テストはともかく
先週末にあったテストは反省も終わり。
また勉強を続けていってくれればいい。
でも実は、勉強よりも早急に解決したい事案がある。
人の話を聞け
正直だめかもしんない。
それっくらい、上の空になってしまう。
学校の宿題があっても、知らないと答えてしまうとか。
隣の席に人がいたかどうか聞いても、分からないと答えてしまうとか。
悪気は別にない。
ただ純粋に、知らないし分からないのだろう。
しかし、だからといって、改善しないといけないことには疑いもなく。
どこの中学に行ったって、先生の話がまともに聞けない、では支障が出るだろう。
部活も何かして欲しいけど、先輩の話が聞けない、というのでも。
そういう経験を積んで、あるいは、成長する時間の中で、改善されていく面はあると思う。
ただ、それじゃあ親の精神衛生上よろしくない。
長男くんと言い合いになるときというのは、たいてい、こちらが説明している途中で別のことを考えていて、理解できないか、「分かった!」といって解き始めるか。
最近は後者が多い。
理解できない、というときは、答えを教えて数値替え問題を出すようにしたから。
「結果、分かったならいいじゃん」という気もするけど、コレをやられると、ひっじょー!に腹立たしい。
例えば図形、弧の長さを出すような問題だとして、「公式の円周率×直径×中心角/360を使えば解けるだろ?そういう風に、弧を求める問題では、中心角をしっかり確認することが重要だぞ」と解説するとする。
そのときの「そういう風に、弧を求める問題では、」のあたりで「分かった!」となる。
まぁ、そりゃそうだろうよ。
前半で答え言ってんだからさ。
でもさ、オレ、まだしゃべってんでしょ???
で、次の学び直し3あたりで、またハマるわけだ。
中心角を導出してから弧を計算するような問題で。
だから、単にそこの問題だけに限らず難しくなっても解けるようにって、てめーが寝てる間に先に栄冠と本科を一通り見て説明の仕方考えてんだから、人の話を最後まで聞けー!
で、私がふてくされるわけだ。
話を聞けないなら、自分でやれ、と。
分からない問題があれば、その問題の解法と答えだけは教えてやるから、と。
そして、長男くんが泣き出すわけだ。
パパと一緒にやる、と。
まぁ、本気で時間がないときはこちらがグッとこらえるけれど。
育テ前の金曜とか。
でも、これを許容するのは、きっと本人のためにならない。
改善案を考える
とはいえ、衝突する暇もないし、これから暇はどんどん減るし、なにより嫌な気分にもなる。
「何度も何度も同じことを繰り返すのは、賢いもののすることではない。」と、誰か偉い人が言っていた気もする。
DIO様だったかな?
勉強する気にはなっているのだし、悩んでいた問題が閃いて解けたからこその行動。
それは、分かる。
分からないから聞くとはいえ、できれば自分で解きたい。
それも、分かる。
ぶっちゃけ、20~30年前に、身に覚えもある。
しかし、説明するこちらの方も、まず問題を解決できる解法を示して理解させてから、いかにその解法を使いこなすかという核を話そうというところ。
自己満足というより、まさに応用問題に向けたまとめこそを聞き逃すという愚行を看過できない。
しかし、『「人の話を聞け」という風に言われても改善が見られない』というなら、それはこの状況を解決する責務はこちらにあるのだろう。
悪い状況を放置する方が問題だ。
ということで、少し相談して考えてみた。
廃案たち
まず、パパが話すときは目を見て聞こうか。
これは早々にダメだった。
そもそも「目を見る」のを忘れる。
こちらも、話始めるときに目を見ろと言うのを忘れる。
さらに、問題の説明をするときに、「問題文のココを見ろ」とか言ってしまう。
勉強のときにこの方法はダメだった。
では、相手の言ったことを頭の中で反復してみるか。
これも、全然ダメだった。
道徳的な話ならともかく、勉強の話では理解が遅れる。
ただでさえ私は話すのが速いのに、これをしていると頭がパンクして、全然理解が追い付かないようだ。
うーん、要は、「今は説明中なんだから、人の話を全力で聞け」という状態なのだと分かればいいのだけれど。
例えるなら、クイズの早押しのように。
問題を聞くフェイズと、答えるフェイズとが明確に分かれるように。
ないなら作れ
ということで、パトランプ的なものが売ってないかを探してみた。
が、残念、結果的にはなかった。
あっても、でかい。求めてないサイズ。
スイッチを押したらしばらく光るような感じでいいんだけどな。
目覚まし時計のライトみたいに。
でも、押しっぱなしでライトオンではなく、一度押すことでオンオフは切り替えたい。
イマイチ見つからないので、次に探したのは卓球とかバスケとかの得点パネルみたいな感じのもの。
ペラっとめくるような。
あーいう、三角柱型で机の上に立って、確認しやすそうなやつ。
でも、ヨドバシで検索してもヒットするのは得点ボードとかばかり。
まぁ、そりゃそうだ。
それで検索してんだから。
それが出てこなかったらむしろクレームものだ。
他の検索方法も分からない。
といったあたりで妻にも相談してみるものの、あまりピンと来ないみたいだ。
でも、「厚紙とか折り紙で作ったら?」と。
しゃーない、作るか。
工作、苦手なんだけどな。
爆誕
それで出来上がってしまったのが、なんということでしょう、こちらです。
通常時
状況はグリーン、ということで、青信号。
どんどん進んでいい状態。
匠の技で、画像後方に貼り付けているのは、トイレットペーパーの芯。
そして、ひとたび説明が始まると、そのトイレットペーパーの芯を使って。
説明時
赤信号、止まれです。
下書きしないとまずいかな?と思いながら書いていたら、「明」の字がゲシュタルト崩壊して「日」が小っちゃくなった。
やっべ、って思ってたら、「中」の書き出しをその「日」に合わせてしまった。
でも大丈夫、全部書き終わったときには、どうでも良くなっていたから。
後は、適当なところに、匠の試作一号を張り付けてっと。
妻に「目立たない」と一蹴されたものを再利用。
サステナブルー。
まぁ、「実物がどうか」というよりは、「責任を細分化した」とでもカッコよく言ってみる。
コレの状態を変えるのは、長男くんではなく私。
なので、もし「説明中」に変えるのを忘れようものなら、とてもじゃないけど怒れないだろう。
多分、私はそういう人間。
で、どうでも良さげかなって話は、多分めんどくさくなって状態を変えなくなる。
そこが大事なところで、「人の話を聞けない」長男くんに人の話の聞き方を学んで欲しい。
四六時中、大事なことだけ言っているなんてことはあり得なくて、10話していて本当に聞いて欲しいことなんて、そのうちの1か2。
で、きっと、それが判断できないから聞いてられない、っていう部分もあると思う。
「いいか、今から言うことは絶対に聞けよ?」とか前置きすれば聞けることの方が多いから。
おそらく、話を聞いていればなんとなく分かりそうなそういうところを、感じ取れないのだろう。
空気を読めない、とでも言うべきか。
だから強制的に、「今から大事な話をしますよ」「まだ終わってませんよ」と示してあげれば、段々「人の話が聞ける」「人の話が聞けている」という状態に慣れていってくれるのではないだろうか。
まぁ、そんなうまくはいかないかもしれないけど、試してみてダメだったらまた考えようか。
まとめ
人の話を聞けない長男くんのために、工作してみた。
ちょっと失敗したところもあるけど、使えそう?
これで人の話を聞けるようになるといいな。
…彼が私の話を聞けないのは、私の話し方と内容に問題があるのかもしれない?
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