聖光攻略
興味本位で見ている過去問と、そこから考える、ボクのかんがえたさいきょうの攻略方法。
第一弾は宣言通り、聖光学院。
パパとテスト対策 入試編
過去問の分析から今の勉強の確認。あと、次の記事の予定。
配点と目標点
国算150点、理社100点の日能研スタイル。
合格点は幅があるけど、大体340点を取れば合格かな。
最近は、ちょっと難化も見られるようだけど。
目標点を考えていくにあたっての特徴として、合格最低点が高いことが挙げられる。
これじゃあ、作戦は限られるな。
どの教科も万遍なく取れないと、受からないだろう。
おおよそどの科目も7割目標、ってところかな。
細かく見ると、国算で100点ずつの200点、理社で70点ずつの140点って感じ。
その目標点で、科目別に見ていくと。
国語
トップバッターの国語は、残念ながら難易度がよくわからない。
試しに数年分解いてみたところ、さすがに?私は満点近く取れた、と思う。
記述の採点がよっぽど辛かったとしても、さほど要素は外していないつもり。
これは、小学生には難しいのだろうか?
印象としては、選択肢と記述が多くて、抜き出しは見当たらないかな?
選択肢では5択の場合も多いから、偶然に頼るのは厳しいけれど、消去法で消せるのも結構ある感じ。
んー、そこまで難解なテーマだという気もしないから、日能研で読解力つけていけば対応できそう?
感覚的には、普段の全モ+少し文が難しくなったくらい。
難易度については一年半後ということを考えれば妥当に思える程度。
判定、甘いのかな?
でも、日能研でもらった難易度分析でもさほど難度は高くない。
なんなら、100点を超えて、少し貯金が期待できるかも?
算数
異様に難しい。
私がまだ判断つかないだけかもしれないけど、典型問題じゃないです感がハンパない。
全モのラス前とオーラスの問題が並んでいる感じ。
とはいえ、典型問題ではないというだけで、解いてみればさすがに私にはそれなりに解けた。
紙と鉛筆も使ったガチモードだったけど。
これで「それなり」というのが恐ろしい。
確かに難しいけど、配点を見ていくと「100点を取る」というのは、決して不可能ではないように思う。
簡単に考えると、比較的簡単目な大問1、2は完答して、その後の大問では最後の設問は解かなくていい。
その分の時間を他の問題に全振りすれば、少し難易度は下げられそうだ。
もっとも、最後の設問でない途中の問題でも、算数オプションから類推する正答率は20%いかないんじゃないかなってレベル。
それが全部取れないと厳しいっていうのは、相当ムズイ。
普段の勉強としては、方針が2つ。
ひとつは、算数で足を引っ張らないように取る作戦。
これなら、日能研の勉強で対応できそうだ。
もうひとつは、いっそ算数で差をつけに行くためにガリガリやる作戦。
こちらは、今の長男くんが受けている授業からでは、対応が難しそうだ。
演習量が、足りない。
難関校特訓とかでは、演習が増えるのだろうか。
こちらの作戦の方が合格確率は上げられそうだし、他の学校にも応用がききそうだけれど。
社会
答えの用語だけ見るとそんな難しい感じもしないのだけれど、聞かれ方を見ると、相当細かい知識が問われていた。
選択肢問題でも同様で、中学で歴史を学んだ程度の私では、消去法でかろうじて1つ消すのが精いっぱいくらい。
コレ、聖光を受ける人には常識なの…?
あとは時事問題でも、え、そんなとこ聞くの?な問題もあった。
聞き覚えがある事柄でも、そこまで覚えてませんがな。
マ?
と思って平均点を見ると、結構低い年もある。
難しいんだな、これは。
というわけで、はっきり言って捨て問レベルがかなりある。
その一部が解けるか、時事問題で対応できるか、が起きないと70点は厳しいかも。
どちらも今レベルのテキスト使っての勉強では対応が厳しいけれど、6年の夏以降の演習でどこまで伸ばせるか、かな。
理科
こちらは社会と打って変わって、さほどな感じ。
いや、十分難しいことは難しいのだけれど、R4偏差値60程度の他の学校とそんなに難易度が違う感じはなかった。
え、ホント?間違ってないよね、オレ?
