長男くんの最後の?面談

2023年10月2日月曜日

生活 日能研

うっとい

面談があったので夫婦で行ってきた。
長男くんはテスト→日特、二男くんも後日受験に変えて。
皆で日能研三昧。

…なんだかなぁ。
あんま、聞く意味なかったな。
むしろ、マイナス、かもしれない。

志望校と質問事項

志望校の構成は、半年前からもう変わらず、そのまま。
本人が行きたいな&親が行かせたいな、と思う学校も出揃い、期せずして安全めな学校、チャレンジめな学校と並んだ。

チャレンジ校は正直不安でいっぱいだけれども、というか率直に厳しい気がするのだけれど。
本人と何度か確認しても、常に「たとえ落ちるとしても、受けなかった方が後悔する」とのこと。

ならば親として、応援以外の選択肢もない。
残された時間、いかにそこに届かせられるかのプランを練ることこそが私の役割なのだろう。

そして、安全校も安全校で約2年間、憧れ続けた学校。
そこを確実に取れるようにというのを考慮に入れたプランをという感じ、だけれど。

正直なところ私が見た感じ、入試問題としてはチャレンジ校の方が難易度的には大分上位互換。
もちろん、学校自体の良し悪しではなく、単に「入試の問題」を見ただけの話として。

どちらもオーソドックスな構成、別に見たことのないような奇問が多く出るわけでもない。
安全校の方は、6年前期の学び直し3が全て出来るなら、十分合格点が狙えるレベルだ、というのが私の判断。

なので、チャレンジ校を目指していれば、全科目満点とはいかずとも、安全校でもかなりの高得点が取れそうだ。
というか、そこで高得点が取れないような勉強をしていたら、チャレンジ校に挑むのは無謀なだけだ。

だからもう、残る論点は「1月の前受をどうするか」、「今何をすべきなのか」くらいしかない、つもりだった。

いや、論点というと正確ではないかもしれない。

前受は、こちらに知識がないから、言われるがままでしかないだろう。
結果発表のやり方、日程、難易度など、チャレンジ校に向けて練習となるかどうかの点で選んでもらったら、追加検討の余地もない。

「今何をすべきか」は、もう私の中でほぼ答えが出ている。
過去問演習 → 傾向把握と洗い出した弱点の潰し込み を繰り返すだけだ。
特に不安な科目である国語と社会はもう取り掛かっている。

というのも、国語は日能研だけだと足りない。
チャレンジ校は、普段のテストよりも深く考えないと答えにたどり着けない。
そこまでの考え方のレベルに早く慣れておいた方が、9月中の勉強にも役立つし、実際に役立った。

ちなみに、語彙は全然足りていなかった。
こちらは、今の時期だけど、追加教材を仕入れた。
え?と思って数年分で照合してみたけれど、これまで使っていた教材、難問テキストの後ろともに、ヒット数が少なすぎた。
しくった。
大人には普通の語彙だから、気づくのが遅れてしまった。

社会は、課題として出ているメモチェを知識勉強の主なレベルだと勘違いされると、はっきり言って困る。
アレは、最低限・必須の知識であって、使いこなせるレベルで覚える必要があるというだけ。
だから、どういう問題の出方で、どういうレベルで知識を身に着けておかないと解けないのか、というのを肌で知っておいてもらわないと、9月の勉強が最悪ムダになる。

どちらも、過去問演習をしたいというよりは、普段の勉強のレベルが足りないと思っているからこそやった、という背景。

ちなみに、算数と理科については、過去問は放置だった。
どちらも難問テキストで十分練習になる。
だからこれらは時期の指示に従う形でいい。
どうせ長男くんの場合、「問題文をしっかり読もう」という点が第一の課題になるに決まっている。

そして、そんな目的の細かな違いを長男くんが日能研の人に聞かれたときにしっかり説明できるとも思わないし、「10月から過去問」と言われていたから、日能研には言わないつもり、で進めていたのだけれど。

はじめから

そんな状況で幕を開けた面談。
はじめから、「志望校の構成を変えませんか」というような提案を受ける。

いや、もう半年前から同じで、成績も大して変わっていないじゃん…。
止めるなら、もうちょっと前から止めてよ。
と思ったら、内容は、チャレンジ校を変えるのではなく、安全校をチャレンジ気味に変えてはどうか、というもの。

おまけに、理由も、「チャレンジ校の前にもう少し難しいところを受けないと厳しい」って…。
確かにその受験経験は小さくはないと思うけど、たった半日の試験、しかもこれからは基本的にチャレンジ校に絞った勉強をやっていくというのに。

勉強自体はチャレンジ校に絞るからと答えると、それだと安全めな学校の方が危ない、という。
なんで?というと、「一度も対策しないと危険」という。

いや、また極端な。
2~3年分くらい、過去問はやりますわ。

というと、「それだとチャレンジ校の勉強が難しくなる」という。

???
過去問2~3年分、時間にして2、3日で収まるほどの差でそんななの?
じゃあ、志望校でも受験校でもない日特とか、いらなくない?

