長男くんと新6年準備最終日

2023年2月10日金曜日

国語 算数 社会

今日で終わり

5年生のカリキュラム終了から、早2週間。

スパイラル多めの6年生なら、やっちゃえるんじゃない?ということで始めてしまった6年栄冠の先取。

それも今日で終わり。

長男くん、お疲れさま!
ということで、さっそく、本科モードのはじまりだよ…?

フィナーレは算数

算数は他のものより現時点で出来そうな単元が多く、最後の科目となった。

選んだのは一番苦手そうな単元、周期と規則性。

作業して解くのが、ホント苦手な子だしなー。
他の教科の栄冠が終わって、やることが減ったタイミングを狙ってみた。

と思いきや、今日はそんなに抵抗なく手を動かし始める。
おぉ、成長しておる。
前は、「こんなん絶対書かなきゃ解けないでしょ」という問題で書くのを嫌がっていたのに。

それならそれで、次のステージ。
作業するのはいいんだけど、仕方を考えてからやるといいよ。

何を書いていくのか、どこに書いていくのか。
一ヶ所計算間違うと、終わるからね。

相変わらず苦手気味ではあったけれど、思っていたよりは出来ていたかな。

まぁ、カレンダーの規則性のとき、閏年で増えるのが12/32だと思っていたらしいけど。
前回の閏年は2020年だったから?
仕方ない?
かな?

11年生きてきたはずだけれど、彼の中で大晦日の日付が変わったことが、あったのかもしれない、ねー…。

ここまでの栄冠

やらせる前に目論んだ通り、大体の単元で、7~8割方は5年生の既習範囲で対応可能そうだった。
実際やらせてみるまでは解いていけるか不安だったけれど、長男くんもある程度は勉強になったようだ。

ただ逆に言えば、どの単元でも、2~3割程度は新しいことも学ぶ。
問題数でなら、5問あれば1問くらいは新しそう。

子ども、特に思い起こしを読みたがらないウチのような子には、自習はきついかもしれなかった。

単元別に見ると、算数が一番手が出そう。
もともと、そこまで新しいことが増えないからだろうか?
実は解法が増えている部分はあるかもしれないけれど、内容が応用に近づくにつれて5年生での栄冠の延長上っぽくて、長男くんでも解ける栄冠の問題が結構あった。

理科もそれなりに出来ていた。
新しい知識も自分である程度は読めていたし、今回一番復習になったんじゃないだろうか?
特に、5年の後期には生物はなかったし。
問題の内容を考えても、5年後期の復習をするよりは身になった感じだった。

一方で、社会は全然無理。
理科よりも新しい知識が多く、思い起こしに目を通してもイマイチ頭に入らないレベルだったみたい。
地理は、貿易だとか世界との関係のあたりがほぼ全滅。
歴史も、文化面での情報追加が多い武家社会まではともかく、明治以降はおそらく新しいことは全然覚えられていない。

とはいっても、私的には今回のこの目的は、ここまでの復習と、6年の本科期間での栄冠時間の短縮化。
要は、「1回やったから楽勝!」みたいな、下に見ての勉強が出来ればそれでいい。

新しいことは、授業で重点的に触れるのだろうしね。
そこまでは、別に求めていない。

にも関わらず、「解けないであろう」問題がある中で、2週間もよく頑張れたなぁ。
素晴らしい。

まぁ、だからと言って、本科期間が楽になるわけではもちろんないのだけれど。

妻とどこかのタイミングで相談していたとき、彼女も何か誤解していたようだけど、6年の本科期間での栄冠時間を減らしたいのは、その期間の負荷を下げる目的では元々ないんだけどな。

6年の本科期間に最優先したいのは、算数強化ツールの応用の完遂と、国語の強化。
このために、5年の後期は、特に理社を重視して基礎の徹底で来たんだから。

5年生までの理社が栄冠レベルで完璧なのであれば、6年生になっての積み増しはそれほど多くなくて済むはず。
さらに、6年前期の栄冠も先回りして出来るところはやった。

6年の算数強化ツールの応用は、去年のテキストを教室に行ったときに軽く見させてもらった段階で、長男くんの熱望校より、R4偏差値的にも高く、おそらく算数の難易度としても難しい問題が、ゴロゴロとあるのは分かっていた。
まぁ、うろ覚えだったし、全単元見たわけでもなかったけれど。
その問題に食らいついていけるのであれば、熱望校の問題にも対応可能になるだろう。

あとは国語。
6年のファイナルループでは、真剣に授業の予習も復習もやるつもり。

授業がどうなっているかは分からないけれど、一応テキストの作り的には、「どういう風に文章を読めばいいのか、今回の文章で何を身に着けるのか → その回の文章」という流れにはなっている。

その学ぶ点が、読んだ文章だけでなく他の文章でも応用できるくらいに身に着くなら、しっかり理屈で回答が導ける読解力が身に着くように設計されたテキストだとは思う。

でも、5年のときは、授業日程の問題と、長男くん自身の国語への理解の問題もあって、とてもそんな風な教え方はできなかった。
そこを、6年生では、違う風に勉強するように教えてみたい。

