長男くんと二男くんの概数

2023年5月10日水曜日

算数 復習 勉強方法

やっぱ難しいよね

切り上げ、切り下げ、四捨五入。
大人にとってはさほど難しくない概数。

しかし、子どもにとって、特に初めて習う子には随分と難しいらしい。

さて、二男くんはどうかな?

全然分かっていない

授業受けた当日から栄冠をやったのだけれど、そちらではそこそこ出来ていた。
お、四捨五入はともかく、切り上げ、切り下げも理解できたのかな?

と思って昨日教えていたところ、ちょっと難しくなったら全然ダメ。

うーん、やっぱハマるかぁ。

数直線でならどうだろう?と思っても、イマイチ。
四捨五入はともかく、切り上げ、切り下げがやっぱ無理め。

まぁ、ちょっと反則だよね。

例えば四捨五入して千の位にすると言ったときは、百の位である500が境目になる。
一方で、切り上げ・切り下げで千の位にするときは、千単位が境目になる。
このとき、百の位は特に関係なくなる。

分かっていれば何のことはないのだけれど、分かっていないと混乱すること必至だ。

まぁ、ここはね、正直、もうあまり中受の勉強の中では扱わないし、学校でやるのだったらもっと時間かけて教えてくれるのではないだろうか。

だから、数直線での考え方は説明したけれど、出来なくてもしょうがないかーで切り上げ気味。
いや、この場合は切り下げというのかな?

と、そこに帰ってくる長男くん。

お、そういえばキミも2年前、結局解けるようにならなかった本科の「わたえら」、今チャレンジしてみたら?

フツーに解けない

一目見て、「ムズっ!」と言い出した。
あー、そりゃまぁ、この2年、概数の問題なんて解いてないだろうしねぇ。

四捨五入こそ理科や社会の計算で出てくるけど、切り上げとか切り下げなんて普通使わないしな。

それでもさすがに成長したのか、(1)までは解けていた。
しかし、(2)が解けないらしい。

ぷぷぷ。

何回か解き直してみても、ダメ。
切り上げの数字の範囲、全然覚えてないかー。

まぁ、さすがに教え直せば平気だったんだろうけど。

というわけで、切り上げ・切り下げはなかなか難しいんだろうなぁ。
テスト前には、一応別の教え方でトライしてみよう。

長男くんの計算

強化ツールなりを解いているときに、見てしまった。

こいつ、検算していやがらねぇ。

何回か見ていても、数字を出して、すぐ次に行ってしまう。
いやいや、暗算にしろ筆算にしろ、検算をしろってば。

検算をやっていれば、足し算なら引き算、掛け算なら割り算と、2倍練習できるでしょや。
ていうか、そんなんだからテストで最近計算間違えるんじゃね?

あと、式を書け。
さすがにもう、括弧を付けた式だって楽に立てられるだろ?

式を書かずに、「足し算の答えに掛け算して~」みたいに急に別の数字が出るような計算をやっているから、見直しもできないのさ。

検算、式、見直し。
4年生と5年生のときに、教えたでしょう?

と、そこまで言ったら、ぶんむくれた。

曰く「先生は『見直しなんてしない』っていってたんだよ!」

ほう。

どうして見直しをしないのか聞いたのか?
先生はどうしてその解き方になったんだ?
それでどれくらい正解できるんだ?
そのときのメリットは?
デメリットは?
計算間違いをしない秘訣は?

「口から生まれてきた」とまで呼ばれるこのパパを相手どって、そんなことを言う勇気がよくあったもんだ。

その後もしばらく「めんどくさいんだよ!」「解法が合っていればいいじゃん!」とか言っていたけれど。
11時も回っているのに、まったく。

そんな態度で、優しく諭してもらえるとでも?

だめでしょ?
何言ってんの?
ホントに良いと思ってんの?
1か所間違えたら0点になる算数で?
めんどくさいのはできないからでしょ?
解法がホントに合っていれば、計算なんて大概楽なのに?
ていうか、計算ごときがなんでめんどいの?
遅いの?
頭をほとんど使わないでも解ける、パズルみたいなものなのに?
それとも使わないと出来ないの?
あと、検算はできないの?
すぐに逆の計算するだけなのに?
なんで?
忘れちゃうの?
覚えてられないの?
一桁の計算もしんどいの?
どうしてこんな見直しできないように書いちゃうの?
自分を痛めつけたいの?
2,3分後には見直すのに?
読める程度にキレイに書こうとは思わないの?

立て板に水のように押し寄せるパパのお小言。
と、ここまで言えば…。

「じゃあもうどうせ出来ないよ!」

…だよねぇ。
でも、日常生活でならともかく勉強に対してそんな態度で、改善するとでも?

そうだねぇ。
計算とかの簡単なところで間違えるヤツは、算数できないよ。
やっても時間の無駄。
この応用問題に挑む資格はないから、早めに寝たら?

なんていう皮肉の言葉すら素直に受け入れたくない、反抗期の悲しいサガ。

しばらく、「ぐぬぬ…」と考えているかと思ったら、なにやら色々書きだした。

曰く、
・大きく数字を書く
・検算する
・見直しする
・式を書く
などなど。

おぉ、前なら「じゃあどうするの!?」とか、甘えて聞いてきていたというのに。
小言を言ってきやがった相手に聞くのでなく自分で考えるのは、独立心の芽生えか。

そうだ。
自分で対策を考えて改善を図ることこそ、勉強の醍醐味だぜ?

あとは、パパから送る最後の秘訣。
そのリストに足りないのは、そこに書いた約束を守ろうとする、鋼の意志だ。

こんなめんどくさいこと、最後は結局、気持ちの問題。
練習問題のときから、「絶対に間違えない」という気持ちで計算するんだ。
そうでないヤツが、テストのときだけしっかり、なんていうのは、絵に描いた餅だからな。

そこに書いたことを守ってさえいるなら、やりたくたってミスなんて出来ないのだから。

というわけで、これからの9か月、もう二度と、計算間違いはするなよ?