昔よりは
その昔、長男くんは、ウソッ!って叫び出したくなるくらいに応用問題が解けなかった。
「どうしてまた、その部分に着目しちゃうの?」という感じ。
これまで日能研の勉強は、あまりそういう問題は出なかったのだけれど。
ついに、その弱点を克服する時が来た。
ウソッ!
とりあえず問題文が読めないのはデフォルトだった。
「内陸県」という条件を読み落として6個だか8個だかの空欄を全部間違えたことも、たしかあった気がする。
今は、問題文はまだそれなりに読んでくる。
しかし、その後の解き方もなかなか手強い。
グラフが出れば、着目するポイントが足りない。
違うところや同じところを洗い出せない。
結果、なんでそこをヒントにしちゃうの?というところから解いていく。
たとえば、この前の社会のテスト、大阪、岐阜、仙台の雨温図を選べ、という問題。
「普通に」考えれば、東北の仙台は気温がちょっと低いはず。
そして地理的に近い大阪と岐阜とで考えれば、大阪は瀬戸内気候に近いのだから、降水量の少ない方でフィニッシュだ。
結局、岐阜なんていう情報は直接使わない。
岐阜が愛知や静岡、三重だったところで解き方は変わらないだろう。
そして、彼の場合。
まさか、だ。
曰く、岐阜は飛騨山脈の近くで内陸だから1月に寒いはず、だそうだ。
夏の気温は?降水量は?濃尾平野のあたりは?
そういった私なら思いつく疑問には蓋をして、初手から間違えて終了。
さぁ、どうやってこの子に、「その考えは『普通』ではない」ことを教えようか?
覚えたことを使え
そんなことをもう1年近くも考え、まずは私自身がどう解いているかを示すのがいいだろうという結論に至った。
そんなに変な解き方はしていないつもりだけど。
まずは、問題文をしっかり読むこと。
何が問われているかと、それ以外の部分。
それ以外の部分は、結局全部ヒントだから。
この読み方は国語と一緒。
いい加減できるだろ?
次に、出てきている資料の内容をよく把握すること。
表なり図なり、まず、解き方だとかは考えずに、ただ書かれている内容を理解する。
違うところや同じところ、変化の仕方に注目しながら、というのが一般的な問題のはず。
そして特に社会だと、問われていることを、習ったことを使って考える。
岐阜の気候とか、そんなに特徴やったことないっしょ。
習ったこと=国語の本文と考えると、分かりやすい、のかもしれない。
あるいは理科だと、問われていることを、自分の知っている問題に変えて考える。
ここでも習ったことは使うのだけれど、たとえばこの前のテストの理科のように、ふりこの長さを求める→おもりの重心の位置がどこかというのを求めればいい、というような。
理科の方は大体、「それで何を出せばいいのか」というのに着目していきそうな気がする。
算数よりは簡単な気がするけど。
どちらも慣れは必要かもしれないけど、なんとなくこんなプロセス。
もちろん、途中で考え方が閃くならそれでいいんだけど。
他にも、場合分けみたいな考え方を使ったりとか、背理法っぽく考えたりとか、自作の表や図を書いたりといった整理もするかもしれないけど。
とりあえずこういうのがオーソドックな考え方で、その考え方をマスターさせたい。
補助輪作戦
さすがに最近は、問題文を読んだり、出てきている資料を把握したりといったことは出来てきているようだ。
しかし、その後はやっぱりいただけない。
特に、理科はまだしも、社会。
問題文から、関連する事柄を思い出すことが出来ていない。
でも、誘導してあげれば、それなりには出来る。
というわけで、時間はかかるけれど、しっかり舗装した道を進めるように軌道修正しながら教えてあげるしかないかなと思っている。
「さぁやれ」と言って解かせていると、明後日の方向にダイブしてしまうから。
始末の悪いことに、自分ではそれなりの理屈を持ったつもりでダイブしているので、一回論破してあげないといけなくなって時間がかかる。
そのあたりの練習にも、ステージVのテキストの問題はこれまでよりも使えそう。
理社の問題を解く際には、私が隣について、変な方向に進まないよう細かくスタートから誘導しつつ、どうしてそこに着目するのかを説明すると、うまくいくのではないだろうか。
自転車と同様、ちょっと上手くいったら手を放すというのを試しながら。
そうすれば、いつか、「なんでこんな考え方が出来なかったんだろう」という風に気付いてくれると、いいなぁ。
あとの問題は、いつやるか。
これまで理社は問題解くのはお任せだったから、余分に時間を取らないといけない。
まぁ、メモチェやらの基礎知識の復習しているときはやらなくていいだろうけど。
うーん、塾の後はロクな時間が取れないし、休みの日か。
朝活でやるというのも難しいだろうし。
幸いなことに、なんか国語と算数はそれなりに自分で勉強できているみたいだから、どっかで上手く時間が取れるといいなぁ。
6年生で本科の授業が始まると、学校と相まって相変わらず時間が足りないなぁ。
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