長男くんと振り返りシート

2024年1月7日日曜日

塾システム 日能研 入試

前受の振り返り

日能研の本部系に通っている我が家。
1月校の前受については、「専用シートでしっかり振り返りをしてくれ」と言われている。

…もしこの施策が、ウチの校舎オリジナルだと身バレ待ったなしなのだけれど、成績公開している時点で今更か。
実は、成績以外の部分では、それ相応にフェイクを入れたりもしていたのだけれど。

さて、前受の振り返りが終わっても、希望に身を焼かれている長男くん。
どうしたものだろうか?

振り返りに向けて

ところで日能研では「入試問題特設サイト」がMY NICHINOKENの専用バナーから見られるようになった。
6年生限定だったり、本部系限定だったりとかあるかもだけれど。

でも、西大和って公開されないんだね。
しかし、塾に行くと、解答用紙をもらえたり、解答や配点をもらっていたり。

「どうして回収されたはずの解答用紙のコピーが塾にあるの?」とか、「解答早くない?」とか、「そんなに早く準備できるなら、頑張って公開までした方が日能研人気上がらない?」とか、思い浮かぶ疑問の答えを推理すれば、明言はされずとも事情は分かるというもの。

純真で潔癖な10代でもないのだし、出所はどうであっても、情報は大歓迎だけれどね。
あぁ、こうやって人は、自分のためではなく大切な誰かのためだったら平気で罪悪感を感じなくなるのかな?
…いや、私は小さいときから別にこういうことに罪悪感は感じなかったか。
不正以外の、持てる全てを尽くして合格を目指すのが入試だ。

まぁ、学校との関係性にもよるのだろうけど、ということは、他の学校の過去問についても、市販の過去問本とかよりも解答や配点はおそらく信じられるのかな。
信頼性という意味では、どっちも高品質な気はするけど。

そんなこともあり、記述についても、同じ解答用紙があれば長文の箇所もけっこうすんなり再現して埋められていた。

半分未満

そうして再現解答を作って、振り返りをしていく長男くん。

さすがに、夏期講習の1日とは違って、振り返ることもスラスラ出てきたようだ。
私はといえば、前日深夜、問題に目を通していたので、注意したいところで確認を入れていく。

「公地公民」とか、具体的な政策を分かっていなかったか。
大化の改新の内容は、豪族支配から大和朝廷による中央集権化なのに。

本人も気付いたみたいで、「メモチェでなくもう一度前期の栄冠をやりたいな。地理と歴史だけでも」と言い出した。

あぁ、問題ないぞ。まだ20日はある。

覚えていないかもしれないけど、塾の本科が空いた去年、キミ、学校がある中で栄冠のできるとこ2週間くらいで、全部やっているぞ。
おそらく、パパが立てた勉強プランの中で、一番当たった作戦だ。



今なら多分、2~3倍くらいの速度で出来るから、社会なんて朝活だけでもあと栄冠2周くらいはできるよ。
パパ、2~3時間で終わるもの。

そんなノリで確認をしていくと、思ったより理社は出来ていた。
問題用紙だけじゃ分からなかったけど、間違えていそうな問題でもメモしていなかっただけでしっかり埋められている。

まぁ、正直、理科は今回そんなに難しい感じではなかったけど。

しかし、問題は、算数だ。
軽くはみたけれど、私でも厳しい。

おかしいな。
過去問2,3回見た感じ、捨て問だなと思ったものはともかく、7割くらいの問題はあっという間に解法が思いつく程度だったのに。

結局、1/3程度の問題しか答えられていなかった。
今日の日能研でもらってきた解答によると、その書いた分は正解したらしいけど。

その中の立体図形は、出来れば気づいて欲しかったな。
見取り図が書けていない。
展開図から体積出す問題は、見取り図を描くクセ、思いつかなければ見取り図を何通りか書いてみるといいと思うんだけどな。

「三角柱から切り取った図形かなとは思った」

って、それが断頭三角柱じゃん!
三角柱が見えたら、無敵なヤツだよ、それ。

まぁ、普段のテストに比べれば、振り返りに気合は入っていたから、いいか?