というと、「それはそれで必要な勉強だ」という。
はぁ。

まぁ、今の段階では必要な勉強だとは思うけれど、12月とか1月とかの日特は切ればいいんじゃないかな。
それでその分の時間は空くよ。

というと、「本当に日特校を受験する予定はないですか?」という。

?????
いや、今、志望校を変える話はしていないですよね。
チャレンジ校に向けての話をしているのであって。

と返すと、なんだか仏頂面で「もったいない」という一言で締めくくられた。

…結局、志望校を変えさせたいだけ?
本人も親も強い希望のある第二志望だし、変更先には本人も親も別に惹かれていないし、変更予定はないですよ。

「午前午後で試験会場も近いんですけどね」
って別にそんなの入試という特別な1日だけの移動の話だしさ。
アピールポイントにもならねぇよ。
こっちはその後の6年間のことを考えて選んでいるのに、変な理由付けは信用を下げるだけだよ?

過去問

そんないきなりの?マーク連発の話の後、最近の課題状況とか、過去問状況だとかについて聞かれる。

あー、本人に全部任せているから把握していないです。
と、しれっとウソをつく。

いや、塾からの課題を本人に任せているのは本当か。
なにやらメモチェやらのペースを指定されているようだけど、そんなもん私は把握する気がないし。

もうほとんどの内容を答えられるはずだし、毎日5ページくらい音読での確認はやっているのに、ノートに書かなきゃいけないって苦行が出ているみたい。
まぁ、漢字の勉強にはなるかもね、小学生だし。

過去問はー。
…たしか先週末に本人に聞いても「まだダメって言われている」と聞いてます。

というと、「え!」と驚かれる。

あれ、なんか間違った?

「国語と算数と社会はOK出てますよ」

はぇ~、そうですか。
そんなん、私に言わないで。私は守る気ないし。

「理科も…10月、今日から解禁です」

ほぇ~、そうですか。
そんなん、以下略。

「理科はプリントも渡したはずですが」

あー、あの過去問のやり方ってやつ?
やり方だろ?
OKサインじゃねぇじゃねぇか。

ていうかプリントもらったの先週で、今日から解禁なんだろ?
プリントもらう=OKサインじゃないじゃん。

ていうか、あんな子ども向けなのか親向けなのかよく分からないプリント、いちいち目なんか通さないよ。
親向けならでっかく親向けって書いといて。
あと、主題が「過去問開始OK」なら、タイトルにでもそう書いといて。

まぁ、そんな反感はともかく、相応の年月分をやってください、と言われた。

うーん、やりますけどね。
やるけど、このへんどうなんだろう?

正直、別に日能研に提出しなくても、まだ大体、改善点は分かる。
もちろん記述の採点とかは正確なところは分からないけれど。
そんな微妙な差なんて気にするレベルでもない。

生兵法が危険というのも承知とはいえ、算数や理科を中心に、提出するまでもなくどういうところに気を付けるべきだったかとかは私でも最低限わかるつもりでいる。

提出の大きなデメリットとして、帰ってくるまでに1週間かかる、というのも…。
そんなに待つまでもなく、今だと、もう明らかな改善点が…。

これ、ホントにみんな全部出すのかなぁ?
例によって、めんどくさそうな振り返りノートなりプリントなりも出さないといけないらしい。

正直、「あっそ」って感じだ。
まだ目に見えてダメなところがたくさんある状況だし。

たしかに自分でやって自分で振り返りができるようになるのが理想ではあるけれど、この受験期、そんな力は求めていない。
そんなことより、点を取るのを第一に掲げてくれればいいんだよなぁ。

でも、最後の最後で、そういう「振り返りプリントをやってきたなぁ」というのが、自信の源になるかもしれないと思うと、無下にも出来ないのだけれど。

とりあえず、提出分のストックはしておいて、家ではガンガン進めていけばいいのかな。

…というのを、相談する気も起きないなぁ。
相談したら、「出してください」と言われるだろうし。

でも、出すにあたってのオーバーヘッドが大きすぎるのです、ウチの長男くんには。
といっても、「それをやらないと過去問をやる意味がないのです」とかっていいそうだよな~。

あぁ、めんどくさい。
育ちも悪くどうしようもない私は、ホントにそういう優等生っぽい考え方、嫌い。
無意味に無価値に無目的に脊髄反射で反抗したくなる。

解けるようになるヤツは解けるようになるし、解けるようにならねぇヤツは解けるようにならねぇんだよ。

BT表

正式名称はもう忘れた。
Break Through表だっけ?何かの日本語略称だっけ?

