思い出してしまった
長男くんも二男くんも、日能研も公文も関係ない内容。
彼を、思い出してしまったから。
記憶のカケラ
わりと計算は好きなのに、なんでオレは小数の掛け算が苦手なんだっけ?と思ったこの記事。
「化学」というワード、そして、何かがひっかかった昨日の記事。
ぼけーっとうつらうつら通勤していたら、突然思い出してしまった。
そう、彼の名を。
一時は携帯の待ち受けにさえしていた、彼を。
高校化学の戦犯
もし初見の高校生に「6.02×10^23を1 molと言います」という先生がいたら、きっとその人は教えるのが上手い側じゃない人。
「ろくてんぜろにー かける 10の23乗を1モルと言います」って何さ。「言います」の部分しかわかりません。これが高校かよ、と思ったもの。
ようやく理解できたのは、浪人して予備校で聞いたときだったかもしれない。10分間、molを使わない世界で説明してくれたから。
そう、この6.02がいっぱい出てきて、よくわかんないまま計算するから、割ったり掛けたりしてしまい、すっかり小数点付きの乗除が嫌いになってしまった気がする。
この6020垓なんぼを表す数字こそ、彼の名を冠した数値。
「原子やらがこの数集まると、質量数(陽子数+中性子数)と同じgになって区切りがいいから、この個数をモルって呼ぼうぜ」ってやつ。
最後のピース
ミッシングリンクを埋めたのは、まさかの微生物。
そう、アオミドロ。
そうだそうだ、この人アボガドロだ!!
モルの概念
もう別にどうでもいいんだけど、しばらくぶりに思い出したモルの解説。
質量数1の水素(陽子1個)は、1個の重さが 0.16×10^-23 gくらい。
質量数12の炭素(陽子6個と中性子6個)は、1個の重さが 2×10^-23 gくらい。
ちっちぇよ!ゼロ何回言うんだよ!と昔の人が切れたのかは知らないけど、「よくわかんないからいっぱい集めて考えようぜ」となった。
次の疑問は「いっぱいっていくつよ?」。100個?1000個?10000個?
それなら、質量数と同じだけの質量になるまで集めようぜ、ってやったら、なんか知らないけど6.02 × 10^23個くらい集まった。
有効数字を教えてもらわなかった高校一年生のときには小数に見えたけど、有効数字を使っているだけで、まともに書けば、602,000,000,000,000,000,000,000と、ご立派な整数。
もちろん、有効数字4桁(上から数えて4桁目)を四捨五入とかしてるんだろうけど。
せめてこれが6×10^23だったら、計算は随分楽だったろうになぁ。
こう決めたから、「毎回毎回6020垓個って答えるの面倒だから、6020垓を1 molって言おうぜ」ってなった。12個=1ダースみたいなもん。
このおかげで、「炭素が12gあります。何個ありますか?」という問題に「6020垓個」じゃなくて、「1 mol」って言えるようになった。
状態方程式とかも楽になった。
「6020垓個の酸素分子があったとき、標準状態の体積は?」じゃなくて、「1 molの酸素分子があったときに、標準状態の体積は?」っていう問題文にできる。
書くのもだるいから名前がついて、この数字はアボガドロ数と呼ばれるようになった。
そういや、このときの体積も22.4 lとかだっけ。
なんで有効数字表記じゃなかったんだろ。2.24×10 lじゃん?
ググってもいないから、合っている記述かはわからないけど。
やっぱ化学とか物理の方なら、けっこう覚えてそうだなー。
淀川は知らなかったけど。
そんなことはともかく
くだらないウンチクは置いておいて。
相変わらずツボ。
梳かしてから描いてもらいなよという髪のウェーブ。
ホッペまできているもみあげ。
よく見えない眉毛。
でかい鼻。
「もしかして私たち」でも入れ替わりたくはないわ。
朝起きてこれだったら終わってない悪夢。
ところで、きゅうりとか好きそうだよね。
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