市川受験
前受最後の学校は千葉、幕張メッセ。
集合が8:15とかで、最寄り駅である海浜幕張からは20-30分くらいかかると募集要項にあった。
それだと、行くのがかなりしんどい。
ならば仕方ない。
前泊だ。
前泊
出願と同時にホテル予約して、無事近くのアパホテルリゾートを予約できた。
「リゾート」という通り、大浴場に露天までついている。
同伴の私は、うっきうきだ。
ということで前日から移動、チェックイン。
必要な勉強道具を選んで持っていく手間はあるものの、ホテルに行くときに会場への道順も確認できるような立地。
家から当日向かうよりも、かなり余裕が生まれる。
部屋は期せずして高層階のオーシャンビュー。
チェックインして一息ついたのが16時頃。
遮るもののない水平線。
夕日がとてもきれいだった。
久しぶりに長男くんとゆっくり景色なんて眺めたなぁ。
太陽の勉強になって実にいい。
はい、あれが夕日の赤色だよ。
レイリー散乱ね。
大気によって、散乱しやすい青色がなくなって、直進しやすい赤色が残るからあの色になる。
1時間で15度、30分で7.5度くらい、動くでしょ。
これが日周運動ね。
建物に隠れないから見やすくていいね。
で、今!
ちょうど太陽のてっぺんが水平線に消えたよね!?
これが日の入りだよ。
東の空はここからじゃ見えないけど、大分暗くなっていて、でも西の空の方はまだ大分明るいよ。
ということで、そのあたりの問題をまとめた一式が、こちらにチェックしたものになります。
はい、30分でやって?
?
寛ぐつもりでいたの?
明日受験なのに?
その後は、適当に近くのレストランでご飯食べたり、翌日の朝食を買ったり。
大浴場では、久しぶりに親子でお風呂に入って、はしゃいでいる長男くんを見て就寝。
移動で疲れたのか、すぐに寝た。
寝る前には、それなりにプレッシャーをかけておく。
今回の学校は、実力を発揮すれば十分受かる学校だよ。
(R4の成績的には。問題の傾向はよく知らないけど)
明日ので落とすと、2月もけっこうキツくなってくるよ。
チャレンジ校以外もしっかり合格できるような勉強しないといけないし。
だから、しっかり合格しておいで。
(受験前は、そんなこと考えるよりも、「練習通りにだけやる」と思った方が多分実力が出せるけど)
当日
いつも通りの時間に起床。
…眠そうだな。
うーん、8時間は寝かせているのだけれど、イマイチ疲れが取れてない?
もうちょっと寝かせた方がいいのかな?
本人に聞くと、「ぐっすり寝たんだけどなぁ」と言っていたのだけれど。
タイムスパン的に寝覚めの悪いタイミングだったのかな?
少しゆったり目に、お湯で体をあっためたり、軽く勉強したり、トイレに行ったりしつつ、準備。
…なんか最近、朝お腹が痛いということが増えている。
ストレス、か。
それはそうだろうけど。
コチラも心配だなぁ。
気休めに薬を飲ませて、荷物を確認したら受験会場へ。
こちらは私も見送りの練習。
口から出るに任せて、くだらないことを喋り続ける。
はじめはマジメに途中退室の制度について。
途中退室になると、その場でその科目がギブアップになってしまう学校と、戻ってきたら継続できる学校がある。
市川は調べていないから、どちらかは分からないけど、別室受験はあるはず。
だから、ヤバそうなら科目の間に申し出て、別室受験に変えてもらっておいた方がいい。
試験開始後、5分とかでどうしようもなくなって、退室でギブアップだとさすがに合格できないからね。
そんなタメになる情報を教えてあげる。
我ながら父親の鑑と言っていい。
その後は、脳ミソ使わずにしゃべる。
具体的には、どこまでなら戻ってこれるんだろうね?
小さい方ならセーフなのかな?
大きい方はアウト?
となると、もし小さい方をしていたときに、結果大きい方が出てしまったときはどうなるのかね?
あるいは、途中退室がいけないのなら、その場でいたしてしまったときの扱いはどうなるのかなぁ?
何か液体なりが体外に放出されてしまったならともかく、ガスくらいならOKだよねぇ?
しかし、その場合も回数や音量が基準になるのだろうか?
それとも、その音程や奏で方によって…(以下割愛)
気になるなら、2月校の方でも受験番号と受験者氏名を名乗った上で聞いておこうか?
