長男くん小4 夏テ 問題分析

2021年8月25日水曜日

特別講習 問題分析

小4夏期講習テスト 問題分析

2回目となる特別講習テストの問題分析。
テストである以上は良い点を取らせたいし、どこを勉強しておけばよかったのかも知っておきたい。

さすがに、8月も終わりで結果も公開された後なら、未受験の方もいらっしゃらないだろうし。

国語:初見文章x2

文章は基礎、共通、応用の3種全てで初見。
つまり事前対策は実質できない。
ただ、形式はいつもの育テと同じだけど、内容は育テに比べても簡単目かな。
まぁ、テキストの文も簡単だった気がするけど、その同程度かそれよりといった感じ。
一点だけ育テより高難易度の可能性があるとすると、初見の文章x2になるところ。
その条件の上で通常と同程度の文章にしたら平均下がるから、難易度は簡単目にしたのかな?

しかし、変な難易度設定。
設問内容としては、多分基礎より応用の方が簡単。
意図してそう読んだわけでもないけど、全部読むまでもなくあっという間に解答部分が見つかる。
ただ、解答のほとんどが長い記述形式で時間がかかる…。
私の問題分析みたいにプレッシャーのない状況とは違うから、国語というかそういう点で難易度が高い感じ。

あと基礎は一問、変な問題があった。
一文を丸々空欄にして、文章の別の場所と全く同じ一文が入る、というものだけれど。
意味的にいくつかの文はピックアップできるものの、1つの文に決められる感じがしない。

これ、問題を作る方は元の文章見て作るから楽だろうけど、本当に他の文が絶対入れないことが説明できるのだろうか。
必要条件を満たす文はたくさんあるから、設問がおかしい気がする。
まぁ、設問内容を読み飛ばしただけかもしれないけど。

算数:広い範囲からの良問

良い設問だと思う。

広い範囲から学び直し1~学び直し3の簡単目?くらいな問題設定。
夏期テストとしては、図形・規則の練習である特別問題もやれてから受験できる後期側の日程の方が良かったかな。
その点は前半組は多少不利かもしれないけど、内部生ならそこまででもなさそう。

対策は基本的に夏期テキストだけで十分そう。

共通は最後だけ、応用は計算以外で、見たことがない問題の出題。
これらもいい問題だなーと思う。
共通ではちょっと難し目の規則性。
応用では、(1)規則性+図形と混合での難しい問題、(2)図形での難しい問題(二等辺三角形で角度→辺、辺→角度)、(3)集合での難しい問題。

応用の最後のは4年後期で習うやつか。
といっても、習ったところで、この問題に応用できるかは別だけど。
残念ながらこの設問は、解説の方法やどう対策をすればいいかの説明ができない。
長男くんは、半分勘で?たいして考えもなく?1分くらいで解いていたから、まぁいいか。
…むむぅ、パパ、その問題7分くらいかかったんだけど。

ただ、難しいとはいえ、普段の育テに比べれば難易度的には理不尽な感じはあまりしない。
小学生に時間があるかは微妙だけど。

上弦側は発展のテキスト見てないから分からないけど、上弦にしろ下弦にしろこのテストで点がしっかり取れているなら前期の範囲は問題なさそうだし、取れてないところはそのまま弱点だとわかる設問。
全体的に万遍なく出題されていて、復習にはちょうどいいかな。

とりあえず、久しぶりの面白文章題。
ドリルだかなんだかを1日均等のペースで進めていって、何日に終わるか、と。
普通夏休みは8月中に終わるだろうに、9月までかかるような計画を立てなさんなよ。
むしろ、問題を通じて、7月に遊んだら取り返しつかないよ、というメッセージなのかな。
8月後半のテストでその問題を解いても手遅れだけどさ。

社会:簡単

夏期のテキストから見ると、細かい部分の暗記が問われているわけでもなく、少し簡単目かな。
しっかりと暗記できていなかったとしても、設問に複数個ヒントがあるタイプの問題だから、どれかにひっかかれば解答できる。

一方で、その分、設問から正しく情報を読み取れないと厳しいかも。
といっても、文章や資料の量が多いわけでもなく、そんなに難しくはないけれど。

あと、範囲が広いという点はネックか。
問題の内容は簡単なのだけれど。

でも、応用の一部は、知らないとできない問題もあったかな。

対策は夏期テキストで十分そう。

理科:簡単

さほど難しいというほどではないけれど、社会よりは落とし穴が多いか。
というのも、純粋に暗記していたかどうかの設問が多い。
なんとなくで覚えていると出てこないかもしれない。

まぁ、聞かれている内容自体は、学び直し1レベルのとても代表的なことだけれど。
範囲が広いから、さして興味も持てない微生物の名前なんて、出てこなくてもしょうがないかな。

1つ、表を自分で作れというあまり例を見ない出題があったものの、全体的にも問われていることは学び直し1レベルが多いかなと思う。
応用の一部だけ、少し難しいかも?
でも、学び直し3までいっているかなぁというと、違う気がする。

これもやっぱり、対策は夏期テキストで十分そう。

総合:テキストで十分

講習テキストの範囲をやっておけば、問題なく対策可能という感じ。
暗記系の理社でも、前期のテキスト・栄冠を見直さなくてはいけないほどの内容は出題されていない。

算数を除けば、夏期講習のテキストより簡単な問題の出題なので、問題なく点は取れそう。

算数は、テキストと同程度の難易度でどこかで見た問題が出るとはいえ、範囲が広いので、しっかり理解して臨むのが良さそう。
ただ、これだと残念ながら応用問題は、解けないかもしれない。
といっても、長男くんが下弦側のテキストで講習を受けたので、上弦側のテキストには類問が載っていた可能性もあるかな。
…正答率を見ると、やっぱり事前に見たことのある問題ではないかな。

今後への活用

全体的にいつもの育テ・全モに比べれば簡単な気はするけど、まぁそれは推測できたこと。
後出しジャンケンだけどね。

まず、夏期講習の目的が前期の復習、その定着を図るという意図なのだろうから、このテキスト以外の範囲はまず出ないだろうと思った。

あとは、ビジネス面からの考えとして、夏期講習は外部生も受けるだろうから、そこまで難しいものは出ないだろうと思った。
テキストを復習して、それでなお出来ないような問題ばかりを出したら、私ならそんな塾にはいかせない。
なんとなく、必死にテキストを復習する外部生も少なそうだし。

同じ理由で、理社の暗記もそこまで細かいものはおそらく出ないだろうと思った。
だって、外部生でまだ塾行っていないような小4は、ただでさえ算数が大変だろうに、そこまでしっかり暗記できる子は少ないだろうから。

ただ、テストが簡単な一方で、理社では特に、練成問題・作業ノートでは結構難し目のことまでやっている。
これはどういうことか、と考えると。

おそらく、この夏期テキストの練成問題程度の問題は、次回の全モで出るんじゃないだろうか。
というのも、春期講習の社会の問題は、春期講習テストでも出た上、次の全モでも出た。
まぁ、当時は、やった内容が少なすぎて、もう出せる問題がなかっただけかもしれないけどさ。

あとは、特別講習の位置づけ。
国語以外は、今やっていることとあまり関係もなさそうなテーマ。
知識や思考をがっつり勉強するという感じで授業を受けているわけではなさそうだけれど、今後の全モでも何も関係ないなら、こんなテーマ選ぶだろうか?

ということで、次回の全モに向けては、直前にもう一度夏期講習テキストをやっておいた方が良い気がする。
出題されなかったとしても、前期の内容がコンパクトにまとめられていて、使いやすいしね。