と思って一応日能研の資料を確認したけれど、平均難易度だとかも変わらなかったから、どうやらマジっぽい。
なので、こちらは十分70点は可能、なはず。
ただ、生物などでやたら細かい生き物がピンポイントで聞かれることがあるっぽい。
社会ほど難易度は高くなさそうとはいえ、R4偏差値60程度の学校を見ているときでも、理科はどうやって応用を伸ばしていくのかはよく分からない。
これも、6年の夏以降で一気に応用力をつけていくのかなぁ。
まぁ、それほど聖光に特化した対策が必要だとは感じなかった。
全教科で補正
振り返って全教科の目標点を補正。
総合で340点が目標。
基本は国算で100点ずつ、理社で70点ずつ。
補正として、国語で10~20点の貯金ができれば、その分、算数か社会で楽になる。
仮に20点の貯金ができ、算数で100点なら社会は50点でいい。
いくら社会が難しくても、その達成は難しくない、はず。
反対に社会が70点イケれば、算数が80点でいい。
正直それでも取れるかは微妙な感じがあるけど。
それに、合格者平均点を見るに、これくらいは取れないと入ってからがしんどい、のかな?
理科は70点目標としても、うまくいけば貯金できるかもしれない。
でも、理科で貯金できそうな年は合格者最低点も上がりそうだから、あまりアテにはならないかな。
そんな感じの目標点。
で、結局現時点としては、あえて特別なことをやる必要も感じないけど、算数は難しい問題に慣れていくための演習を若干増やした方が良さげ。
この入試のレベルだと、算数のオプションでも練習になる問題数が減るので、あれだけじゃ足りなそう。
理社はまぁ、今は基礎固めかな。
長男くんのご要望
あくまで私が受験生だったらの観点で考えては見たものの、率直に言って聖光の攻略は難易度が高かった。
やっぱり、合格最低点も難易度も高い場合は、作戦が限られてしまう。
ぶっちゃけた話、こういう攻略方法考えるのが趣味でも、やりたくなくなるくらいだった。
長男くんがやれやれとうるさいものだから、選んだけど。
なーんか、本人気に入っちゃってんだよなー。
親が考えている校風とは、ちょっと違うんじゃないかと思っているというのもあるけど。
なによりも、成績の観点から相当厳しいと言わざるを得ない。
…まぁ、今の成績は、否定する理由ではないか。
端から見れば、志望校っていうのは現状の成績を加味したくなるけど。
行きたい学校があって、そこを目指すために頑張るというのが学校見学の本来の意図なのだとすれば、志望校の設定に対して現状の成績は関係ない、か。
本人にとっては。
難関校に行くにあたって、一番高い壁なのは、「そこを目指す」っていう切っ掛けだと思うし。
実は、このブログのタイトルを「蛍雪の功」にしたのもそういう理由。
故事成語の意味としては「苦労して勉強すること、その成果」だけれど。
私は少し違う願いも息子達に込めている。
「目標を立てて、苦労してでもそこに向かって頑張る」なんていうことは、取り立てて難しいわけではない、と私は思っている。
子どもはともかく、大人には当然求められることだし。
達成したいのが自分の望みなのであれば、一時的には苦労を厭わないくらいのモチベーションも沸くだろう。
私がこの故事成語を好きなのは、「蛍やら雪やらの光を使ってまで頑張らなければいけないことを目指した」という点。
フツー、そんなことまでしなければいけないことは、きっと目標にできない。
でも、大きく成長するためには、そういう目標だって必要だと思う。
「どうにか自分が目標を達成できるようにする」ための作戦立案。
「厳しい道でもやりぬいていく」ための覚悟。
そして、「がんばったって出来ないかもしれない」ことに挑戦していく勇気。
「がんばれば出来るだろ」レベルの目標を達成していくというのも成功体験のためには大事だけれど、私は息子達にそういった特性を養ってほしい。
だから、まぁ、どこまで本気なのかもいつまで続くのかも知らないけど、応援するか。
…今まで、「長男くん熱望校」だのなんだのと、進路についての明記はひたすら避けてきたんだけどな…。
文化祭の記事書いたときに、日程から明らかだしどうせ目指すことはないからと、聖光については学校名を出す方針にしてしまって失敗だったかもしれない。
まぁ、いいか。
もっとも、1年半あっても、合格の可能性が生まれるくらいまでの成績に達するとは考えにくいし、どういう勉強させればいいのか見当もつかない。
それでも、目指すだけなら気持ちの問題だし、トップを目指すというのもいい経験になるだろう。
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