記述を教えてみた
二男くんはまだ小4。
やっとこさ日能研の勉強にも慣れてきた頃合い。
まだまだ改善点は山ほどあるのだけれど、いきなり色々できるわけもない。
少しずつ、少しずつ、年齢による成長にも合うように、ジョジョに出来るようにさせていきたい。
無理に分からないことを教えても、良くても身に着くまで時間がかかるし、悪ければ散々バトった末に身に着かない。
でもねぇ…。
ティアキンまみれ
自由時間、ずーっと、ゼルダをやっている二男くん。
まぁね、彼、ここ数年、マインクラフトとゼルダBoTWばっかりやっていたし。
これくらいはやるだろう。
そして、一日のノルマを終えた長男くんがゼルダをするときには、セコセコとYouTubeに移行。
うーん。
もう少し、勉強、できるか?
やるなら、算理社は栄冠やれているし、どうせ夏にもう一度やるから、国語か。
育テでもイマイチだからな。
しかし、場面分けとか、抽象と具体とか、文章構成とか、そういうレベルはまだ厳しいだろうし。
もう少し絞れば、記述は、できるか?
元々夏にやるつもりではあったけど。
でも今の育テくらいに、あまり難しくない記述…。
何を題材にすれば…?
5年の記述オプションも、そこそこ文が難しかったし。
…あ、育テそのものをやればいいんじゃないか?
地味にもう7回くらいは受けたわけだし。
思い立ったが吉日。
大して勉強することもない土日の2日を使ってしまおう。
記述の解き方
そんなわけで、今までは「なんか書けそうなこと書いといで」くらいで済ませていた記述の解き方をマジメに教えてみる。
これまでの栄冠の解き方を事細かにストーキングしてきた経験から、第一段階で詰まるところは察しがつく。
彼は、そもそも、何を答えるかをあまり理解してない。
そこをろくに理解せずに、文章を読みに行く。
だから答えを考えるのにも時間がかかるし、結果、書けないで時間切れ、というケースが多い。
なので、ゼルダよろしく、手順化して説明してみる。
謎解きに順番があるように、記述の解き方には順番がある。
まずは、聞かれていることを確認。
そして、答え方を考える。
「どんなこと?」と聞かれれば「~なこと。」
「なぜ?」と聞かれれば「~だから。」
などなど。
とにかく、まずはそれだけを確認する。
育テ1回分、基礎・共通・応用で大体記述は3問。
7回+春期で、都合24回。
記述だけを練習だ。
でも途中で飽きたから、約15回に短縮。
はじめは、「これだけ答えろ」と言っても、それでも傍線部の内容を見てしまったり、文字数制限を見てしまったり。
その後も答え方を答えるのに手こずるときもあったけれど、どうにか「聞かれていることから確認する」というのは理解できたようだ。
…まだ、これで、手こずる年なんだなぁ…。
そして、答え方の確認が出来た後で、晴れて、文章の場所の探し方を教える。
まぁ、こちらはまだ曖昧でもいいんだけどね。
でも、4年生くらいなら、ほぼ確実に、楽な理屈でたどり着けるけどね。
文章を読み直すな
二男くんや、どうして記述で時間がかかるか分かるか?
「字を書かなきゃいけないから?」
いーや。
キミは、幸か不幸か、字がきったないから、その代わりにスピードは出ているよ。
それはもう、テストでの字を書くスピードだけなら、パパとあまり変わらないかもしれない。
「じゃあ、文字数の調整?」
お、苦手か?調整。
父親がデマで母親がカセだったんじゃないかと言われるパパは、字数に収めるのは得意なんだけどな。
でも、正しいところを抜けばそんな困らないはずだし、4年生のテストだと大体抜き出しでイケる上に採点基準甘いから収まれば問題ないぞ。
まぁ、そこで悩むならそれはまた問題なのかもしれないな。
ただ、今のところ、そこまであまりたどり着いていない。
キミが遅いのは、記述のときに文章を読みに行くからだ。
それをすると、スピードが出ない。
読めば読むほど、迷うものだからな。
だから、どこを探すかを設問の段階で見破ってから解かなきゃいけないものなんだよ。
文章の種類と言い回しとかで、ある程度特定は出来るんだけどね。
とはいっても、それは、もう少し色々な文章に慣れないと、まだキミには難しいかもしれない。
他に、キーワードを探すような場合もあるし。
そのあたりを見分けるには、ちょっと経験が必要かもしれないな。
「じゃあ無理じゃん」
…と決めつけるのは早計だ。
「具体的にどこか」「今回はどういうパターンか」までは見破れなくても、「傍線部の直前か直後か」くらいから始めてみ?
ゼルダの祠を探すときも、はじめは大まかな方角だけとかで探したりするでしょ?
前か、後ろか、区別がつかないのか、その3択で考えてみ?
心配しなくても、4年生の記述なんて、ほぼそのどれかだよ。
むしろ、そのどれでもないなら、間違えてきていいよ。難しいから。
それに、この3択、特に「前か後ろか」は別に外したっていいんだよ。
外れたなって思ったら、その反対を見に行けばいいんだから。
で、反対を見つけてもダメなら、諦める。
見つかったなら、始めに考えた答え方に合うように、その箇所の分を繋ぐ。
これは、この前の読書ツールみたいに、文を繋げるような感じね。
まとめると、
1.設問から、答え方を考える。
2.設問から、探す文章の場所が傍線部の前か後ろか判断できないのかを考える。
3.考えた場所を探す。
4.探した場所の文を、1の答え方に合うようにまとめる
って流れだ。
この流れを、体に叩き込め。
息をするように、記述を見たら、これだけやれ。
全部やり直し
というわけで、これまでのテストの記述問題、全部で改めて練習だ。
というと「おっほほーい」とゼルダっぽく嫌がる二男くん。
あれ?冗談は言ってないよ?
「…普通に嫌だよ?」
まぁまぁ、だまされたと思って。
今回はいつもの栄冠と違って、1問1問大事にするわけではなくて、量をこなすのが大事だから。
1問、長くても3分で解き方の答えをパパが言っていくから。
長くても、60分くらいだから。
1時間で記述がマスターできると思えば、浮き立つような気持ちにならない?
ならないか。
お労しや二男くん。
さて、ちょっと冗談もはさんだところで、じゃ、やるぞ。
と、最初の5問くらいは手が出なかったのが、次の5問ではそこそこ前後は合ってきた。
な?所詮は傍線部のすぐ近くなんだよ。
離れていたら、記述じゃ難しいんだから、選択肢か抜き出しにでもなっているはずなんだから。
次の5問では、もうほとんど前後を判断する理屈は間違えなくなった。
そう!だから、この模範解答になるわけだな。
そして次の5問では、徐々に正答が言えるようになってくる。
ついには、ほぼほぼ模範解答が再現できるようになった。
「いえーい、僕って天才~!」とか喜ぶ二男くん。
たしかにな。一時間でホントにここまで出来るようになるとは思わなかった。
な?こうやって考えると、模範解答の文にたどり着けるだろ?
つまり、こういう流れで解くってわけだ。
しょせんは2日間でやっただけの内容、まだ身に着いたかというと怪しいところではあるけれど、忘れてそうな頃にまた教えてやるよ。
後は、時間配分をしつつこの解き方を出来るように、栄冠で練習、だな。
いついかなるときでも、この解き方で解けるようになるまで、極めてごらん?
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