二男くんの算数不調

2025年8月30日土曜日

算数 生活

夏期講習エンド

6年生の二男くんの夏期講習が終了。
勉強以外はやらなかったような、夏がいく。

辛かった

暑くて辛かった。
夏期講習は全部で18日だけど、追加で5日夏期練成コース?とかいう「カキシ」というものがあった。

…「シ」はどこから来た…?

復習内容

結局全部やり切りはした。

国語は「有名中」という昨年度の難関中の過去問集が解禁され、まぁ、そこそこボコボコにされ。
毎回見直しが提出になっていて、その提出がかなり重かった…。
小学生に、このレベルの見直しは、厳しかろう。

でも、時間を使うだけの価値があるくらいに国語は伸びたと思う。
見ていて安定度も上がってきた。

理社は、毎日毎日なんだかんだ1時間くらいは寝っ転がってルーティンやっていて、「まぁちょっと休憩も必要よね」みたいに微笑ましくみていたんだけど。
1回確認したら、量がびっくりだった。

コアプラ×2、データバンク、日本国憲法などなど。
そりゃ1時間かかるわ。
あ、そういえば言葉ナビに漢字もやっていたね。

算数も各テーマごとに問題解いて、毎日頑張ってサマーサピックス→サマーサポートと終わらせれていた。
お盆休みやカキシまでの中休みの期間で、灘中特別とかいう算数の演習もできたし。

ときには日が変わるほどにまで頑張っていたけど、十分にできたんじゃない?

あ、でも、理科は一部発展問題までやり切れなかったか。
まだ、発展問題はヒントを多少つけても厳しいみたい。
何回か泣かせてしまった…。

過去問

カキシになってから、そこまで復習の量も多くはなくなったというあたりで。
やってみますか、過去問チャレンジ。

長男くんのときにもやっていたので、準備は万端。
改めて収集もしてきたし、記録シートも既に完了。

過去問はやり方が色々あるけど、夏期講習頑張ってきたからね。
まずはショックを受けない程度の軟着陸になるように。
傾向は今と変わらない程度に、古いやつを。

国語、社会、理科と日は違うものの、同一年度で実施してみる。
…ふむ、そんなに悪くはないな。
古いから難易度がそこまで高くないとはいえ、長男くんのときのような崩れっぷりはなさそうだ。
社理は、時事問題もあったりするから、習ったこともなくリード文から推理もできないやつはできなくていいし。

まだ余裕もあったので、さらに古い年度にチャレンジ。
すると、また得点も上がった。
…やっぱり、中受ってだんだん難しくなっているよなぁ…。

国語は有名中で過去問ラッシュだったし、どうせならこのまま余裕があるときは過去問を進めるのもいいかな。
時間配分も出来ているし、3回やって崩れないなら、力はついたのだろう。

国社理と揃った年度について、いよいよ算数もやってみた。
まぁ、算数の場合、古いものは露骨に難易度違うのと、そのものズバリな問題解いちゃったことあるかもだけど。

と見ていると、思ったほどには点は伸びない。
まぁ、初回だからな。
これでも上々と言っていいだろう。
長男くんのとき、塾のアドバイス通りに、わりと新しめの過去問やったら2割くらいしか取れなかった気がするし。

夏期マンスリー

そんなこんなで8月も終わりに近づき、ついにマンスリー。
範囲が消えて、実力試験化するとのこと。

うわさによると難しくもなるらしいけど、はてさて。

せめてテストの前くらいは寝かせてあげるかと仕事していると、11時間くらい寝て起きてくる。
…疲れてんなぁ。

範囲もなくなるのだから、テスト前に集中的にやらなきゃいけないこともないだろうとのんびり構えていると、驚きの発言が飛び出す。

「なんか、志望校の新しめの国語の過去問をやっておけって言われた」

え、今?
それって、やるとしたら今日しかなくない?
テスト翌日はテストの復習だし、授業が始まれば授業の復習だし。

それに、新しめの過去問は、正直まだ早いと思うけど…。
今は、傾向は理解出来たよねって段階でいいんじゃない?

「うー、でもやっておけって言われてたし。これまでそんなに悪くないし、いいんじゃない?」

…ちょっと、軟着陸させすぎたか?
多少のダメージも必要かもしれない。

んー、分かった。じゃあ、3年前のものでもやろうか。

…試験時間後、無事にHPゲージが黄色っぽい二男くんになっていた。

「…文章が、多い。時間が、足りない。」

ですよねー。
3年前となると、難易度ももう随分上がっているし。
というか今現在で合格者平均近くまで解けていたら、やることあんまりなくなっちゃうくらいだよ。

それが終わって疲れたのか、ちょっとうなだれ、ご飯を食べると少しうつらうつらしていた。

おーい、眠いんだろうけど、さすがに今寝るよりはルーティンやっておいた方がよくないかー。

そんな風に軽く声をかけると、のそのそとやってはいたけれど。
…大分寝たはずなのに、けっこう疲れてそうだな。

テスト前だというのに、国語の長文読んで、頭も疲れちゃっただろうし。
こりゃあ、今日のテストはダメかなー。

帰宅後

駅で会うなり、開口一番。

「算数が難しかった。計算も合わないし、全然できなかった」

ほう、そうか。まぁ、そんな日もあらぁな。

出来たときは嬉しそうに言うけど、イマイチなときは触れたがらない二男くんなのに。
あー、これは、相当ひどいか?

正直、どうでもいいんだけど。
でも、ホントに難しくなったのか、どうなんだろうな?

