長男くんと算数の応用問題への取り組み

2022年7月14日木曜日

算数 生活 勉強方法

前期最後の授業

今日で前期の授業は終わり。
全モに引き続き、通常授業的には長男くんの中受が半分終わったことになる。

よくがんばったものだなー。

帰宅後

いつも算数の帰り道はどんな問題を解いただのというのを興奮しながら話してくれる。

大体において何を言っているのかわからないことが多いのだけれど、まぁ、雰囲気。

あまつさえ、昨日はついに、帰って一休みしてからおもむろに勉強しだしだ。
解いてみたいと思う問題があるらしい。

んー、10時回ったら寝かせるようにしていたけど、それも4年の最後から。
半年経って生活にも慣れている今、無理に寝かせる必要はないか。
朝は6時半起きだから、…30分延びたって7時間半寝ていれば十分だろう。

気が済むまで解いていって、惜しいところで間違えてはいたけれど、解法自体はどれも合っていた。
おー、どうやら本当に図形は得意で、好きなようだな。

しかし、入塾当初からは見違えたな。
大体どの教科でも通塾を嫌がっていたんだけど、それなりに抵抗の薄れた3科目に比べて、算数だけは3月中旬くらいまでずっと嫌がっていた。

分からない授業は、つまらなくて、無駄にアセるようなものだったんだろうな。

それが、3コマ終わって、帰った後でまで勉強か。
良い授業を受けているのか、問題がちょうどいいのか、両方か。
特に図形は好循環に入っているようだな。

…なら、活かさない手はないな。

比にしても、問題集の順番を変えて文章題より先に図形からやるつもりだったけど、他の応用問題もまず図形を主体に据えるべきだったかもしれない。
解いているうちに運よくレベルアップでもしてくれたら、他の応用問題への攻撃力も上がるかも?

応用対策

その図形を見ていると、少し応用対策、見えてきた気がする、かもしれない。

年のせいか、国語力の不足か、その原因は分からないけど、とにかく文章題、推理、見たことのない規則、といった問題が弱い。

情報を整理して解答につながる発想をするのが出来ていない。

ただ、責めるのは酷だと思う。
私の方は、オトナの処理力で力まかせに解くか、「あぁここ聞きたいのね」みたいなのが分かるか、過去の経験からの類推で解けるに過ぎないのだろう。

今のところ、そのどれもがない長男くんには解けない。

でも、図形は違う。

見るべきポイントを変えてひたすら基礎知識を試していくのも、ポイントが少ないからか、出来ている。
15度、30度、45度、60度、90度、足して180度といった角度がどれくらい特別かが分かってきた。
そうして取り組んだ問題が、段々経験になっていっている。

そんな好循環。

で、じゃあ苦手な方はどうしよう?
結局、基礎固めなのか?というと、これはもう彼の場合Noだ。

学び直し3までははっきり言って、どの単元だろうと大して差がない。
前回の全モの前に、前期全単元の学び直し3をやったけど、どの単元でも大体即答だった。
それだけ出来て、どうしてこの問題が解けないのだろうと不思議になることがあるけど、それがまだ子どもゆえのアンバランスなのか。

頭の中でうっすらとでも一般化が出来ていないから、「ここまでで見れば基礎問」みたいな考え方ができていない、のかな?
結局、問題が読めていない、に帰着してしまうのかもしれない。

これが「偏差値58の壁」なのか。
長男くんはいつも数ポイントだけ上の偏差値を取ってくるけど、それは「異常に計算ミスをしない」というスキルによるもの。

手が出る問題が少なく、解ける問題だけでも解かないとひどいことになる下弦時代に、徹底して見直しするようになったからなー。

しかし、うーん、どうにかして、図形以外の分野も次のステージに行かせてあげたい。
そうすれば、図形と同じく、解くのが面白くなって勝手に勉強しだすはずだ。

そういえば、割合も結構得意みたいだと言っていたっけ。
たしかに、百分率も得意だったな。

図形に割合、か。
共通点は?

分野から解く?

うーん、どっちも、果てしなく単元が分かりやすいな。

「に対する」とか割合の表現、分数や歩合、%が出たら、それはもう割合だ。
図形なんて、図が出てきて面積や長さ、角度やらを出せと言われたら、確実に平面図形だ。

…もしかしてだけど。
彼、解くときに、これはどういう解法を使う問題か、という切り口で一切考えていないのか?

たしかに、これは、今までは非推奨、というか禁止してきた解き方だ。
「差集め算の単元だから、で差集め算を使い出すのは止めなさい」と。

とはいえ、普通、問題が分からなければ「えっと、最近習った差集め算を使うとすると、これが足りないからー」みたいなことも考えるだろう。

いや、そこを「普通」というのは違うか。
そういう勉強をするなと、強めに否定してきたのは私だ。

あくまで、問題文だけから解法を判断できるように勉強しろ、と。
しかし、大人に近い18歳とは、抽象化する論理力の点ではまだ桁違いだろう。

最近得意な図形にしても、結局「ここが分かっているからXXXを使う」という感じでは解いていない。
見た瞬間に「XXXを使えば解ける」だけが分かっている感じ。
「なんでXXXを使えば解けるって分かるの?」と聞くと大体詰まる。

そういう状況で、「文章にこう書いてあるからXXXを使う」という解き方は遠回りすぎるのかもしれない。

夏期講習にも入っている文章題単元では、ちょっとそうやって、「問題文のどこが大事だと思う?」ではなくて、「何算つかえば解けると思う?」と声がけしてみよう。
理由は置いておいて、「解ければ正義」な解き方で考えさせるように誘導してみるか。