上弦と下弦

2021年5月31日月曜日

日能研

上弦と下弦の違い

日能研は校舎によってクラス分けが違うらしい。
基礎コースと応用コースとか。
WとGとか。
AとMとか。

そこまで詳しくなる気はないけど、名称すらも統一しないということは、なんらか歴史的な経緯があるか、今でも名前以上に実質的な違いがあるのだろう。
要は、育テの国算で、基礎問題解く方が下弦で、応用問題解く方を上弦と思っている。

で、ウチの子は下弦。
結論から言うと、4年の間はこのまま下弦でいいんじゃね?というのが現時点の気持ち。

判定基準

謎。
まず、これがどうでもよくね?の根拠の1つ目。

基準が明記されていないから、何を、どこまで、どうがんばればいいのかわからない。
どちらかというと、問題の分かれる育テよりも、問題が一緒な全国公開模試の方を重視という気もするし、検索して他の人を見ていてもそんな感じがする。

はじめのクラス分けは入塾時に決まるが、この結果は当然入塾時の成績。
ウチはもちろんノー対策で挑み、3時間くらいのテストなんて慣れていない長男くんは取り組み続けることすら困難でしたとさ。
たしか、算数、国語、総合(理科と社会が混じったようなもの)で、全部3割くらいじゃなかったっけ。そんなに取れたっけ?なレベル。

入塾以後、これまでの期間では、春期講習くらいまでで一回選定があったはず。
選定の参考にするテストは通室案内の資料に記載があった。
次回の小4クラス分けは5/22までの成績をもとに、6/4(金)に反映されるらしい。

授業内容

多分変わっていない。
これが、どうでもよくね?の2つ目。

下弦側の長男くんも一応教科書一通りやっているみたいなんだよね。
算数の本科テキストでも、最後まで。
今日も、「最後の問題全然わからなかったー。…パパ解ける?」とか言ってきやがった。
あのね、キミに教えるために、オレはもう2月にこのテキストの問題全部解いたって言ってんじゃん?
大体小4ごときの図形が解けないとでも思ってんの?瞬殺ですよ?


それはともかく、My日能研の動画コンテンツでは、細かい制御を入れて下弦と上弦で見れる範囲を変えているかもしれないけど、今見れる動画でも教科書最後まで説明しているところまである。

つまり、講師以外は、講義内容変わらないっぽい。
講師の違いは間違いなくあるだろうが。
そもそも先生が誰だろうと、まだそこまで話が聞けてない長男くんには、意味なさげ。

あと、下弦のコースって教室次第では、うるさい子とかもいるみたい。
全体の1/3だけの上弦にはそんな子はいないだろし、授業中に他の子からの刺激のレベルが高いという効果もあるだろうけど。
それは+にもーにも働きかねない。
上にいる成績を取るのに越したことはないけど、正直、そこまで目指したいものか?という気がする。

ちなみに私の行っていた塾だと、問題を当てられる形式で授業が進むから、クラスのレベルはダイレクトに授業の速度に影響する。
やることないで早く終わらせるわけにはいかないから、結果、さらに難しい応用プリントで勉強することになり、余計に差がつく。
何回か迎えに行くついでに授業を見に行ったけど、そんな形式でもなさそう。
時間取って問題解かせて、解ける子がいればその子に答えさせ、最終的には先生が解説だった。

テスト内容

育テで、下弦は簡単なテスト問題となり、上弦は難しいテスト問題。
特に算数が顕著。
これが、むしろ上がらなくてよくね?の根拠。

国語は初見の問題になるものの、難易度自体はさほど変わらないから、何回かやって時間が間に合うくらい慣れたら対応できるかもしれない。
でも、算数は解かせる気があるようにあまり思えない。たいして正答率高くないみたいだから、多分平均正答率を4~5割として、平均20~25点くらいな気がする。
ちなみに、このことから考えても、多分授業内容は同じ。
スペシャルな教材使っての授業とかやっているなら、もう少し応用の平均点が上がりそう。

このあたりで、ときどき出題される、勉強したことのない発想を復習テストに出すのって必要なのかな?と正直思う。
テスト時間中に、応用のあの難しい問題が、共通といっしょに出てくるという点は、実践的な練習になるかもしれないし、一定の意義はあるにしても。
テストって、いい点とって気持ちよくなった方がよくないか?という気持ちが私にはやっぱり強い。

あと、問題用紙と回答用紙はもらっているから、応用だけ家で解きなおすのも出来るんだよね…。時間や緊張感は再現できなくても、問題には触れられる。
下弦側で出題される基礎問を、限られたテスト時間でも絶対に落とさないようにするという練習は、それはそれでできるわけだし。

ウチにとって下弦でいることのメリット

テストの順位表に母数が出るから上弦・下弦の人数比は分かる。

それによると、わかりやすくレベルが違う。
ここ2,3回見たけど、長男くんの場合、下弦の総合順位だと大体10%以内くらい。
2800人くらい上弦がいるはずだけど、共通側の順位は毎回+2000人くらいになる。

せっかく偏差値30台から下弦の上の方には来たんだし、しばらく安住を目指すのもいいんじゃないかな。
長男くんもいっちょ前に席順は気になるみたいだから、後ろで安定するより前で安定する方が、モチベーションが違う。
まだ平均の概念がないから、平均点だとよくわからないんだよね。

上がることを最優先に、勉強のペースを一段上げれば、上がるかもしれないけど。
上がっても明確なメリットを感じない、というのが現状。
上弦の下の方にいるより、下弦の上の方が良くない?と思ってしまう。
これが5年、6年になって上弦しか受けれない授業が出てくれば、授業内容が明らかに変わるから話も違うだろうが。

それよりも、私の庇護下から離れてもらうことを重視しないと、5年になったときに勉強が回らなくなる方がおそらく先に来てしまう。
テスト対策をしたり重点的に解く問題を指示したりするくらいなら子どもが寝てからの時間を使ってどうとでもなるけど、さすがに「パパが隣にいないとロクに勉強ができない」という状態からは、早めに抜けて欲しい。
そんな状態で上弦に行って今よりも勉強がハードになるとか、厳しすぎ。
中学受験をやらせようとしているんだから、遊びの時間なら返上したっていいけど、パパにも仕事があるんすよ…。