そういったことを他の受験生(特にNバッグ)が心なしか増えてきたあたりで、気持ち声量を大きくしていると、長男くんに怒られてしまった。
ちっ。
…多少は飛び跳ねたりとかしたから、少しは目覚ましになっただろうか。
何を話していても、頭の8割くらいは、「無事に受けてきて上手く受けてきて」と無限リピートになってしまうのが辛い。
でも、親が黙っていると、子どもの方が余計に緊張してしまうだろうし。
緊張は昨日意図的にかけたから、当日はもういい。
待ち時間と合流後
見送りを終えた後は、ホテルに戻る。
大浴場に入りなおすかと思ったものの、昼まではやっていないらしかった。
時間は昨夜もチェックしたはずなのに、目に入っていなかったな…。
まぁ、大した問題でもない。
部屋でチェックアウトまでのんびり過ごした後は、併設の待合会場があったから、そちらへ移動。
レイトチェックアウトでも良かったけれど、分散解散のようだから、案内は待合会場でだろう。
会場ではひたすらスマホとにらめっこ。
そのうちに案内が始まる。
募集要項では1000番単位で解散時間が書いてあったけど、当日は300番単位だった。
とはいえ、予定よりは少し早い解散。
小雨が降っていたものの、問題なく合流。
その後は、またもや本人の希望により、日能研の授業へと送迎。
雨も降りそうだし、どうせ1,2時間だしということで、近くの喫茶店でまた待機して、無事帰宅。
こうして滞りなく受験からの通塾が終わった。
…なんだか、待ってばかりの一日だったな。
振り返り
「どうだった?」と聞くのは良くないらしいので、合流してからも相変わらず私は途中退室の話を続ける。
えーと、2月校の方でしっかり名乗って、聞いてみたんだけどね?
一応5パターンくらいで聞いてみたんだけど、どうやら途中退室のルールは奏で方には影響せずに…(鳴り方の実演付き)
「声が大きい!それにどうせウソでしょ!」
しょぼん。
しかし本人としたって、入試後に、それまでの入試の感想以外に考えられるようなこと、あるのかな。
自然と話題は入試の問題の話になる。
いや、2月入試の午前から午後への移動中とかは、強制的に打ち切るけど。
考えてもしょうがないから。
なんだか、理科が難しくなっていたらしい。
へー、大して履歴も見ずに2年分だけで判断したけど、今年は違ったんだね。
社会は「会心」らしく、国算は「普通」と。
そんなに全モとかでは上振れのしない自己評価だったけれど、こういうのは願望もあって上方修正してしまうものだしなぁ。
さて、結果はどうなるか?
と、結果よりも、日能研のシートを使って振り返り。
昨日の夜から、今日の朝でどんな気持ちだった?
「昨日の夜は、前に比べると、落ちれないって思ったから緊張したかな。今朝はそんなでもなかったけど。前は、元々難しそうと思っていたから、全力を尽くそうとだけ思ってたし」
そうだねぇ。そういう風にパパが声掛けしたからねぇ。
しかしスマン、ありゃあ嘘だった。
今日の結果がどうであれ、2月に影響することなど何一つないよ。
あと10日勉強する内容も変わらない。変える気はない。
でも、キミは結構緊張に強いんだね。
そんなに固くなっている感じしなかったよ。
そして、今回のことで学んで欲しかったのは、「合格できそうだ」というテストは、それはそれで別のプレッシャーがかかるものなんだよ。
そういうテストでは、「本番だからしっかりやろう」なんて思うものじゃない。
これまで「本番のつもりで気合入れて解け」って普段の勉強では言っていたけれど、こういう合格が見込めそうなときは逆。
「練習のつもりで、いつも通りのことをして解く」っていう感じ。
結果だとか終わったテストだとかを気にして解いてはいけない。
ただただ、機械になったつもりで、いつも通りに出来ることをやる。
そういう気持ちで挑むのさ。
特に2月の入試ではそう。
結果が出る前に次の日の受験を迎えるタイミングもあるし、午前午後で受験することすらある。
そういったときに終わった学校や科目について考えたりすることや、「ここは成績的には楽勝だったから平気」なんてのは命取り。
それで失敗していたことが分かったり、テスト中に何かちょっと失敗してしまうと、一気に混乱してしまうからね。
そうならないように、ただただその瞬間瞬間で、「出来ることをやる」。
それだけを意識する。
それが、普段通りの実力を出せばいいときのオーソドックスな考え方だよ。
もっとも、今回のテストでもそんなに失敗や混乱は少ない振り返りだったようだけれど。
いいかな?
「うん、言いたいことは大体わかった。…ところで、ちょっと今のタイミングで聞きにくいんだけど、オーソドックスって何?」
…がくーっ。
えっとね、定石、当たり前なやり方、とか、そんな感じの意味だよ。
まぁ、いい。
合言葉みたいに覚えときな。
本番のときは「ただただ出来ることをやるんだ!」ってね。
…まぁ、そんなこと言っても、緊張するのが入試本番というものなのだけれど。
さて、市川の結果は明日か。
なんか今日、若干気が抜けているような気がしないでもなかったけど、どうなることやら。
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