二男くんの冬休み

2023年12月29日金曜日

国語 算数 勉強方法

すごいx2

冬期講習中の長男くんに対して、冬休み中の二男くん。
この世の冬をエンジョイしている。

とはいっても、長男くんの時期が時期なので、けっこう我慢もしてもらっているのだけれど。

外出予定

が、全くない。
ちょっとかわいそう。

でもなー。
長男くんのことも思うとなー。

たとえば、最近公開されたSPYxFAMILYとかゲゲゲの謎とか。
映画でもという風にも思うのだけれど。
おそらく長男くんは正直に、見たければ一緒に見たい(その場合はいかない)、見たくなければ見て来ていいよ、と言うだろう。

でも、「頑張って勉強するぜ!」という気持ちでいる子に対して、遊びに行っていい?とわざわざ聞くのもかわいそうだ。
…いや、単に私のやりよう次第か。

長男くんは冬期講習で家を空けていることは多いのだから、その間に一緒にゲームしてあげるとか、何か適当に動画サービスでいつもは見ない映画を見るとか、すればいいんだな。

元々インドアな子だし、外出しなくても、スペシャルな体験はプレゼントできるはずか。
今日は休んで体力回復したし、明日はちょっと考えたげよ。

勉強予定

理社算は後期の全復習。

…わりと、あっという間に終わった。
結構忘れているところあるかな?と思ったけど、ほとんどなかった。

ただ、どういうところが、理解が甘いのかは分かった。
簡単な話だった。

元々分かっていなかったことが、出来ていない。
分かっているフリをしていたとかではなくて、実質分かっていなかったのだろう。
だから、忘れるというか、はじめから出来ていなかったというか。

それでも、一部は覚えている。
しかし、なんというか、頑張って言われたことだけ覚えようとした感のある、「フレーズは出てくるんだけど、何をするかはさっぱり」みたいな感じ。

長男くんへの説明で慣れてしまっていたけれど、「いずれの復習で自分で解く」ということを強くは想定できていないで勉強しているんだろうな。

…まぁ、しょうがないか。
そういうのも含めて勉強の仕方を覚えていくんだろう。
何度でも教えてあげれば済む話か。

講習テキスト

ということで若干無理かな?と思うスケジュールをさっさとこなしたので、予定通り算数は先取をしていく。

と思ったら、講習テキストの特別問題、まだだったや。
コレ、なんかやたらこの時期にしては難しいんだよな。

まずは、雑に「解いて」とだけ言ってやらせてみる。

いやー、厳しいよなー。
長男くんのとき、はじめ、全然できなかったというか、私でも栄冠で勉強した事柄からはあまり考えられなかったような記憶がある。

長男くんのときのように、ヒントを3段階くらいで用意はしておいて、と…。

と見ていると、なんか結構取り組んでいる…?

お、その解き筋は合ってるじゃん。
3段階もヒントいらないか?

それに、随分根気よく考えられているな。
10-20分くらいやってないか?
もちろんテストだとアウトだけど、勉強するときには、分からない問題にコレくらい粘れるというのは、今の時期にはいいことだな。

結局、それなりの数を自分だけで解き切った。
一部は計算間違いだとか、見直しミスだとかもあったけど、そんなことは6年の受験期前ででもなければ些細な話。
よく勘ではなく、解き筋を理屈で考えられたな。

すごい。

物語文

そんな算数を見た後に、今度は国語。

ここまで頭が使えるヤツが、どうして4年の国語の共通問題くらいでハマるのだ?と謎に思ったので、事前にこちらも文章を読んだ上で、解いているところをよく観察してみる。

題材は、育テの基礎の文章。
本科で読んだこともあるはずだし、なんなら授業で説明も聞いたはず。

事前に、一応本人に聞いてみた。
「文章の内容が読めてないんだと思う?それとも、問題が解けていないんだと思う?」と。

本人的には即答で、「問題が解けていない」と言う。

ふむ…?
ホントかな?

この時期の問題を解くのなんて、ただただパズルのように、前か後ろか前後かくらいを見て、聞かれたことを探すだけの単純作業に近いのに?
簡単な文章題で練習もしたし、説明もしっかりできるレベルにさせたし、まだ解法が身に着いていないとも思えないけど…。

一応15分の時間制限をつけて、ざくーっと読んでいく。
…方言が出てくる部分だけが、若干読みにくいな。

しかし、メインで登場する人物は2人だけ。
しかも、実質ほとんど主人公視点で展開されるだけで、会話が多いわけでもない。
テーマが家族で、核家族の二男くんからすると少し想像しにくいかとは思うけど、そんなに不思議なことが起こるわけでもないし、主人公は同じ年ごろの同性。

いや、さすがに、読める、よね?

問題の方に目を通しても、特に選択肢の問題が気持ちに関するものばかりで、語尾だけで判断のつく、全然迷うこともなさそうなレベル。
事実と反している部分すらもあるし。

…それなのに、私から見ると、あり得ない選択肢が次々に選ばれていく…。

いや、まぁ、気持ちだから、たしかに明示して書いてはいないけれど。
起きたイベント、その後の反応を見たって、それはおかしいでしょ。

…あー、でも、一応、選択肢の〇×によれば、事実に反している部分には×がつけられてはいるな。
ということは、書いていないことが全く理解、というか推理できていないのか。

これは、アレだな。
一番教えにくい部分だな。
「ふつう、こう感じるよね?」の「ふつう」が理解できていないやつだ。

別に、自分がそういう風に感じる必要はないけど、「マジョリティ側はこう考えるだろうな」っていうのが分かっていないのだろう。

んー、一応、長男くんのときに、対策にと考えた本は持ってはいるんだよな。

結局彼は、よくよく確かめてみると、どうやら気持ち自体は大体分かっているっぽかったけど。
もっとも、正直に生きている人間限定で。
つよがりやウソをついてるやつの話はいまだに苦手。

コチラの本には例題も載っているから、「普通はどう感じるかの気持ちを知らない」のかどうかを確認して、もし知らないというのなら、知識として教え込もう。
どういう場面のとき、国語の文章に出てくる登場人物達は、通常どのような気持ちを抱くべきなのか。

そういう典型例や推理の例を知らないのであれば、いくら直前のイベントや直後の行動を読み取っても、気持ちを推理することはできないだろうからな。

しかし、国語は、ホント、すごいな。
算数とは逆の意味で。

なんなら、事実は合ってはいても、時系列が狂っている系の選択肢までが選択されている。
「その時点で、この登場人物はまだこの情報を知らなかったはず」っていうような。
こういうの、選んじゃう子がいるんだな。
国語の問題以外に小説とかマンガとかを合わせても、誤解した覚えなんて全然ないよ。

さて、こちらはどう教えたらいいものか。
まず、ちょっと童話とかから読み合わせでもした方がいいのかな?

うーん。

…いや、この年の瀬に、面白い問題が見つかったもんだな。
変に長男くんのことで悩みすぎなくて、ちょうどいいや。