パパとRISU偏差値リカバリー

2023年1月18日水曜日

塾システム 勉強方法

弱点対処に向けて

人の話を聞くことが幼少時より苦手だった長男くん。
思い返してみて、勉強を見ていて起こる彼との衝突は、ほぼその点だ。

そのための改善策も色々と考えてきたつもりではあるけれど、最終的に、親である私ではダメなのかもしれない。

でも、中受のみならず、彼の人生のことを考えて、どうにか改善、せめてその方向にだけでも進ませてあげたい。

最大の弱点

日能研に通う以前、公文のときから長男くんはそうだった。

分からないというから教えようとすると、私の話の途中で解決案を閃いたときから、人の話を聞かなくなる。

それで解決するなら、まだいい。
結局は理解半分、また説明のやり直しになることも多く、時間のロス。
のみならず、こちらとしても、腹立たしいやら今後が不安やら。

「まずは例題を見よう」「問題文をもう一回読んでみよう」ということが、ホントにホントに出来ない子。

改善を図ってきたものの、正直なところ、焼石に水レベル。
多少の温度低下は見られても、まだまだヤケドするくらいに熱いまま。
折に触れて注意はしつつも、ソコ以外の対処によってこれまで乗り切ってきた感はある。

テスト的には、栄冠学び直し3までの範囲が完璧に、余裕ができるくらいの時間で解ければ、残りの応用問題で1/3程度の正答率での解答を目指す、というような作戦。

その作戦の完遂のため、長男くんは並々ならぬ努力をしてきた。

しかし、その難易度の問題対策は努力で出来ても、「習ったことを使ってその場で考える」という点において、「問題文を誤解しやすい」なんていう弱みがあっては応用が安定して解けるようにはならない。

全教科で応用演習が中心になっていく6年生のカリキュラムが始まる前に、できれば今よりも改善を促したい。

それに、「問題文を誤解しない」「人の話をしっかり聞く」といったインプットのスキルは、人間関係の構築でも重要。

「人の話をしっかり聞けない生徒」というのは、中学での部活のシーンを思い浮かべると、親としては、なんとしても今のうちに、という気持ちになる。

私からだとダメかもしれない

しかし、コレだけは、私がいくら注意しても直らないかもしれない。

まず、本人に、致命的な弱点なのだという自覚を持っているように思えない。
本人としてはむしろ、大体の問題が解ける程度には出来ていると思っている。

たしかに、「問題文が読めていない」で失敗するのも、10問あれば1問か2問。
解ける方が多数派だ。
しかし、その1問か2問が「落としてはいけないレベルの問題だ」ということに本人が気づけていない。

そして、こういうミスを私の前でしたところで、大して悪いことだとも思っていない。
それは、経緯を考えれば、まぁそうだ。

「ほとんどの問題が全然分からない」という状態から面倒を見てきて、いまさら分からない問題があったところで恥ずかしくもないだろう。
むしろ、「間違えてはしまったけど、分からなくはない。次やれば解けるからパパに聞くまででもない」くらいの、どちらかと言えば+寄りの感触。

家族だから親愛の情は前提としてあるし、こういうミスをしないように気をつけようとするような緊張感は、残念ながら私が見ている前では、彼は持てないのかもしれない。

第三者のチカラを

この時期を中受に向けた最後の改善機会と考えて、思育テを使って問題文をしっかり読む練習は晩秋から考えていたものの、その効果は未知数。

しばらく経たないと分からないけれど、まったく響かない結果になってしまう可能性もある。

もう、ホントにずっとこの点は問題意識を持っていたので、なんかいい対策はないのかなぁと検索していると、面白いサービスを見つけた。


なるほど、外注か。

親の私からでは効果がなく、集団授業形式の日能研では修正が期待できない部分、というのなら、個別での対応もアリ、か。

正直、大学時代に個別の補習塾でバイトをしていた経験から、ただ勉強を教えるための補習塾に行かせるのは抵抗があったのだけれど、どうやらこちらのサービスはコーチングをしてくれるらしい。

