全モの翌日
軽く問題を見たのだけれど、まぁ社会は、難しかったからいいとして。
国語は、時間が足りなくなるほどか?
たしかに1問、私がすぐ解けない問題あったけど。
いつものやり方が十分通じると思うんだけどな?
何があったか聞いてみよう。
順番を選べ
ということで、本人からテスト直しは何からやるかと聞くと、社会→国語→算数→理科らしい。
大変な順か。
その意気や良し。
といっても社会はそんなにやることはない。
現時点で、これは無理だ。
まだ都道府県がしっかり頭に入っていない段階で、地方に天気予報やらの別の分け方がある、という前提を出されても、ちんぷんかんぷんだろう。
問題文の意味が理解できていないようだった。
そのレベルの問題が出されても、25分しかないし、まだ大問の解く順番を変えるといった臨機応変な対応はできまい。
今回は力負けもいたしかたなしだったよね、そのわりにミスはあまりないからいい出来なんじゃないか?とスルー気味。
6割を割った程度の点数は初めてだったからか、本人はその点数にショック気味だったけど、私がそう言ったことで多少は和らいだのだろうか。
わりあい和やかなムードで終えた。
それが一変したのが、国語。
白い
「国語はよく出来たでしょ」と胸を張り気味な二男くん。
…うーん、100点を超えはしたものの、これって100点満点じゃ70点切るし、時間配分が出来ていないから選択肢なのに空白とかあるんだけど…。
まぁ、片方とはいえ、記述が埋められたのは、良かったけどね?
いままで問答無用で空欄だったんだから。
さて、その時間配分が出来なかった原因というのは一体なんなんだ?
「漢字は1分くらいだった」
まぁ、全部書けないのは今は仕方ないよ。
知らない言葉が出てくるし。
分からないのを考えても漢字は出てこないから、順調に飛ばせているね。
「次の文章までのところは、全部で5分くらい」
今回の文法、悩みそうな問題もあっただろうに、うまく切り上げたな。
いいんじゃないか?
「1つ目の文章で20分」
それが、イマイチだな。
15分で強制切り上げだぞ。
今回の場合、結果論だけれど、空白にした問題は結構簡単だったし。
それで。
この、書き込みが、なーんにもない問題用紙は、一体何なんだ?
文章を読むときに、指示語、接続詞、場面転換を書き込みながら読め、と言ったはずだけど。
「あ」
まぁ、文章の方は、まだいいよ。
例えば、ここの選択問題とかは、どう解いたんだ?
「あー、これは、選択肢のアがー、」
といったところでもう、割り込みでお説教が開始。
それじゃ、解き方が、違うでしょ?
はじめから、教えて?
「?」
だーかーらー。
いきなり選択肢を読めなんていう解き方、教えてないでしょ?
正解できなくたっていい、でも、解き方は同じやり方をやりなよ。
それで?
「…???」
というあたりから泣き出す二男くん。
うーむ。
全く身に着いていないのか…。
記述特訓をしてからこっち、もうその解き方での確認しかしていないのに。
どうして、そんなところから忘れるの?
国語は、「ただ文章を読んで答える」という感覚的な解き方も出来ちゃうけど、それじゃお前は点が取れなさそうだからって、教えたじゃん。
いつもの解き方をしているのを自分でも確認するために、書き込みをするんだよ。
それに、選択肢で解答を選ぶなら、他の選択肢がダメな根拠を確認してからじゃなきゃダメだよ。
もう、泣いている彼に対して、また一から説明。
まず、設問を読んで何が聞かれているか確認。
そこに丸付けなり線引き。
次に、設問から、本文のどこを探すか確認。
それをする前に、本文を見に行くのは絶対やめろ。時間が足りなくなる方法だから。
そして、自分なりの解答を考えて。
記述は答え方を確認したら、そのままそれを書く。
選択肢では自分なりの解答と合っているものを選ぶ。
自分なりの解答を出す前に選択肢を見るのも止めろ。それは混乱する元だから。
ついでに抜き出しの場合は、抜き出せと言われているものの周辺から、キーワードを確認して本文を探すというくらい。
そんな、3分くらいで全部説明できる解き方しか、教えていないぞ?
それぞれで注目している部分に丸付けなり線引きをするんだよ。
それで出来なかったらそれでいいと言っているのに、なぜ守らない?
そのやり方をやって、答えが出てこないのが国語の「難しい問題」なんだから、出来なかったら飛ばすの。
そうすれば、簡単な問題だけは先にさっと答えられて、時間足りるようになるから。
ということで、ほれ、泣き止んで。
解き直してみろ。
と一緒にやっていくと、大体解ける。
そして、唯一私も少しハマったのが、彼が「長引いた」と言っていた問題。
ほらな?
