日能研の育テ対策(長男くん小4終了時)

2022年2月12日土曜日

育成テスト 勉強方法

育テ対策の勉強


引き続き、育テに関しても、自分が一年前に知りたかったことをまとめてみよう。
この一年で随分長男くんが成長したので、来年の二男くんのときには育テの勉強のさせ方を忘れてしまっているかもしれないし。


長男くんの成績

長男くんは下弦からスタート。
後期からのタイミングで上弦になった。
(ウチの校舎は2クラスしかないクラス構成)

そこからはミスター平均点。

育テ全般の対策

範囲は前回の育テから、国算2回分、理社1回分。
というか、テキストに日程と一緒に書いてある。

基本的にはこの範囲をひたすらやれば対策になる。
長男くんは、大体翌日に1回、通塾のない日に1回、テストのない土日に1回、テスト直前に口頭確認っていう感じだった。

あとは、テストの解き方が全然掴めていなかったので、そういう対策を徐々にしていった。
時計を見るとか、時間配分とか、見直しとか。

特に見直しは、ミスの防止、得点の安定化に必須だとは思うけど、小4にさぁやっとけと言っても通じない。

半分の時間で解けるなら何も考えずにもう一度全問解き直せばいいけど、どの科目もそこまで時間は余らない。
なので、不器用な長男くんには、どれくらい時間があるときはどう見直しするか、結構特訓した。というか特訓中。

特に、分からない問題があるときでも、簡単な問題を落とさないようにしないといけない。
ついつい、分からない問題にとりかかって、見直し忘れちゃうから。

国語

・漢字:20点
「計算と漢字」から10問、20点分。

・文法:30点
読書ツールから、30点分。

・文章題:2問で100点
基礎側は本科と同じ文章題が1問で、50点分。
応用側は初見の文章題が1問で、50点分。
共通は、栄冠から文章題1問で50点分。

基礎と共通の文章は、本当に全く同じ。
なので、読解力の試験という意味では微妙かもしれないけど、大まかな流れを覚えてしまうと、試験時間としては楽になる。

範囲の2回分、どちらの文章がでるかは、そのとき次第。

なのだけれど、たしか長男くんのときは、しばらく法則があった。
基礎問題の方の文章は、本科テキストの奇数回から出題で、
共通問題の方の文章は、栄冠の偶数回学び直し1からの出題。

とはいえ、どちらも問題形式は違う。
テキストは中心の事柄だのを聞かれて終わりだけど、育テでは普通に、選択肢であったり抜き出しであったり。
知っている文章の別問題という感じ。
なので、読解フェイズはスキップできるとしても、回答を作る=解くフェイズの試験にはなる。

はっきり言って長男くんはここがとても苦手だったので、慣れていくのに相当時間がかかった。
というか、公文のロジカル国語などで、抜き出しはかなり練習した。
本科も栄冠も、そういう「解く」スキルが身につくような問題がないから。

国語が出来ない場合、子どもに文章を読ませて概要を聞くといいかなと思う。

読み終わるまでが7分以上と遅かったり、概要がちんぷんかんぷんなのであれば、読解力が足りていない。
でも、これは日能研でも鍛えてもらえる。

一方、おおよそのあらすじをなんとなく答えられるなら、読解力でなく解く力が足りていないのだと思う。
大人には当たり前だけど、選択肢の選び方(消去法や瑕疵の比較)だとか、抜き出し(該当部分を意味から探したり字数から探したり)だとか。

長男くんは、ずっと、そういう「解く」のが苦手だった。
はじめは正解の根拠となる箇所をうまく探せなかったし。
探せるようになっても、解答を書いてからしばらく何か?を確認しているという感じ。

