長男くんと最後の夏の予定

2023年7月15日土曜日

日能研 勉強方法

天王山

テキストももらえたので、夏休みの予定を考えた。
そう、それこそが、『こちら側』の責務であり楽しみ。


ぼくのかんがえた、さいきょうのてんのうざんだいさくせん。

何をやるのかな

この夏のテキスト(応用)は、一言でいえば、読める鈍器
算数:207ページ
社会:163ページ
理科:151ページ
国語:348ページ

合計、869ページ。
遣唐使廃止まであと25、惜しい!

これに加え、解答が333ページ。
足して、1202ページ。

わーい、夢の4桁ー!
たしか40日しかないのに、40で割っても十の位に3が立っちゃうー!

…さてさて。
その4桁さんの使い方はというと。

各教科、コース別という部分と、共通という部分に分かれているらしい。
そのうち、どの教科でも言及されていたのは、共通を極めろ、ということ。

んー、マジで?本当にそれだけでいいの?
なんか、若干怪しい気が、いきなりしている。

各教科の先生が説明してくれたけれど、どの教科でも「夏は重要」「天王山」「受験生の自覚を」とか言ってくれるわりに。
その夏での徹底対象の共通というのは、さほど難しくないのでは?
栄冠を極めていたのなら、十分クリアできそう。

うーん、これで、難関校、合格できるの?

まぁ、そこについて疑いを持っても仕方ないか。

もし初見でこれがパーフェクトならそれはそれで他に追加できるくらいの量だろうし、もしそうでないなら次の領域に挑む資格はなさげ。

それに、各先生が異口同音に言っていたのが、「解答のプロセスを大事にして欲しい」ということ。
大事なのは、このレベルについて、本当に「全く知らない人に説明できるほど解き方を理解しているか」だろう。

もっとも彼が説明する相手はそれよりもタチの悪い、「全く知らない人のフリをして『なんで?』と連発してくる、嫌なおっさん」なのだけれど。
あー、かわいそう。

まぁ、何かを追加するとしても、基本的にはコース別の方の問題を追加するというのでいいのだろうしね。
なんにせよ、4教科、バランスよくまとまっている問題集だと思う。

国語

薄い共通に、コース別の問題、あとは語句や漢字などという構成。
語句は、なんか2回分あるな。

共通は、複数回でまとめて1問くらい。
それと、語句や記述演習つき。
コース別は、1回分で大体1問。

ふむ、分量は大分マイルドか?

一日3コマあっても、これだったらそんなに復習する量はなさげ?
3コマとすると、ちょっと語句とかが多いかな。

国語はちょっと見ただけだと難易度はあまり分からないけど、5年の夏よりか文章題は少なそう。

まぁ、何か増やすにしても、日特の文章ありますからね。
問題はない。

算数

今回は、あの、にっくき特別問題がない。
代わりに、共通問題、通称428(しぶや?)がある。

この428、通称通り428問あるのだけれど、私はとても気に入った。

難易度を見ると、学び直し1クラスが1/3~半分くらい?
学び直し3クラスが1/3から1/4、残りが難問という感じ。

なるほど、たしかに、これが人に説明できるレベルでマスターというと、相当実力が付きそうだ。
分かりやすく言うと、これまでの栄冠の全てを網羅していて、小学生の範囲での算数ではほぼ穴はなくなるだろう。

もちろん、これだけで応用も解けるかというと、そうではない。
しかし、応用に向けた練習として、とても理想的。

単に難易度順でもない、分野別でもない、そういう問題が428問。
これで問題の見極めも出来つつ、全ての問題を説明できるようになれれば、バッチリという感じ。

しっかり基礎から固めようというレベルでなく、時間のある夏に基礎の穴を完全になくそうという感じだね。

夏に基礎というのは若干焦るし、長男くんにそういう穴は少なそうとは思いながら、この教材ならやる価値はありそう。
「出来ない問題がある=その分野の応用は厳しい」と判断して良さそうだから。

そして、計算と1行題はまた毎日1題ずつ。
計算は、大事だからね。
そこそこは難しそうだし。

あとのコース別は、1回分5題。
そんなに多くはないけど、これも1日3回分ずつ。
15題中、7題やったら、一日8題が家庭学習か。
ちょっと多いかな?