タクシーの中でも、いかに算数が難しくできなかったのかを述べる二男くん。
難しいのかどうかは、受けたキミなら分かるでしょ。帰ったら問題見るけどさ。

最終的には「出来なかったのは、勉強不足だった」とか捨て鉢に語る。

…それは、違うんじゃない?

ということで帰ってからすぐ自己採点をすると、本人的には思っていたほど悪くはなかったようだ。
前半で落とさなかったからかな。
でも、中盤が壊滅。
(1)からほとんどできていない。

ふむ、どれどれ?と見てみると、うーん、これ、そんな難しいか?
少なくとも解法の難易度的には、夏期のB~D程度ってとこじゃない?Eではなさそう。
わりとすぐ解法は思いつくと思うけど、あー、でも、ちょっと設問の文章とか着目するところとかがイヤらしい感じだね。

とくに慮ることもなくそう評価すると、「いや、難しかった!」と意地っ張りモードに入ってしまったようだ。

難しかったのかもしれないけど、キミが解けなかったほどの問題ではないと思うよ。
サピックスは日能研に比べてテストの機会が少ないのだから、失敗したなというときほど、しっかり復習をした方がいい。

具体的に、何につまづいて問題の読み間違いとか計算ミスが起きてしまったのか思い返すといい。時間配分ができなかった、とか。

「時間配分はできた」

へぇ、じゃあ、なんでミスった?
一回飛ばして、戻ってきて、そのときにどんな気持ちで、何をして解いていたの?

「焦って、でも解けないし、計算しても問題読んでも分からないし。難しかったんだよ!」

そりゃ、焦るよね。空欄多いんだし。
でも、聞きたいのは、だから2回目にはどんな風に解いたのかだよ。1回目と同じように解いてたって、同じように解けない道を辿っちゃうでしょ。

今回は何か特別なことをしなかったのだとしても、そういうときにどういう風に解かなきゃいけないのかは、事前に考えておかないと。
何か思いつく?

「…」

何か思いついた方がいいよ。人から言われたことには反発したくなってしまうから。
自分で考えないと、辛い。
焦ったときに、動けないから。

しかし、気持ちも頭ももう働かないようだ。
答えにならないようなことを言ったり、出来もしないことを言っていたり。
話がループしだしてしまうと、だんだんこっちも口調が荒くなってしまう。

模試の結果なんてどうでもいいから、失敗中っていうときに、テスト中に立て直す方法を考えてみて欲しいんだけどな。
本番のときに向けて。

秘伝ノート

翌日になると、気分も少しは落ち着いたのか。
それでも、多少元気はなさそうだったけど。

改めて、しっかり振り返りはした方がいい。
爆死したテストというのは貴重なんだから。

振り返りも悪いところだけじゃなくて、よく出来たところだってあったはず。
そういうところを書き留めて、テスト前に読み返すようにするといいよ。
テスト前、これだけは守るんだって見返すためにね。

長男くんの時にも作っていたなぁ。
「秘伝ノート」とか言って。

それに。

模試の結果なんてどうでもいいとパパは思っているし、あんな疲れている中で国語の過去問もやっちゃって、頭が働かなくても仕方ないと思うよ、パパは。

特に算数なんて、志望校の傾向と全然違うというのに。
試験時間も違ければ、あんな簡単な問題も出ないし、あんな分かりやすく難易度順でもない。

「でも、夏期講習、あんなに頑張ったのに…」

あー、やっぱり、そこかー。

下らないことを言うんじゃないよ。
お前が夏期講習で頑張ったのはなんだ?問題の読み方でも計算でもなく、解法の総復習だろう。
今回は頑張ってないところが試されるテストだったってだけじゃないか。

良い点が取れたら良かったかもしれないけど、悪い点だったなんていう結果だけで自分の努力を否定するんじゃない。
他人だったら結果でしか見れなくても、お前自身は、自分のしてきたことを分かっているだろ。

そんなことで落ち込んでいるくらいなら、次は自分の勉強に見合う成果が出せるような攻略法を考える方が建設的だ。
しょせんは模試、受験のときの成績には何も反映されないんだから。

そんな風に声をかけると、多少は元気が出たみたいだけれど、そのまま昼寝してしまった。
…疲れが、いかんともしがたいな…。

授業も不調

そんなこんなで始まった後期授業。
いよいよ、最後が始まっていくな。

しかし、またしょんぼりして帰って来る二男くん。

算数が全然できなかったらしい。
後期になって、演習モードに変わってきているのかな。

入試問題演習とやらで、全然解けなかったらしい。
時間も足りなかったとか。

問題を見てみると、うーん、コレは厳しいなー。
そこその問題かなーという感じだけど、解説気味に解いていると、気が付けば1時間くらい経っていた。
これを、30分でかー。

難易度としては、中の中~中の上程度な感じ、でも時間制限を加味すると厳しい。
でも、そんなに処理速度方面を上げることはそんなに求めていないんだよなー。

どうせ、上の下~上の上って感じの問題しか出なくて、そこそこ時間は掛けられる入試になるだろうから。

あと、やっぱり、計算ミス、読解ミスが止まらないらしい。
うーん、もしかすると、スランプに入ってきてしまったかなー?

でも、解法はしっかり考えられているし、そんなに問題ない気もするんだけどな。
本人が焦って、自滅している感じ。
あるいは、疲れているだけなのか。勉強していても若干集中できていない気がする。

とりあえず、しっかり寝かせて、夏期講習の疲れを取るところからかな。

それでも回復しなかったら、何かやり残している問題とか、大昔の過去問とかをちょっとやらせてみようかな。