つまり、勉強だけでなく、勉強のやり方自体を教えてくれるのだろう。

まさに長男くん!みたいな体験談もある。
わが子はアドバイスを聞かず、幼少期から手を焼いておりました。RISU偏差値リカバリーは毎回同じ先生が教えてくださるので、通塾してすぐにわが子の欠点を見抜き、自論を進める前にまずは先生の解き方を聞くといったわが子とのルールを作って下さいました
長年、彼の為にも聞き入れる事をして欲しかったのですが、それをRISUの先生が気付き、導いてくださいました
どちらかというと高学年ではなく低学年向けのサービスのようだけれど、高学年の指導実績もあるし、長男くんのこの特徴はむしろ低学年っぽい感じなわけだし、対応可能のようだ。

成績分析もしてくれる

コーチングのみならず、現状の成績分析をして、成績改善案を立ててくれる。


主に指導は3つのステップで進むようだ。
個別指導に向けてカスタマイズされたカリキュラムになるらしい。

つまり、勉強を教えるというよりは、やはり目的は成績アップなのだろう。

それは、集団塾との併用にものすごく相性がいいと思う。

というのも、よほど特異な事情がなければ、本当に成績アップにつながるような、結果にコミットする施策について、日能研で相談するのは難しいと思う。
日能研の場合、進路担当というか相談担当というかのスタッフはいても、その人が直接勉強を見てくれるというわけではないようだし。

通塾開始時、算数の授業で学び直し1が全然分からない程度で帰ってくる上に、苦手意識も持ちつつあった長男くんへのアドバイスは、「授業が分かるために予習してもいい」「まずは栄冠徹底」だった。

でも、栄冠も本科も、親の方だって予習なしに教えられるほど例題があるわけじゃないし、ましてや理解度の低い子ども一人では出来ないレベルの勉強方法だと思う。

その後の相談でも、学習案についての満足度は70%というところ。
進むべき方向は理解できるものの、最後の最後、具体的にどう踏み出せばいいかが分からない。
どんな問題を、どんな風に解かせればいいか、教えればいいのかは、自分で詰める必要があった。

長男くんの成績が、キープか改善を続けてきたこれまでは、その点での私の判断も捨てたものではなかったのだろうけど。
効果があるかは正直ドキドキだったし、これからどうなるかは全然分からない。
すでに何かを見過ごしているかもしれないと思うと、不安で夜も眠れない。

まぁ、だからこそ伴走が面白いとも言えるのだけれど。

ただ、日能研のカリキュラムには私は全幅の信頼を置いている。
そのカリキュラムを、長男くんが具体的にどうこなしていけばいいのかという点で、もっと長男くん向けにカスタマイズされた情報が日能研からもらえたらいいのにな、というだけで。

この「RISU偏差値リカバリー」は、その個別最適化の部分を埋めてくれそうで、教材・カリキュラムを提供してくれる集団塾との相性は良さそうに思う。

特に長男くんのように、「やる気はあるのだけれど特別な理由で勉強が分からない」というような場合。
「人の話を最後まで聞こうね」「問題文はしっかり読もうね」といった「勉強の仕方で指導して欲しい」っていうようなお願い、一般的な個人塾相手じゃあ難しそうだし。

気になるお値段

入会金5万5千円+今なら初回カウンセリング特典で月9万9千円

…まぁ、安くはないな。
初回授業から30日間で満足できなかったら全額返金サービスというのがあるから、品質には自信があるのだろうけど。

とはいえ、塾に行かせていると年間では百万に近い方の数十万になるので、期待する効果が得られていないなら、短期間使って軌道に乗せる目的、というのはアリな金額かな?

もし1ヶ月予定の15万円で、あの長男くんが人の話を聞けるようになる、少なくとも改善が見られるというのであれば、払っても惜しくはないくらいには悩んでいる。

どこかの中学に入れたとしても、楽しみにしていた部活に行って先輩の話を聞けずにいきなり総スカン、なんて嫌すぎる将来像だし。
といって、私と勉強しているときにはそういう風な態度も見られてしまうから、ホントに結構不安…。