難しい問題は必ずあるし、それがどれだかも算数や理科ほど簡単には分からないけれど、そこに悩まずに飛ばせばいいというだけ。
それだけで時間配分になるのに、なんでこんな4点の問題にこだわって、20点分くらいを空白にしたんだっていう話だよ。
だから、いつも同じ解き方を繰り返していれば、その方法で解けないのが難しい問題って判断するだけ。
もうそれは間違えていいの。
満点ではなくて、1点でも多く取るのが目的なんだから。
で、「いつもと同じ解き方を出来ている」っていうのを自分でも確認しながら進めるために、書き込みをするんだよ。
書き込みなんてしなくたって、日本語で書かれている国語は解こうと出来ちゃうのは分かるけど。
一応、納得できたかな?
今回、「普段練習した通りにやっていない」ということで、このテストの解き方はメチャメチャ悪いぞ。
まずココを直さないと、そもそも勉強している効果が出ないから、絶対直すべきだよ。
と、結構厳し目にお説教を締めて終わり。
その他の科目は、もう疲れ気味だし休憩はさんでもすんなり。
算数は、今回くらいならもう少し解いて欲しいけど、放置。
どうせ、5年になればオプションの算数演習での練習が出来るようになって、全モ対策が出来るようになる。
4年の今、わざわざ力をつけようとする必要もないだろう。
どのみち考えるのに使える材料も少ないから、所詮は感覚的に試すことしかできないだろうし。
4年の後期でも、栄冠をこなせるように勉強出来れば十分。
理科は、一問ミスした部分を除いてよく出来ていた。
しっかり読めているし、計算式も書けているから、これは上手く出来ているね、と褒めておしまい。
夏の対策
今回のテスト直しで、それなりに彼の対策が見えてきた。
やはり、今の一番の課題は国語だ。
二男くんは、当時の長男くんに比べると、そこそこ自己流で解けてしまっている。
だからこそ、空っぽだった長男くんよりも、根本から解き方を教えてもそれに統一できていない。
ならば、統一出来るくらいに、演習をやらせればいい。
普段のときはともかく、幸い4年生の夏なんて、嫌になるくらい時間はある。
抜き出しだけよりも、選択肢や記述もあるような、日能研のテスト形式での問題集を用意しておこう。
それに、どこまで一緒かは分からないけど、長男くんのときの4年の夏期テキストだとか、冬期テキストも有用かな。
できれば、一日に文章題2問ほどで、時間配分の練習をしながら解かせたいな。
そうすると、ちょっと解答用紙が使いにくいかもだけど、長男くんのときの全モの過去問は使えるか。
4年後期は月一ペースになったはずだから、1週間に1回ずつくらいのペースでやれる分はあったはずだ。
なんなら文章題だけなら5年のときでもいいかもしれない。
文章の難易度はともかく、そんなに大きくは解法の難易度は変わらない、かな?
もし可能なら、うんざりするほど多くの文章がある、5年の夏期テキストが使えるといい。
…むしろ、文章の内容は分からない方が望ましいか?
解法が適切に使えれば、文章の意味は分からなくても答えは出せるのだから。
でも、講習テキストは講習テキストで、内容被っているんだろうか?
まぁ、それにしたって、国語の解法を身に着けるためなら、使ってしまっても構わないか。
5年の夏期なんて、そんなこと悠長にやっているほど他の科目での余裕がなかったからな。
この夏は、国語力を鍛える夏、というか、解法を徹底的に体に叩き込む夏、にしよう。
算理は、復習の方は大してやることもないし、先取りは厳しいだろうし。
社会は、地形は覚えても産業分は後期で授業で聞いて来てくれた方が効率良さそうだし。
この方向で、ちょっと国語の教材をチョイスしておくか。
一方その頃
それはそうと、長男くんも今日外部会場での全モだったのだけれど、「解答用紙は回収だから自己採点は無理だね~♪」と陽気だった。
え?
問題用紙と解答があれば、テスト直しはできるでしょ?
「え?」
えぇ?
なんか変なこと言った?
ということで渋々やり直していたけど、なにやら理科で撃沈気味だったらしい。
まぁ、聞く限り、しょうがないかなという問題だったけれど。
でも、記憶の範囲での解答で400点は超えたらしいし、それなりによく出来たんじゃないかな?
彼は彼で、最近、物語文の選択問題が下手なのが分かってきたから、テコ入れで参考書一冊チョイスしてみた。
少しは身に着いていくといいのだけれど。
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