不安な長男くん

そうして再現解答を使って、出来を改めて見た長男くんと私。

理科は、けっこう出来た?
難しそうなとこも出来ているし。

社会は、んー、他の過去問の感じからして受験者平均くらい?
まだ点が取れそうなところがそこそこある。

国語は解答もらう前だったので、私はノーチェック。

算数は、いとあわれ。

「算数はみんなできなかったって話だから、国語次第じゃもしかしたら合格できたかも!」

西大和は配点が日能研と同じなので、国語が満点付近だったら受かるかもね。
ちなみに、選択肢、乱文整序、長めの記述と結構出題傾向も日能研と似ている。

ということは、日能研と同じくらいなんじゃないかな。

アナタ、最近の日能研のテストでの国語偏差値忘れまして?
56っすけどね。

西大和のR4はご存じ?
68っすけどね。

「んー、でも結構自信あるんだけどなぁ…」

ふーん。全部埋まってはいるのだし、たしかに満点の可能性はあるね。
まぁ、いずれにしても火曜には結果出るさ。

そんな会話で振り返りは終わり。
さ、今日は、過去問チャレンジだよ。

そうして始めた彼を横目に、もう少し結果と対応を考える。

…うーん、まぁ、たしかに算数は難しいな。
例年は、受験者平均が6割くらいだと思ったから、それよりかは下がるのかな?
だとしても、相当厳しいだろう。

しかし、この結果を見ても、それでも合格の可能性の方を考えて、まだ不安程度でいられるのか。
今日は、若干、信じ込もうとしているような雰囲気を感じたけど。

ダメでしょ、コレ。
うーん、なかなか、ショックを受けてしまいそうで、怖いな。

…そういえば、いつだったかの全モ程度で、自己採点後にシクシク泣いていたこともあったか。


合否の発表日、ちょうど私、出社日なんだよな。
私も、結果というより、動揺する長男くんを見たらもしかしたら心が揺れてしまうかもしれないから、ある意味ちょうどいいのかも?

その分、妻とは対応を綿密に相談している。
妻にも最近中受活動に結構手伝ってもらっているけど、勉強面は私しか見ていないから、落ちた場合、彼女の取る対応は慰める・励ますだけ、万一受かった場合は一緒に喜ぶだけで済む。

とりあえず結果がどうあっても、落ち着き次第、日能研へ報告してまず一言もらう方針。
私の対応も、基本的に日能研と同じ方向でのフォロー。

考えてみたら、本番前の滑り止めならともかく、落ちることを半ば前提とした前受けなんてしたことないな、自分自身で。

一番ありそうな、残念な結果で強いショックを受けているときは、ある意味、楽。
規定路線だし、家族として自然な感情で、励ませばいい。

「今回は算数の傾向が大きく変わったけど、説明会のときに2月校の方ではそんなことはないと話を聞いている。取れそうなところは見直したのだし、算数を最後に頑張るのは今回の受験前から話していたのだから、逆転のチャンスは十分にあるよ。でも、この最後の1ヶ月での一伸びができないとキツイから、最後まで全力で頑張ろうぜ」
ってな感じ。

一方で、一番困ってしまうのは、残念な結果でケロッとしていた場合。
…なんとなく、あまりなさそうな気がしてきたけど。

その場合、まずとりあえず塾から言ってもらって、その補足みたいな感じで話せばいいかな。

…なんか、今までで一番、対応を悩んでしまう。
勉強の方法を考えるのは単純だし楽しいけれど、息子と言えど、人間の気持ちを相手にするのは大変だなぁ。

でも、ここで本気度とモチベーションを上げるのは、きっとチャレンジ校で合格するために必要な条件。

ある意味、私にとっての前受は、事前準備や当日の付き添い程度じゃなくて、結果発表日の対応が本番だったか。
失敗しないように、望ましい方向に上手く誘導できるように、事前に何通りもシミュレートして、万全に備えよう。