長男くんと修学旅行

2023年6月22日木曜日

算数 復習 勉強方法

日光

関東の小学生はいつ頃から日光に行くようになったのだろう。
私も子どものときは日光に行った。

ちなみに、関西出身の妻は伊勢神宮に行ったらしい。

そして今度は長男くんが出発だ。
楽しんでおいで、という気持ちとは裏腹に、勉強はどうしようか?

まずは楽しめ

小学校の行事の中でもトップクラスに思い出が残るイベント、修学旅行。
東照宮や華厳の滝、もう約30年前となっても、今でも覚えている。

ちょっと前まで江戸時代やってたばかりだしな、という気がないわけでもないけれど、純粋に楽しんで欲しいという気持ちが8割といったところ。

なかなか小学生の友人と泊まりで遊びにいくという経験もレアだろうしな。
この日のために大貧民を鍛えたと言っても過言ではない。

まぁ、私はといえば、「寝るときは家族で or 一人でじゃないと気が休まらないな」という学習をしてしまったものだったけれど。

ということで長男くんのいない家という珍しい状況で一夜を過ごし、翌日、笑顔で帰ってきたのを見てホッと一息。

…そういえば保育園や低学年のうちはこういう団体行動のたびに落ち着かない気分になっていたけれど、いつからかそういう心配はなくなってきたな。
成長したものだ。

と、しみじみしながらも、どうしても塾の勉強の方が頭から離れない。

休んだのは算数

休んじゃってもいいよ、と言いながらも、小学生ではまだ疲れもあまり自覚できていないのだろう。
帰宅した日の二日目は遅刻で授業を受けてきた。

しかし、修学旅行一日目と二日目の前半、横浜には物理的にいないのだから、授業など受けられるわけがない。
もしそれを可能としたいのであれば、唆り始めないといけない。

…いや、普通にリモートワークのノリでいいんだけどさ。
科学技術すげぇ。

そんなこんなで休まざるを得なかったのは算数のみ。
幸いというべきか、不幸というべきか。

幸いなのは、とりあえず私は問題を解ける。
解答に沿って教えもられる。

不幸なのは、速さや時間、道のりの比の単元であること。
普通にこの3つを出すのではなく、あくまで「これらの比」を使う。

あーん?
どれかxとでも置いて、2xとかにしたらいいわけ?
文字の扱いに慣れた私なら、別に比なんて考えなくても、普通に言われた通りに情報を書き表したりすれば問題ない気もするのだけれど。

しかし、たしかに比を使いこなすことで、5年生までの問題が一瞬で解けるケースもあるみたいだ。
うーむ。

ということで、日能研の動画で予習して、一部抜粋しながら資料作り。
それを使って、長男くんに教える。
…最近、解けない問題のフォローはしても、一から教えるようなことは少ないから、なんか新鮮だな。

そんなに問題なく栄冠や本科が解けていたみたいだから、うまくバトンはつなげたのかな?

小学生向けの勉強

しかし、今回勉強して改めて感じたけれど、小学生、大変だな。
ちょっと風邪でもひいて1週間休んだ瞬間に、光の速さで駆け抜けていってしまう。

社会も今週、戦後からバブル、コロナまで。
理科は電気。1回こっきりの。次は電熱線や磁気が入ってきちゃう。

しかも、スパイラルだ。

数学に慣れた私は、ある基礎となる考えを学び、それをいかに応用していくかを考えていくけれど、小学生はどうも違う。
私的には同種の問題でも、別解法を習うこともあるようだ。
それはそれで、その解法が適用できるときには実にエレガントに解ける。

おそらく、年齢的な成長に加えて、他の単元の習熟度合が5年生のときとは違うからだろう。
長男くんは、まだ理屈面は、私に比べれば弱い。
だからか、1つの事柄の応用力は私の方が強い。

しかし、それを補うかのごとく多くの解法を習って、しかもどれもそれなりにモノにしているようだ。
算数は具体的に考えて解く学問で、数学は抽象的な法則を使って解く学問、と私は理解しているのだけれど、もう算数の土俵では私ともタメを張るのかもしれない。

今、目の前で強化ツールをしているけれど、彼が解けている問題の全ては、私は解けないかもな。
まだ、私の方が解ける問題は多いとは思うけれど。

少なくとも、彼に使えて、私には使えない解法はありそうだ。
たとえば、私は別に円周率の掛け算は覚えてはいないし。
(「だって私にはπだし」っていうのは、小学生相手には大人気なさすぎるよね)

すさまじい成長速度だな。

たとえテストの点にはあらわれないようなポイントだとしても、記号的に言えば理系最難関の大学の一角で修士卒程度には理系が得意な私を、小学生が超えるのかよ。

後期はどんな教え方?

しかし、そうなると、あまり期待していなかった後期の授業にも俄然期待が高まるな。

ちょっと問題の難易度が上がった程度で前期のリピート、あるいは、学び方の姿勢が変わる程度で扱う解法は同じでしょ、くらいに思っていたけれど、その認識は間違っているのかもしれない。
ただ演習をするのでなく、これまでに習ったやり方の使い分けであったり、さらに新しい考え方だったりを学んだりする要素もあるのかな。

たしか、ステージV、合格力を完成させる段階、だったか。

シラバスは相変わらず私の大好きなポエムに満ち満ちているのと、あとは季節講習に書いていたような振り返り的なシートを色々書くようなのが分かったくらいで、具体的に授業ではどんなことを習うのかはよく分からないんだよな。
単元的には、もうやった範囲だし。

二月の勝者とか見ていても、なんか演習やっただけで終わりとかの描写にもなっていて、それなら家で過去問やってた方がマシじゃね?とか考えていたんだけど。

後期開始から半年後に来る受験のことを思うと気がかりだけれど、それを一旦忘れるとすると、一体どこまで出来るようになるのだろう?
もしかしたら、テストにおいても私と同程度くらいまで取れるようになっちゃったりするのだろうか?

そして、あと1年も経てば、この子に算数ではなく数学が教えられると思うと、楽しみで仕方ない。