長男くんの見直し特訓 その1

2021年12月14日火曜日

算数 復習 勉強方法

見直しのできない長男くん

以前に一度、見直しについて見たことがある。
それですっかり教えたつもりでいた。

改めて、「見直ししなよ」と声かけはしたものの、あまり解き方が変わらない。
あれ?

そもそもこの子、見直しの仕方、知らない?
まぁ、1回では伝わりきらなかったかも?
それは悪いことしちゃったなぁ。

以前の単元

見直しを教えたのは、図形の面積が出てきたあたりの単元。
たしか、周りの長さと四角形の面積で、計算間違いが出てきていたんだっけ。

それで、三角形の面積のあたりから、「式を書いて確認しようね」という点を確認した。
そういえば、今回でも、式は見直したとは言っていたっけ。
結果、式も間違えているところあったけど。
うーん、それだけじゃないんだよねー。

改めて確認

今週は面談ウィークらしく、帰りが早いらしい。
なら幸い、と後期の復習も開始。
算数の第一回、学び直し3から。

小数を使うとはいえ、単なる計算問題。
今となっては簡単だろう。
じゃ、「間違えないように」解いてみて。

…お?いきなり筆算から書き始めたぞ?
まだ我慢、我慢。

…その筆算も計算間違えているぞ?
うーん、我慢、我慢。

そして大問またいで次の設問へ、と。
もう限界。待てぃ。

キミ、それ、いつどこで見直すつもりよ?
「間違えないように」って意味、分かっている?

「見直しするのは分かるけど、めんどいよー」と長男くん。
うん、めんどいのは分かる。
できればやりたくはないよな。
パパも小学生のときは、もっと簡単な計算問題を解いていたとはいえ、そうだった。

それでも、この前のテストで分かっただろうけど、見直しをしないと点は安定しないぞ?
パパもお前も、ミスをしない人間ではないのだから。

だから、次の問題からでいいから、見直しを、テストのつもりでやってみ?
「え、見直しやっているけど?」

…マジか。
やっぱり、やり方がまだよく分かっていなかったか。

見直しに向けて

見直しの仕方は、個人差があるから、教えるのは難しいんだよね。
数をこなしていけば、自分でどこら辺を間違えやすいかが多分理解していけるよ。

でも、悪いところを隣で見て直してあげる。

まずは、見直しをするものとタイミング。
基本的には、何か書いたら、その直後、だ。

式を書いても、途中式を書いても、筆算を書いても、筆算を計算しても。
どこかで間違ったもので計算を続けても、時間がムダ。

それを解いていく間にずっとやって、解き終わったらもう一回、全問解き終わったときももう一回。
まぁ、全部解き終わってから見直す時間はないかもしれないような難易度のテストなのが辛いけど。

手始めに

キミの場合、まずは式と筆算を、読めるように書こうか。
これからは自由帳じゃなくてルーズリーフ使っていいから、左半分に式、右半分に筆算をというように分けて書く。

両方とも、そこそこ大きい字でね。
読めないと、見る気なくなるぞ。

…そうそう、まずは、読める程度にはキレイにな。
やろうと思えば出来るじゃん。

これまでテストの途中式がずっと、字が小さすぎたり、よくわからないところに筆算書いてあったりしてたんだから、この段階でまず進歩だ。

そうやって分けて書いたら、特に式は、上から下に順番に。
下から上には戻るなよ?
考えた順番が分からなくなるぞ。
どうせスペースはあるんだから、思い切って使え。
ルーズリーフ1枚なんて、たかが2、3円だ。

そうそう、書き方は合っている。
そうしたら、一行書くごとに、検算。

…途中式も筆算も、一行書いたら勢いよく次の1行に進もうとしているぞ。
その前に検算する癖をつけた方がいい。
間違っている計算を進めるのは、ムダだ。

…うーん、いまいちそこが通じてないなぁ。
しょうがない、それなら、見せてやるよ。

エラそうに語っている、このオレの計算を!

変わらない質

おあつらえ向きに、めんどくさい図形の面積計算。
長方形の面積3つ出して、足し引きする感じか。
長方形は全部、縦が横の1.25倍らしい。

…まぁ少し気を抜くだけで、間違いなく、期待している通りになるだろうな。

ほら、何を計算するのかが分かるように、まず式を書くでしょ。
そしたら、計算するでしょ。

…ほら、ここの掛け算、もう怪しいでしょ。
だから、すぐ確認!
ね、間違えているでしょ?

そしたら次の長方形。
式を書いてー。
そしたら、計算する前に確認!
ね、今度は式立てた時点で、1.25倍した縦の長さが違うでしょ?
このまま面積出したってどこの面積って話。

そんで最後は引き算。
でっかい長方形から小さい長方形を二つ引く。
…な?繰り下がり怪しいだろ?
すぐ確認!
ね、足して元に戻らないじゃん。1多く引いてるでしょ?

で、答えはこーれ。
はい、せいかーい。
いえーい。

ん?何?
なにか言いたいの?
間違えすぎ?筆算書け?しっかり計算しろ?


筆算、嫌いなんだよねー。
暗算で出来るのに、なんで書かなきゃいけないわけ?
手が疲れるんだよ。

どうせ、2回計算すれば間違えないのに。
計算したらすぐ検算するんだから、1回目はテキトーでいいじゃん。

で、何?なんか言いたそうだけど?
結局、正解は書きましたが?
あれ、途中経過って大事なんでしたっけ?
見直しで間違えてたら、得点って下がるの?
それで?何か?

まぁ、若干大げさにやったのはたしかだけど、これくらい見直しする感覚だよ?
むしろ、見直しがメインだよ?

これくらい見直ししてたって、変に悩まなければ、2分はかからないでしょ?
パパもキミも、計算は速いんだから。
どうせ1個につき5秒くらい増えるだけでしょ?

とにかく、自分を信じるな。
書いた全てを疑え。

まぁ、一朝一夕では出来ないだろうから、この「4年生総稽古」の間に、少しでも改善したらいいんじゃない?
パパは、中1くらいから高3くらいまで、ずっと練習していたものだからね。
これ出来ないと、センターで点が取れないからなぁ。
懐かしい。