社会

作業ノートがない。
代わりに共通は漢字で徹底しろと言われた。
算数と同じ方針だな。

あとは、コース別の方は、1回分で2題。
1日2回分だから、4題、授業で1題やるなら、家で2題か。

範囲はもちろん全範囲。
あとは、メモチェとセット。

理科

こちらも作業ノートがない。
代わりに共通は漢字で徹底しろと言われた。
…またか。

コース別の方は、1回分で3,4題。
こちらも1日2回分だから、最大8題、授業で3題くらいやるなら、家で5題か。

範囲はもちろん全範囲。
あとは理科の休み時間中はメモチェをやる、とか。

全体

応用側のテキストを使うけれど、基本的に共通が重視のようだ。

算数でも思ったけど、これでいいの?という気は若干する。

しかし、基礎が抜けているのに、応用問題をやっても微妙な成果になるというのは、そんなに違和感のある話でもない。

では、現時点で我が子の基礎に穴はないのか?というと、それは答えるのが難しい疑問。

育テが良い点続きだった!と言っても、その場その場の話。
今すぐに6年の頭の方の単元、地理や湿度などの単元の当時の育テと同じレベルのテストをやり直して、果たして同じ点数以上が取れるだろうか?

それを一息に確認するのに、このテキストはうってつけ。

改めて、もう一度全部を確認して、穴があれば埋めにいけばいい。
穴がなければ、日能研に相談して、埋めにいくはずだった時間で別のことをやればいい。
日特テキストでの問題や、算数の強化ツールやり直しとか、難しい問題は一杯あるしね。

というか、当たり前にそういう問題も用意出来る中で、「共通重視」というからには、比較検討の末にその方針が一番いいというのが日能研の結論なんだろう。

それに、たとえ半年後に入試で焦るというのはあっても、その後も勉強は続いていくのだし。
これまでの2年半で習ったことを確認してから、次に進むというのはいいことだ。

しかし、どの先生からも言及されなかったスキルアップ講座はいったい、なんなのだろう。
とりあえず、復習で重視するというわけでもないようだし。
ちょっと、謎だ。

ルーティン

さて、テキストの内容が分かった上で、いよいよ、どうこなしていくか、だ。

まず、
・国語の語句:1日10分
・国語の語句演習・漢字演習:交代で1日10分
・算数の計算と一行題:1日1個で10分
・算数の428:1日10-20個で1時間
・社会の共通2個分:30分
・理科の共通2個分:30分
ていうことくらいかな。

…これだけで、合計が既に2時間30分か…。

それで、毎日の復習が、まぁ、算数は2時間、国理社が1時間くらい。
…だったらいいなぁ。

それでも2~3時間か。
さっきのと合わせると、多いときは5時間半程度。

で、ウチの場合、DtoDで、塾の時間が12時~21時かな。

うん、朝3時間半、夜2時間やれば、平気だねぇ。

あれ?
いつご飯食べたり、トイレいったり、お風呂入ったり、リラックスしたりするんだろう?

うーん。
残念、この私様にも計算ができないや。

…まいったなぁ、これは。

理想的な方のプランとしては、割と早い段階・速い時間で算理社の共通をクリア。
生活の余裕も見つけつつ、難しい問題にもチャレンジしちゃったり?

きっつい方のプランとしては、結局穴だらけでしたーというパターン。
その場合は、やはり共通を重視に切り替えだろうな。
コース別は、授業でやった最低限にして、切り捨てていく方針だ。

あとは、始まってからの様子を見つつ、テストの予定等も加味して、微調整か。
…微、で済めばいいけどな。