内容は、なにやら分野別に得手不得手を記入したような、そんな表。

これまでの育テ・全モの問題を難易度別にA・B・Cでカテゴライズして、それらをR4~R2の子達がどの程度の正答率だったかを記入したもの。

…という時点で、もうあまり気にする気になれない。

だって、分野によっては、育テで栄冠にない問題がでて、問題演習が完結するような分野もあったはず。
それに、育テで覚え間違い・理解の間違いが見つかったなら、そこは振り返りで対策しているのであって、現時点ではもう弱点ではないはず。

そういうのがないまぜになって集計されている時点で、真偽が疑わしい。

ついでに、これまでの育テ・全モで、C問題なんて、本当にごく一部しか出題されていない気がする。
サンプリング数が少ない結果を、さもしっかり集計したように見せかけたところで、誤解を生むだけだ。

ついでに、長男くんのような、成績が伸びてきた子では、まだ伸びていなかったときのデータを含むので結果が悪く出る集計方法でもある。

あと、さらに長男くんのような、たとえAだろうが初見の問題に極端に弱いという子は、難易度別に集計しても結局悪くなる。
そうではなくて、「栄冠に載っていたかどうか」という切り口での集計なら、まだ見ようとも思えるのだけれど。

さすがに「栄冠になかった問題をどこまで正解できたか」の集計は私の方でもしていないからな。
ただ、育テでは、算数の共通最後だとか、理社での間違いの大抵だとかは、その類いの問題だったはずだ。

そうでもなきゃ、あまり間違えることもない。
長男くん、感心なほど日々の栄冠をこなしてテストを受けに行っていたからなぁ…。

というのをボケーっと考えながら、気が付くとなにやら説明をされていて、「ここの単元が弱いのですけれど、そういったことはありますか?」とか聞かれていた。

だけど、本人じゃないんだから、知っているわけないだろう、そんなこと。
どういう回答をオレに期待しているんだ、一体。

「いや、ちょっと分からないですね」と答えるだけで、会話が広がらない。

…まぁ、全く当てがないというわけでも別にないんだけどな。

そのうちのとある分野は、問題文が比較的複雑・小学生には難解になりがちで、解釈するときに間違えることが多いから、導出対象を誤解して答えにたどり着かない。
だから、自分で解くときには、まず問題の内容を把握する力をつけないといけない。
結局応用問題を解かせて解決していくしかないのだろう。

ついでに、栄冠で復習したときの1周目もそういう問題が多かったから、他の単元に比べるとあまり学習効果が大きくなかったのだろうな。
ときおり、基礎的な問題でも、パッと出てこなかった。
428でもう潰したはずだけど。

またとある分野は、検討の途中に簡単な計算が入って、その計算が見直ししにくいものだから、なかなか正答率が上がってこない。
まぁ、平たくいえば、算数の図形とか、理科の比計算とかだ。
途中の簡単な足し算や掛け算で間違えてしまう。

だから、相応に計算が複雑になるレベルの問題=応用問題で、着実に式をこまめに書いて検算させるように対策していくしかないだろう。
書き込みのスペースがなくて変なところに書き込んだり、字が小さかったりだからと言う要因もあるだろうけど、その問題は入試問題の用紙サイズ・空白では起きないから、それで改善してくれると助かる。

まぁ、誤答までの途中式や書き込みを確認したり、隣で見ていないと、そこまでは分からないだろうけれど。

で。
それらの分野の正答率が低いのが事実、弱いのだろうという推測が当たっているとして、チャレンジ校のレベルに引き上げるためには、どうすればいいんスかね?

「困ったときは前期の栄冠や夏期講習のテキストに戻るのも手です」

…なるほどですね!
(さいですかー)

いったい、何のための時間だったんだろう。
他に教材ないんだから、当たり前じゃないか?

折り合い悪い

はぁ、ストレスだなぁ。
こんなところで、余計な。…余計な?

