長男くんと解けない問題の傾向

2023年4月11日火曜日

振り返り 勉強方法

応用力の欠如

入試まであと10ヶ月を切った。
改めて、長男くんが何が苦手で何が得意で、熱望校に向けて何が必要なのかを考えてみる。

この先、どんなプランを組んでいこうか?
その先の果てに、合格最低点以上の得点は目指せるのか?

苦手なこと

まずは苦手な傾向にある問題。
・(数理社)解いたことのない問題。
・(国数理社)導入を参考にして解く問題。
・(数理社)丁寧に問題や資料を読み取る問題。
・(数)数論、場合の数、立体図形
・(理)天体、化学
・(社)漢字
・(国)心情読み取り
・(国)言い換えの読み取り
・(国)文法
・(国)文法と絡んだ漢字

赤字は特になもの。

…あらやだ、特定の分野は除いて、小学生ということを考えるとわりと当たり前じゃない?

でも、やっぱり、「解いたことのない問題」と「導入を参考にして解く問題」というのがネックだ。
難易度にあまりよらず、初見だと、完璧に解けることはあまりない。

得意なこと

つぎに得意な問題。

・(数理社)解けるようになった問題。
・(数理社)単純な作業。
・(数)特殊算、割合、速さ、平面図形
・(理)生物、物理
・(社)地理、歴史
・(国)説明文
・(国)パターン通りの読み取り
・(国)漢字

赤字は特になもの。

解けた記憶をなかなか忘れないのか、一度解けないのを解けるようにした後の定着度合いは目を見張るものがある。

他に勉強の姿勢としての特徴。
・集中力が高い。
・何時間やっても嫌がらない。
・勉強→遊びという順序は変えられない。予定が全部終わるまでは遊びたがらない。
・後から予定追加はNG。(すっごい怒られる)

「勉強が好き」って言える子なのがいいね。

対処1

まぁ、書いてみれば、明らかだな。

解いたことのない問題を解けないのは、ちょっと後回しにするとして。

「導入問題をしっかり参考にすること」というのは、結局「資料を丁寧に読み取ること」に入る。
導入問題を資料として扱えばいいわけだから。
と、それを意識させれば。

まぁ、本人もちょっとは分かっているから、その意識は問題ない。

問題なのは、「丁寧に読むってどういうこと?」だ。
「読めたら丁寧、読めなかったら丁寧じゃない」、そんな教え方は私が好きじゃない。

「何をもって丁寧というのか」というのを説明すべきだろう。

「大事だと思ったところに線を引くんだよ」も、「じゃあ何が大事?」というので、問題があまり変わらない。

そこについての、画期的な対策を1つ考えついた。

ぶっちゃけた話、誤解なんていうのは、大人にだってあるわけだ。
解いてみて、それで、「解けない?」となったときに、無意識に見直したりとしているわけで。

であれば、それを意識的にさせればいい。
ということで、「資料から何を読み取ったかを書く」という方法だ。

わざわざ書かせるのには2つ意味がある。

まず1つ目、分かった気になっても、意外と言葉にはできないものだから。
それは、本当は「全然分かっていない」のだけれど。
それを防ぐためにも、言葉にしてみる。

といっても、大した内容を書くわけでもない。
「ここは気温が他より低くて降水量が少ない」なら、「温高 雨少」とかで良いわけだ。
自分で分かればいいんだから。

4,5年だとこんな対策の時点で詰まっただろうけど、今ならそれくらいイケんだろ。

そして2つ目、書いたら見直してみる。
それは、大人っぽく言えば、批判的に。
子どもっぽく言えば、「マジで?」「パチこいてんじゃね?」と。

導入問題にしろ、理社の読み取りにしろ、大抵はそこまで複雑なことを根拠にするわけでもない。
小6レベルのダメ出し力でも、それに耐えられる発見であれば、とりあえずそれで正しいとする。