あるいは、語彙などもある程度は身に着いてきた中で、日特テキストを使った問題演習も出来るから、それで感覚的にでも理解してくれれば。

もし算数と国語のどちらもが上手く進めば、特に国語の部分で、偏差値は今以上に上がるだろう。
しかし、どちらも伸びなかったり、どちらか片方だけだったり、特に算数が伸びなかったときには、おそらく、たとえ偏差値は保てたとしても、強気な受験プランは危険そうだ。

というのも、彼はこれまでの育テ・全モで、算数の応用レベルの問題はあまり解けていない。
それ以下の難易度の問題で異様なほどミスをしないのはたしかにスゴイけれど、代わりにマグレ当たりもほぼなし。
つまり、ある一定以上の難易度の問題しか出ないような学校になったら、残念ながらほとんど対応できないだろう。

そして、算数と並んで多くの学校で配点上重視される国語も同じ。
数字の上から見た限りでは、国語は一番足を引っ張っている形。
さらには、「特定の単元が弱い」というような性格の教科でもない。
最近こそ、パターン通りのごく簡単な問題は間違えなくなってきたとはいえ、文章がちょっと難しくなると壊滅することも多い。

理社はキープしつつ、特にこの2教科の両方、最低でも算数が伸ばせないと、難しい学校の問題では手も足もでない、なんてことになりかねない、気がする。

しかし、本科期間を4,5年と同じように迎えた場合、理社の栄冠が初見でやるには結構重いので、国算に力を入れる時間が確保できない、と踏んだ。
(算数も栄冠より上をやりたい)
だから、先にやっただけ。

ということで、今栄冠を頑張ったのは、さらにステップアップするための時間を作るため。
受験学年での、本科期間の負荷が楽になるなんてことはないのですよ。
分かりましたか、マイワイフ?
もう小旅行にも行けるような余裕はきっとないので、そこのところ、ヨロシク。

ということで国語

栄冠ラッシュが無事終わったので、さっそく本日より国語を本科モードで。
この栄冠ラッシュ中、ほとんど国語の読解はやっていないしね。

せめて、説明文と物語文を一回ずつは読むよ、ということで、今日は物語文の方。
啓明館の問題文から、「バッテリー」をチョイス。

野球のルールをロクに知らない長男くんにはちょっと重いかもしれないけれど、そこでもし分からないなら、補足したげる。
男の子同士だから、気持ちも読みやすいだろう。

今日の課題は3点。
・選択肢は、選んだヤツ以外がしっかり「答えではない理由」まで言語化してね。
・イベント→感情→行動 の流れを意識して設問を読んでね。
・出題の意図を考えて、答えるようにしようね。

選択肢は、そこそこ出来ていたかな。
選んでいく順番、外していく理由は完璧に近かった。
まだ時間がかかりすぎるけど。
選ばなかった選択肢になんとなく×をつけているときからは、進歩しているようだ。

イベント→感情→行動 は改善はしているけれど、意識が甘い。
設問の文をそのまま読んで考えてしまっている。
そうではなくて、物語文の場合は、傍線部が気持ちなのか行動なのか、考えないとね。

出題の意図は、おいおいでもいいとは言え、まだまだ。
近い箇所で、ほぼ同じ表現が2回出てくる場面があり、それぞれの気持ちを問う問題。
同じ表現に対して、それぞれの気持ちをあえて問うのだから、この時点で、両者が同じ気持ちになることはほぼありえない。

もし同じ気持ちなのであれば、1回答えさせて終わりになるだろうし。
あえて2回答えさせるのだから、違う気持ち、しかも、片方が傍線の前からなら、もう片方は後ろから読み取るのだろうというところまで、設問から読み取れる。

まだ、そういう解き方がさっぱり出来ない。
その読解方法がいいわけではないだろうけど、得点を取る目的で国語の問題に取り組むときに有効な解き方なのは間違いないだろう。
よほど読み間違えさえしなければ、デメリットになることはあまりない。

ただ、以前に比べると、そういうのが理解はできるようにはなってきた。
「普通は、そういう問題は出ない」のだと。
こちらも選択肢同様、スタート地点がかなりのマイナスだとはいえ、少なくともプラス方向に歩き出し始めたらしい。

それに、正直なところ思っていたよりは、しばらく間が空いたにも関わらずしっかり文章を読んで解けていた。
そんなに簡単な文章でもなかったと思うけれど。
もしかしたら、「国語は他の科目の基本」というのと同じように、「他の科目で設問や説明をしっかり読んでいるから国語力が増した」のかもしれない。

そして最後に、明日の授業で学ぶ内容の確認。
ほぼそのまんま、栄冠の1回目の思い起こし2。
・説明文は、話題、結論を見つけて、一言でまとめるように読む。
・話題は、最初の段落、繰り返される語句、問題提起、一番まとめていそうな文 を見つける。
・結論は、具体例とそのまとめ、理由 に着目する。

これまでは「とりあえず文章を読んで見聞を広めておいで」くらいで授業に行かせていたし、授業前に栄冠をやらないと復習のタイミングがなかったけれど、これからは「これが出来るように」と意識して授業を聞いて欲しいし、栄冠を解き直して欲しい。

のだけれど、なかなか難しいしなぁ。
どうかなぁ。
出来るかなぁ?

学年が上がる度に毎度のことながら、不安でいっぱいな6年生の本科がいよいよ幕を開ける。