二男くんは、今の公文を見ている限り長男くんより文章を読めてはいる感じだけど、公文と日能研だと文章の長さが違うからなぁ。
ちょっとはじめは不安。

ということで、ちょっと問題の形式と文章の長さには慣らせる必要があるだろうな。

長男くん、1回目の育テで途中にある漢字から解いたら、基礎の文章題である大問1が「どこにあるか分からなくなった」とかで、0点だったからな…。

算数

・基礎:50点
大体学び直し1クラスで50点。

ときどき難しい問題になるものの、基本的には簡単。
共通目指して勉強していれば自然と身に着く。

といって、復習時にこのレベルが分からないと大変なのだけれど…。
長男くん、動画見て確認しなおしたりしたっけ…。

・共通:100点
学び直し3クラス。
計算ではなく新しい概念を学ぶような単元は、数字だけ変えたような問題が多い。

学び直し3クラスではあるものの、よく出るのは、栄冠の算数と国語の間にある「一人でできるかな問題」(通称:補充問題)。

学び直し3と補充問題を2、3回やっておけば、大体基礎と共通は網羅できる。
補充問題の方が出題率は高い感じ。

まぁ、慣れるまではその網羅が大変、という話だけれど。
通い始めてから1,2ヶ月、すっかり自信を無くしてしまった長男くんは、一時期、2ケタの掛け算割り算すらすぐに計算できないくらい落ち込んでしまっていたっけ。

ウチの校舎は予習OKな校舎だったらしく、「授業後の復習で学び直し1が解けない」と相談したら、「予習は必須でないというだけで禁止でもない」とのことで、がっつり予習していた。

禁止の校舎もあるかもしれないけど、要は授業を妨害するような態度を取らなければいいのだと思う。
まぁ、長男くんは結局、本科終盤の「わたえら」が理解できるほどには予習できなかったけども。
雰囲気を覚えていったっていうくらいで。

・応用:50点
学び直し3より難しいくらい。

これもまだ対策が微妙に分からない。
一応は本科終盤の「わたえら」から出るときもあるけど、全然関係ないときもある。
「わたえら」から出るときでも、単に数字を変えただけでなく、少しひねってくる。

なので、割と諦め。
練習した問題以上のことが求められる復習テストみたい。

でも、応用1問目は必ず計算なのでそこは頑張って欲しいのと、各大問の序盤は導入なことが多いので、そこも頑張って欲しい。

社会

本科と栄冠。

本科は、ときどき、出る。
授業中の理解にかけて任せるか、復習時に触れるか。

構成は共通70点と応用30点で、共通は栄冠で覚えた知識で出来ることが多い。
ただ、栄冠そのままではないので、ときどき難しかったりする。

全モと同じく、4年生相手にまず暗記のレベルを上げてあげるのが大事だと思う。
ゆっくり悩んで思い出せば答えられる、ではテストだとやりきれない。
ソラで詰まらず、くらいになっているか確認してあげないと、なかなか安定しなかった。

応用は栄冠で対応出来るときもあれば、読解のときもあるので、対策するのは難しい。
たしか、日本アルプスと絡めて、「ミネラルウォーター」が記述解答になったこともあったっけ。

あと、日能研では漢字で書けというような指定はほとんどない。
一応、推奨はされるけど。

そこらへんは方針次第。
我が家は、「間違えてでも漢字限定」ではなく、「間違えるくらいなら平仮名で1点でも多く取ってこい」という作戦。

でも、「奥羽」は「おおう」ではないし、「対馬」は「対しま」ではないので、それはそれで注意が必要。

理科

社会と同じく本科と栄冠。
共通70点と応用30点の構成。

社会に比べると、応用まで含めて、栄冠の問題がほぼそのまま、という出題が多かった。
易化することはあっても、平均もわりと安定する。

平均は分野によって変わって、前期の化学分野、実質は比の計算のときは露骨に落ちた。
でも、後期の物理分野、レンズとかは平均高かったなぁ。

はじめの頃は、理科の内容というより、表やベン図、グラフの読み取りといった部分がなかなか慣れるのが難しいかも。
とはいえ、栄冠を1回と言わず2、3回やっておけば、暗記量も少ないので一番点が取れそうな科目。