パパとステージV

2023年9月1日金曜日

塾システム 勉強方法

秋が来る

天王山と言われた夏。
まだ暑さは残るものの、その夏を超え、日能研では新たなステージである、ステージVへ移行。

『こちら側』としての戦略立案も、残すタイミングは2回。
さて、あらかたテキストも読んだし、どうしたものか。

書けない

いつもの通り、長い長いブログを書いていた。
いや、もうあと5ヶ月という時期。

それはもう、いつもを超えた大作だ。

そして読み返していて、はたと気づいてしまう。

コレ、普通に、見る人が見たら志望校分かってしまうな…。

テスト結果はフルオープンに書いているものの、どこぞの元講師のように個人情報保護法やらを突破でもしないかぎりバレないとは思っている。

しかし、妻と、そして長男くんとの約束で、ブログには志望校は書かない。
いつぞやの、聖光学院を熱望していたときのような書き方はしない。

残念。
デリートだ。

方向性

といっても、何にも書かないのじゃつまらない。

勉強の方向程度は別にいいだろう。
予定の修正をするときに、読み返して検討の叩き台にする材料も必要だ。

まず、6年の後期は、大きく2フェイズに分かれる。

というのも、ステージVは、9~11ヶ月分の13週間。
残りは、合格力を養うためのファイナルステージだ。

そのステージVをどう使うか。
テキストをもらったときにも説明会があったけど、端的に言えば、「基礎を完成させる夏」に対して、「応用力をつける秋」。
そう理解した。

しかし、要求されるレベルはかなり高い。

ここまでのテキストと過去問をざっくり見ていると、私的には、日能研での偏差値50までの学校なら、5年生までの栄冠、あるいは6年前期での学び直し1で十分勝負になるほどの難しさだ。

夏期講習の共通が完璧なら、おそらく偏差値60くらいが勝負になるレベル。
戯れではあったとはいえ、この私、記号的に言えば中受未経験とはいえ最難関の理系大を出ているこの私が、事前対策なしでは満点が取れないレベルまでになっていた。

そして、驚愕のステージVの本科テキスト。

パラパラとだけど見てみた。
それで十分だ。

解ける問題が、ほとんどない。
これでも前期は、答えか、そこまではいかなくても大筋の道筋、あるいは、どこを勉強すれば解けるようになるかは分かっていたのに。

理由の半分は簡単。
解くのに前提となる文章がついているような、文章題問題ばかりだから。

もう半分もさほど難しくはない理由。
純粋に、難しい。
何かのパターン問題かとは、すぐには分からない。

知識の習得を目指したり、そこに重点が置かれていたりした6年前期までとはテキストの構成が違う。
応用問題しかない、そんな本科テキストになっている。

一方で、栄冠も位置づけが変わったようだ。

算理社は、難易度が少し普通目かな?
単元の基礎を復習するという目的のようだ。

あまりしっかり見れてないけれど、特に算数は図で説明がしっかり書いてあるから、むしろ自分だけで復習もできるくらいかも。
初学習時にもいいんじゃないかな、コレ。

国語は、少し短めの文章題。
難易度までは見れていないけれど、1日1問を継続していくのにちょうどいいくらいじゃないだろうか。

使い方

本科テキストを中心に、難問を解け、ということだろうな。

ということでステージVの基本的な目標は、本科テキストの完遂、だ。
しかし、栄冠を使うのは、本科テキストで不安があれば、くらい。
不安がないならスキップでいい。

そして、ステージVならではの応用的な目標は。

幸いなことに、長男くんはもう、ある程度熱望校を固めている。

子どもには残酷な質問だったかもしれないけれど、「他に合格の可能性が数字上は高そうな学校を受けるよりも、たとえ合格できないのだとしてもソコを受けて中学受験を終えたい」というような学校が。
それも、受験日程が埋まる程度に、そういった学校が複数ある。

であれば。
それらの学校に、過去数年出題されていない分野は優先度を落としていい。

これまでは毎週のテスト勉強もあるし、代わりにやることもそれほどないし、全方面でやっていれば何か参考になることもあるかもと思って、別に手を抜かせるようなこともなかったけど。

例えば、立体図形が出ない学校があるとして。
でも、立体図形の表面積を求める考え方は、平面図形に役立つこともないわけではないので、やっとこ、みたいな感じ。

でも、これからはそういうのは夏期講習やステージVの栄冠レベルができれば十分。
そんなテキストのやり方でいい。

そして過去問

あと5ヶ月、週に直して、22週。
前受までだと20週程度。

そろそろ過去問の季節。

ただ、個人的にはあまり過去問の結果は信じていない。
そりゃあ、全モや育テよりかは信じるけれど。

もちろん、配点、問題形式、難易度レベル、捨て問の判断、時間配分、合格点までの目標といったことを把握するのは大事。
しかし、去年の過去問で合格最低点を超えても、今年の保証にはならない。

たとえば3年間で毎回合格最低点を超えれば、そうでないときよりも本人・親ともに安心かもしれないけれど、やはり今年に受かるとは限らない。
同じ問題の出る資格試験とは違うし、3年以内に出た算数や理科の問題はもう出ないだろうし。
まして、過去問はどうしても、これまでに触れたことがないとは言えない。

しかし、最難関の学校であれば、他の学校の過去問や有名塾のテキストの内容くらいは外して出題してくるだろう。

唯一、出題される内容が重複してしまわざるを得ないのか(歴史や公民は選択肢がけっこう同じのが出る)、社会を除いて、入試当日のように完全に初見とはいかない。

だから、把握すべきことを把握しつつ、試しつつ程度の過去問演習。
あくまで主体は、特にこの秋の間の第一目標は、過去問ではなく、応用力をつけること。

まぁ、とはいっても、ある程度過去問解いておかないと、目指すべき応用力も分からないから、多少はやるんだけどね。

特に、もう国語とかは、文章題を出来る限り1日1問くらい読みたいし。
ネタがなくなったら、過去問の大問個別でもいいくらい。

なーに、受験予定校も含めて、彼のこれまでの候補校の問題は家にたくさんある。
小4からこっち、安売りされている季節に集めてきていたから。

直近予定

この4日間は、夏や強化ツールの残りややり残し、あとは9月の宿題になっているメモチェ中心。
夏期講習から学校の生活に変わったときに、生活が変わり過ぎないように、かつ、自分一人でもそれほど苦でもなく出来る程度に。

そして、いよいよ明日からステージVの授業が開始。
授業の進度、テキストのやり残した問題から、日々の勉強のペースを模索が主かな。

もし余った時間があるなら、塾から与えられた過去問までのタスクがあるとはいえ、その条件がクリアされ次第、過去問だ。
まずは、前受校からかな。

そこで、私がもっとも得意で好きでもある、「一番少ない労力でどの問題を解けば最高点が取れるのか、それをどう判断すればよかったか」という振り返りを一緒にやって、お手本を見せて。
彼自身の分析力、得点力を上げさせなければ。

まぁ、まずは、ステージVのテキストをしっかりやって、難関校レベルでも解ける問題を1問でも増やすことが先決。

さて、夏休み明けでの新たなステージ、その最初の授業は、どうなるかな?