「読み取ったことを、書いて、見直す」というプロセスを経たら、「丁寧に読んだ」ということだ。
見直ししたよマークとして☆でも書いてもいいかもしれない。

とりあえず、導入問題や図表に読み取ったことが書いてなかったら、その時点で赤信号。
☆がついてなかったら黄信号って感じに自分で判定できるようになるだろう。

本来、読取問題というのはそれくらい手間暇をかけるべきもののはず。

当然、慣れてくれば、わざわざこんなことをしなくても、自然と出来るようになるだろうけど。
慣れていないヤツには補助輪をつけてやるのも必要だろう。

ということで、家で算数の強化ツール応用を解くときなどを中心に、このやり方で進めるようにお願いしてみた。

対処2

残る不安要素は、「解いたことのない問題」に弱いこと。

…私は、強い側の人間だからなぁ…。
どうしたらいいのか、さっぱり分からない。

まぁ、原因の一つには、対処1での問題があるのだろうけど。
解いたことのない問題は、問題文から読み取れることとそこから発想できることが全てだろうからなぁ。

基礎問題への分解とか、何かしらの試行錯誤とか。

あと、中受での一つのアイデアとしては、そんな問題を出す学校を受けないことだ。
オリジナリティ溢れた問題を出して、それへの対応力を見たいという意図は分かるけど、おそらく長男くんには向いていない。

むしろ、勉強の仕方を見ていると、コツコツ頑張った子こそを評価してくれるような、そんな入試問題を出してくれる学校が良いんじゃないかなと思う。
もっとも、私は志望校選定に関わる気はあまりないけれど。

他の対策としては、「解いたことのない問題をなくしてしまう」こと。
まぁ、オリジナルな問題を作る学校には無理なのだけれど。

それでも、可能な限りいろんな難しい問題に触れさせて、解けるようにしてあげればいい。

その点は、おそらく日能研の指導方針とは異なってしまう。
日能研は、問題数は少なくとも、深く理解することで応用力をつけていくスタイルと私は捉えている。
少なくとも、長男くんの通う本部系、通う校舎の方針はそのようだ。

効果もあったと思う。
随分しっかり物を考えるようになった。
ただ、残念ながら、このやり方だと初見の問題にいつも対応できるようにはなっていない。

あと1年。
もちろん成長もするだろうけれど。
間に合わないかも。

彼は、私が「必要だ」という勉強は全部やろうとする。
であれば、やっても出来るようにならないかもしれない道より、「ココがMAX」という勉強内容を考えてあげたい。

幸い、どの科目でも、解答を見ればそれに沿って解説することくらいは出来そうだし。
あとは、何をいつやるか決めるだけだ。

後期って何やるの?

6年前期までのカリキュラムは4年後期くらいまでには把握していたのだけれど、6年後期は全然知らない。
というか、毎回毎回、過去問やるのかなとか思っていた。

でも、オンザロードのとき、ステージVのテキストも見た。
まぁ、入試クラスの応用演習のようだ。

しかし、そこで詩とかもやるんだよね。
過去十数年、出たことないよ。

算数や理社も、結構特色がある学校を受験予定で、その時期に一般的な問題やるよりも、特化した問題の方が効果があるのでは?という気がしなくもない。

あとは、後期日特っていったい何なんだろ。
前に全然志望校として考えなかった時期に名前を書いてしまい、その後長男くんが一時期は目指していた聖光さんは置いといて、もう熱望校の名前をブログに書く気はないのだけれど、とりあえず冠校ではない。

実はそれで、全モに興味がなくなってきているのもあった。
受けたい学校の特訓が開講されていないのに、基準とかって言われてもなぁ。

じゃあ、後期の日特自体、受けなくていいのかな?
その間は何やればいいの?

とりあえず過去問は十数回は用意できた。
午前にフルでやって午後に解説、関連問題の解き直しといけば十数週分。
もし1日に2回分それが回るなら、2周できるかな。

「解いたことのない問題が苦手」な子だから、熱望校に関してはかなり練習させてあげた上で本番に臨ませてあげたいな。
同じ問題ではないにしても、気持ち的にはかなり緩和されるのではないだろうか。

後期にどんなことを具体的にやるかは、これから増えていく説明会や面談で情報収集からするとして、前期は…。

まぁ、本科やっている週は普通に本科。
他にはできないし。
特に公民は、ハナから入試レベルで補足事項を覚えさせないとなー。

他にちょっと仕入れた教材があるから、出来るかどうか見ておくかな。
えーと、祝日は、GWと、…あとは7/17しか、ないのか…。
毎年ながら、ハードだな。

日特もあるし、他に考えたヤツは、できないかもなー。