長男くんと前期最後の全モへの対策

2022年6月24日金曜日

国語 算数 社会

全モに向けて

今日はなんだか帰りが早いらしい。

へー。
たっぷり勉強できそうだね。

あぁ、「たっぷり」ってどれくらいかって?
ごめんごめん、パパとしたことが、物事は正確に言わないとね。

国語

まぁ、まずは国語。

直前にやってもしょうがないよ。
範囲も分からないし。

一応読書ツールは見ておこうか。

あと、短くていいから、文を読んでおきな。
んー、学び直しの1が2問編成になっているから、そのうちの片方だけでもいいよ。

短くてもいい、何の文章でもいいから、毎日、「しっかり」読むことが大切だからね。

はーい、終わりー。

え?「たっぷり」じゃないって?

そうだねぇ。
バランスはとらないといけないからねぇ。

算数

じゃあ、まずは今週の復習だね。
本科は時間かかるから今日はいいや。栄冠だけね。

うーん、割合は結構難しいなぁ。

分子に来るやつで迷うことはあまりない気がするけど、分母に来るのが何かをしっかり問題文から判断しないと間違うよ?
分母注意だね。

つっかえつっかえだったけど、とりあえず終わりー。
お疲れさまー。

ちょっと時間がかかったけど、初めて習う分野だからしょうがないよ。

算数その2

さぁ。

準備運動はいいかな?
そろそろ全モ対策の算数を始めていこうか?

「おっけー。なにやるの?」

んー?
んー、と。

5年の栄冠、ね。

大問5,6向けの演習はもう今更じたばたしてもどうしようもないだろうけど、学び直し3クラスの問題を幅広く復習しておいた方がいいよ。
大問1~4までの対策になるからね。

しっかり解かなくていいよ、解法が分かれば飛ばしていい。
解法が分からなかったら解いた方がいいけど。

ということで何単元分あったか分からないけど、全部やり切っていた。
すごーい。

元々得意げな図形はほとんどつっかえていなかった。
図形は、小学生的な問題ではもう私とタメを張るかもしれない。

特殊算は、育テの応用に出た、比を使って平均を使うのは間違えていたけど、あれは比に慣れないと厳しそうだからなー。
まだ分かっていなさそうだったけど、まぁ、しょうがないか。

倍数や約数はそこそこ分からないのがありそうだった。
でも、以前のときに3,4回やっても分からずテストでも間違えた問題が、ヒントがあれば自分で解けるようになっていた。
地力も成長しているみたいで、なによりだ。

しっかし、2時間くらいで一通り終わるもんだな。
えーと?8回テストを受けたから?16単元?
最初の方には復習するまでもない計算問題とかもあるけど、すげー。

社会

算数が終わったところで夕ご飯。

ふー、お疲れさまー。

じゃ、ご飯食べ終わったら社会ね?
ご飯食べ終わったら、普段は勉強するのイヤだろうけど。

しょうがないよ、明日は全モだもの。
育テだったら終わりで良かったんだけどさ。

「んー、嫌だけどやるよー。全モだからしょうがないかー」

おぅ。良いココロがけだな。

で、社会の復習はこれからメモチェを使います。
情報は多分こっちの方がまとまっているし、多いからね。
問題は一問一答だけど、明日の課題は「知識問を落とさないこと」だから。

「わかったー。で、どこやるの?」

んー?
んー、と。

あ、間違えた。
ごめんごめん、半分はまだ習ってない歴史だからさ。

地理の分で、全部だ。
36回分。
あ、もちろん、習ってないところは飛ばしていいよ。

ということでスタート!

