としても4点だろうけど。

他には一応、水の働きということで、山地から川、平野、湾とそれを形成する半島と勉強が進んではいる。

でも、結局暗記。
どのくらい暗記すればいいかというと、まっさらな白い地図にその単元の地形名を全部書ければ、まぁ間違いない。

応用

テストでは暗記以外の箇所も出るけど、思考の問題はそれほどは出ない。
出るときもあるけど、少ない。
そういう問題は、国語みたいに文章から答えを探せることもある。
だから国語で読解に強くなれば、社会のテストもできるようになっていく。

頻出問題

ただ、算数と違って、本科も必ず見直した方が良い。
この2つは完全に内容が重なっているわけではなく、むしろグラフや絵は本科テキスト側から出題されることが多い。

理科:栄冠学び直し2,3と本科

範囲

これまでの単元は生物。
基本的に社会と同じく暗記が必要だけど、こちらはそこまで厳しくない。

むしろ思考力を試す問題が多い。
どの生物がどこに分類されるか、とか、分類結果見せてどういう基準かとか。
とはいえ、その思考方法自体は栄冠の問題と同レベル。
だから、栄冠の学び直し3をしっかりやっておけば、大体大丈夫。

頻出問題

学び直し3は、半分以上は出ることが多い。

グラフや絵は学び直し2や本科テキストからも出ることがあるので、解かないまでも見せてどんな原理か説明しておくと、テスト中に困らない。
テストは25分しかないので、初出のグラフは理解するのに難しいかもしれない。
なにより、日能研でまだグラフはそんなに解いていないから。

特に学び直し2に関連する問題の出題頻度が高い。
教科ごとにそんなに出題傾向変えるなよ、とは思うけど。

他のテクニック

なにせ相手は小学生。テストの常識など知る由もない。
でも、普段からこれを意識しておけば、難しいテストでも対抗できる力が身に付く。

長男くんは1回目の育成テストで、国語の大問1(基礎)の問題文の場所が分からず、50点丸まる空白にした男。

選択肢

特に、まず選択肢は埋めるべき、ということも分からないかもしれない。
とりあえず4択でも埋めさえすれば25%で正解する。
長男くんはそれができるようになるまで、延べ5回のテストを要した。
不器用、かもしれないけど、時間が足りないテストで、それをやるのは大変なんだろう。
困ったらとにかく全部先頭の選択肢、でもいい。

消去法
選択肢を選ぶときのテクニック。
正しい答えを探すのではなく、間違っている答えを探して選択肢から消す。
他に、あまりないけど、同じ意味の選択肢は同時に答えになれないから、まとめて消せる。

長い選択肢の選び方
違っている部分に着目するとか、末尾(述語)に着目するとか。

見直し

理社は3分前、国数は5分前になったら、もう解くのは終わり。
名前の確認と、空いている選択肢埋め、選択肢の記号間違いの確認作業に入る。
あと、もうこの段階になったら、消しゴムを使うときは必ず時計を確認してからにする。
消した直後に終了、なんてマンガみたいなことしちゃダメ。

算数は大問ごとに見直す。
どうせ全部は解けない可能性が高い。
だったら、基礎や難易度の低い問題から完璧にしていく。
全体的に間違えるより、解いたところは全部できたよね、っていう方が気持ちいい。

記述

記述の答え方
わからない字は平仮名、文章は確実に写す、主語をはじめに書く、字数を守る、字数は回答後半で調整する、字数制限のないときは長く書かない。
要旨が合っている回答でも、瑕疵のある記述は、減点対象になってしまうから。
まぁ日能研だと、減点されても1点だけだけど。
何よりも、長く書くことで時間を消費してしまうのが痛い。

小学生は字を書くのが遅い。
ウチの子は、途中で思いとどまらなかったとしても50字書くのに1分以上かかる。
国語を筆頭に、下弦では馬鹿正直に順番通り記述問題をやっていたら時間が足りなくなる可能性が高い。よほど安定するまで、記述は必ず一番最後。
抜き出し問題は必ず字数を数えてから書く。
10字で抜き出せで、9字しかなくて合っているわけないのに。

その他

設問の指示部分の丸つけ。
当てはまらないものを答える、2つ答える、などなど。
指示にはしっかり従う。

悩んでいい時間を決めておく。
育成テストもたいがい時間が足りない。
詰まるなら、次に行く。
アラームが鳴るわけじゃないし、解けないと絶対に焦るから、本人に感覚つかませるのは大変。

問題用紙は汚いままでいい。
消しゴムかける必要はない。
間違ったところもグチャグチャっと鉛筆で消せば大体OK。
でも算数の途中式だけは、混乱するから消しゴムした方がいいかも。

準備

消しゴムは2つ、鉛筆は複数用意する。
落としたときの時間が厳しいから。

焦ったときのルーティンを決めておく。
時間の厳しいテストだから、焦りは致命的。
気持ちのリセット方法を決めておく。