別に今までみたいに、「希望者には特別に」って感じでいいんだけどな。
なんで、有料でこれまでと同様の教育サービス受けていたいだけなのに、無料とはいえ行動を強制されなきゃいけないんだ。
別にこちらがその内容に納得できていればいいのだけれど。

…あぁ、「納得感がない」というのが、一番の問題なのかな。

過去問も、全体向けの説明で、適当に「何年度から」みたいな話だったけど、こちらとしてはもう過去20年分くらいの平均点推移とかも把握しているわけで、「形式にまず慣れよう」という段階から始めていこうとしているのに、なぜ一番平均の低かった年から?と疑問符がついてしまう。

まぁ、どうせ直近の過去問なんて、再出題されるわけもないんだから、どうでもいいんだけどさ。
せっかくなら、もう少し慣れてから年の瀬くらいに力試しとか、想定より難しかったときの問題の見極め練習とかさせたかったなぁ。

一事が万事そんな調子だから、積極的に動き出す気にあまりなれない。

おそらく、講師の方々とは別にして、校舎運営の方と私の相性があまり良くないのだろうな。
自分のことであればどんどん追及もするかもしれないけど、長男くんも二男くんも接すると思うとあまり得策とも思えないし、さりとて言うことを聞く気にもならず。

前受みたいに、「特に意見ありません、お任せします」というようなことは、「あーそうですか」で終わるのだけれど。

過去問みたいに、「特に困っていません、相談することも、その気もありません」というようなことは、何かを言われても、「ふーん、でもウチはウチの考えでやりますから」と思ってしまう。

…あー、こういうところでも校舎実績とかが重要だったのかな。
数年間、合格者がろくに出ていないチャレンジ校なのもあって、「ホントに言うこと聞いていて効果あるのかな?」というのが常に頭をよぎってしまう。

まぁ実績はともかくとしても、長男くんの特性、強みや弱みに関して納得感があればまだしも。
本当に把握できているのだろうか?
これまでにちょっとやらせただけの範囲での過去問で見つかる課題について、私的には、予想と結果との間で違いはそれほどない。
まぁ、思ったよりも足りてなかった国語の語彙とか、新たな発見もあるとはいえ。

本人も交えがら問題を振り返って、「これは、もうちょっと気を付けて問題文読めてたら、確認していたら、解けたんじゃない?」というノリで確認を進め、解答時間も加味して加算していくと、全科目で合格者平均点に届く。

「伸びしろしかない」というのは、伴走側としては「あと4ヶ月でその伸びしろ獲得させないといけないんだぜ?」という意味で好きな言葉ではないのだけれど、少なくとも「現時点で解ける問題全部を解くというクリティカル出して、なお届かないよね」というレベルではなかった。

事前に入試問題だってそれなりに読んだ上で5年後期くらいからプランを考えて、それに対して長男くんが想定以上に伸びてくれているおかげなのだけれど、とりあえず一安心。

後は、解けるレベルの問題を「確実に解き切る」というスキルを獲得してもらって、常に今のクリティカルが出せる特訓をすればいい。
「現時点でどうやっても解けないような問題を解けるようになる必要がある」という、クリティカルのときの攻撃力自体をさらに上げなきゃいけない状態ではない。

しかし、そこの課題認識からして、全然違う。

校舎の方が「一番心配している点はこれです」と言っていた点は、私的には全モからその入試問題への変化点、長男くんの解き方、それらを考えて問題ないだろうと思っていたし、事実問題は顕在化しなかったし、今後も問題になるとはあまり思えない。

たしか、過去問添削自体は、各科目の講師から返してくれるはずだけれど、校舎の方がこんな、正直的外れな心配をしている状態なのに、意味があるのかな、と不安になる。
「人の話を聞けない」という点で、誤解されやすい子だし。

…あぁ、なるほど。
今回の面談で話された諸々について、全然納得する気になれないのは、生活態度でも学力面でも、「ウチの子をしっかり見てくれている」という印象があまりないから、なのだろうか。

うーん、こうして書いて整理していても、苦手意識がどんどん膨らんでいってしまうなぁ。

長男くんの受験結果は大きく影響しそうではあるけれど、二男くんは長男くん受験のタイミングで、転塾、させようかな。
日能研は好きだし、カリキュラムも好きなんだけど。
二男くん、あまり日能研に合っていなさそうな感じもするし。

あるいは、日能研でももう少し大きな校舎に行かせる、とか?
たしか、日能研内の転籍とかも、MY NICHINOKENに記載されていた気がするな。
引っ越し関連だったようにも思うけど。

…直前期にそんな余裕があるようには、あまり感じないとはいえ、な。
マジメにもうちょっと考える必要があるかもしれない。