…ふむふむ、結構覚えてはいるけど、答えるのが甘いなぁ。
慌てているのか何なのか分からないけど、一問一答中のヒントを見落として間違えるケースが多い。

いいかい、頭から読んでいって分からないときがあっても、焦るな。
国語と一緒で、空欄の前と後ろを見て答えるんだ。
後ろにもヒントがあることはあるんだから。

しかし、想像していたよりも、よく覚えているなー。
とりあえず知識は忘れないようにさせておきたい。

結局、まだあまりしっかり習っていないところは説明読んだだけで問題を飛ばし気味にしたりしたけれど、最初の日本全体の地理や最後の地方ごとの内容はかっちりやらせて終了。

いやー、2時間くらいでできるもんだなー。
一問一答は隣に答え合わせの補助がいた方が速く進むだろうとサポートしてあげたけど。

まとめ

そんなわけで、全モに向けて時間があるということだったので、割と無茶な復習をさせてみた。

算数5年分と地理を全部。
明日はテスト前に理科をやる予定。

といっても、メモチェ的には理科はまだ対象部分が社会よりもずっと少ない。
さほど疲れることもなく出来るだろう。

今回、こういう、一見無理めなことをやらせたのには、3つ理由がある。

まず1つ目。
「全部復習」って、やり方次第では意外と時間がかからないので実力試験の前には効果的だと思う。

算数であれば、解法がすんなり出てくるのであれば、実際に計算しなければ相当時短になる。
もちろん、計算は計算でしっかり練習しておくのと、8割方は理解できているという前提ではあるけれど。

テストでは気味の悪いほど計算ミスをしない長男くんだから、分かり切っている問題の計算問題までをやらせるのは時間がもったいない。
ちょっと不安はあったけど、算数なら育テの結果から8割はイケるだろうと考えて成功だったらしい。

社会は、もともと計算だの理解だのというのが少ない科目なので、より分かりやすい。
暗記フェイズがほぼ終わっている単元なら、いきなり問題からやって確認で十分。
メモリーチェックは文字通り暗記のチェックなので、覚えていれば解ける。

それに、こうやると、1単元ずつ細切れで勉強していると気づかない単元間のつながりにも気づけるものだし。

2つ目の理由は、こういう勉強の仕方を教えるため。

理解するためにやる勉強と、確認にフォーカスを当てた勉強は、やり方が違う。

中受ももうすぐ折り返し地点、徐々に「出来ていたことを確認する」というのも増えていくはず。
特に理社で。

「確認する」というのはただでさえ面倒でやる気も起きないものだけれど、時間を短く区切ってやれば効果的。
どうせ確認なんだから、理解するときとは違って、そんなに構えてやる必要はない。
隙間時間の10分とかでも十分。

だって、今日の2時間で地理全部終わったでしょう?
例えばいつもYouTube見る1日30分でメモチェを見るようにしたら、1週間もあると大体地理が1周終わるってことになる。
1日10分だとしたって3週間で終わる。

というと、「たしかに!」と素直な長男くん。
…大分問題飛ばしたところもあるから、本当はもう少しかかるだろうけどね。

だからメモチェやれとは言わないけど、ダラダラする時間が実はそういうことにも使えるということを自覚して、それでもダラけるなら思いっきりダラダラして欲しい。
何をするにしても、時間を有効に使って欲しい。
ただでさえ忙しい小学生なんだから。

なんか時々やってる、目を開けて息しているだけ、みたいなのは、やめてくれないかな。

そして3つ目は、テスト勉強の達成感を与えるため。

明日は全モということで、志望校に向けた本人のモチベが今は高いから、こんな無茶目でも長男くんはノってくるだろうと思った。

「全部を一気にやった」というのは、それはそれで達成感があるもの。
社会が終わった瞬間、意味もなく抱き合ったし。

今まではテストといっても私に言われた決められたことをやれば終わり、という感じだったけど、「テスト前というのは遊ぶことはいったん置いておいて出来る限り勉強するもの」だと学んで欲しい。

テストのために精一杯頑張るというのも案外悪くない、と思えるように。
テスト前くらいじゃないと、それくらいのやる気は出ないだろうけど。

まぁ、そうは言っても、テスト結果が急に良くなるようなことはないだろうな。

残念なことに、なぞなぞ的な頭の使い方というか、「普通テストではこうするよね」なことがまだ弱いので、信じられない誤解や空欄を作ってきそうだ。

中受までに間に合うにしろ間に合わないにしろ、徐々に年齢で改善されていく余地はあると期待して、せめて知識は忘れないようにサポートしてあげよう。