息子達とEカード

2023年1月6日金曜日

国語 生活 理科

カイジにドはまり

カイジにドはまり中の息子達。
どうやらEカードをやりたいらしい。

あろうことか、この私と。
それで、1うまい棒くらい?
レートは。

理科で分かんなかった

とその前に、冬期講習の復習。
今日は算数と理科回。

大体は解けたらしい。
でも、1問全然分からなかったのがあったから教えてー、と。

まぁ、いつものことだ。
どれどれ~?と見てみると、まぁ、普通の棒のつりあい。

ふむふむ、天井から糸を2本垂らして、と…?
え、なにこれ。
釣った後に、バランスが崩れるの?

まさか、釣り合わない問題が中受の範囲で出るとは。
それは多分、私も解いたことがない。

ということで、普通に分からなかった。
へー、糸がたるむ=力がかからない、か。
張力だから、たしかに?

基本的に剛体は重心での運動方程式で考えていたけれど、こうやって糸で釣って回転しちゃう、のを考えるときは、支点の選び方が重要なのか。

…うーむ、久しぶりに理数科目で分からなかった。
ただ、これは、知らないとどうにもならないかもな。
もう少し時間をかけて、紙に書いてみれば、無理やりに2変数で力のつり合いとモーメントのつり合いの式から思いついたかもしれないけれど。

まぁ、私の発想力がイマイチなのはともかくとしても、ひいき目に見ても物理の基礎なんて小学生レベルで判断すれば私はパーフェクトなレベル。
それでも初見じゃ分からない問題もある。
この問題は、「きっともうこの手の類問で間違えることはおそらくないだろう」というくらいに解答を見た後で理解したつもりだけれど。

ということは、分からなかった後で理解させるまでやるのが前提として、基礎が出来ていてもいろんなタイプの難しい問題にチャレンジさせていかないと、なんでも解けるっていう風にはならなさそうってことか。

まぁ、それはそうなんだろうな。
私が通っていた予備校のスタイルは、厳選した問題を何度も何度も反復、というスタイルだったから、色々な問題を解くのにイマイチ慣れていないのだけれど。

そういえば、一年前の冬に、「栄冠をひたすら徹底させたら全モも解けるのか?」と算数でやらせてみたところ、イマイチな結果だった。
応用をオプションでやってきた算数はともかく、きっと理科でも社会でも、これからの応用問題で似たようなことになるんじゃないかな。

栄冠徹底は第一のゴールとしても、それが8~9割くらい達成出来てきたなと感じたら、次のゴールを設定していく方が良さそうだ。

国語の物語文

今日は算数・理科回なので、家で文章題を読むターン。
なんだかなかなか苦戦していた。

でもね、仕事をしているパパに対して、質問するという意志表明もなしに急に話し掛けだして、設問も説明されていないのに答えが合っているかと聞かれても、何について質問されているんだかすらわからねぇって話ですよ。
記述の正解判定は、自分じゃ難しいかもしれないけれど。

まぁ、これも、そろそろ教えておくかってことで、まず模範解答の中で要素が何個ありそうかというのを考えさせてみた。
結果、大体合っている。

で、各要素ごとに、言い換えレベルの言葉を答えられているなら、正解だよ。

と説明してからしばらく、また唸り始める。
え、今のそれ、パパに質問してたの?
独り言だと思って、なんにも聞いてなかったよ。

もう一回聞いてみると、どうやらやたらに抽象的な言葉が模範解答にあり、なんでそんな風な用語を使うかが分からないらしい。

あー、まぁ、難しいところだね。
それは、設問の字数条件による。

登場人物の気持ちを答える問題で、字数が少なすぎたら、その原因となったイベントも答えるのがセオリー。
ただし、そのイベントをまるっと抜き出すと字数に入らない場合、それは、「イベントの方は抽象化=一言にまとめてください」と指示されているのと同じ意味なんだよ。

まぁ、厳密に言えば、要素の抽出を間違えているケースもあるのだけれど、この場合はそうでもない。
だから、言い換えないといけない。

ただ、この言い換えは思い切り難しいから、はじめはそんなに悩まなくていい。
…というか、小学生にこんなことさせるんだな。

要は、+な印象でまとめるか、-な印象でまとめるか、だ。
受け手が+に捉えたなら「良いこと」くらいで、-に捉えたなら「悪いこと」くらいでもあまり減点にはならない。
もっと的確な言葉を思いつくならそれを使えばいいんだけどね。

まずはそういう、「一言でまとめると」というのを意識すれば十分。
というか、設問がそういう意味だと理解できるだけで大金星だ。

そして今日の最後は登場人物の気持ち。
「全然書いてないんだよー」とブー垂れる長男くん。

気持ちが書いていないのであれば、前後から推測する以外にはないな。
だから、解法はむしろ分かりやすいだろう。
何が起きて、何をしたか、を探すだけだ。

ということで、そういう点を探せば、ヒントになりそうな箇所はいくらでもあるじゃないか。
気持ち自体を探すんじゃなくて、その原因と結果の部分を探すんだよ。

しかし、国語も随分高度なことをやっているんだなぁ。
よく着いていけていると思うぜ?

そして本番

Eカードとは、カイジのオリジナルギャンブルの1つ。
強カードの皇帝1枚に普通カードの市民4枚の側と、市民4枚と弱カードの奴隷1枚の側とで、カードを1枚ずつ出し合っていく。

基本、皇帝>市民>奴隷の強さだけど、奴隷>皇帝の3すくみ。
皇帝側は、いかに市民に紛れて皇帝を通すか、というゲーム。
一方、奴隷側は、その皇帝のタイミングを読んで、奴隷を合わせられるか、というのが肝。

カードの役割さえ決めれば、トランプでも出来る。

カイジ本編では、
「数秒後には分かる、相手の真意をなんとか探ろうとする本気の会話」
「こういう心理戦は、鏡映しの自分を見るようなもの」
とか表現されていたっけ。

まぁ、その心理戦、国語でこの程度の感情の動きも把握できないキミ達にパパが負けるはずがないけれどな?

ということで、勝ったら1うまい棒をもらえる条件で勝負。
ちなみに不利な奴隷側で勝てば、5倍付けの5うまい棒になる。

…そんなことでやってみれば、拍子抜け。

基本的にこのゲーム、ゲーム中はもちろん相手にカードを見せないようにする。
しかし、1回ゲームが終わってカードを分けている最中は、開いた状態で選り分ける。
そして、皇帝側・奴隷側の役割がある以上、裏返しでランダムに配ったりはせずに、そのままお互いがそれぞれのカードを取る。

さらに、5枚だけだったらさすがに息子達も普通に持てる。

つまり、普通に持ってしまうのだ。
カードを切ることもなく。

あのね、表を向けて選り分けているのに、カードの配置、覚えていないわけないでしょ、パパが。
キミの持っているその左端が、皇帝だよ。

ちなみにこのEカード、どちらが先にカードを出すかどうかはルールで決まっている。
皇帝側が1、3、5枚目、奴隷側が2、4枚目。

一番勝ちやすいからなのか、二人とも1枚目に皇帝を切ってくることが多い。
せめて、後出し側のときに皇帝を出せばいいのに。

そんなわけで、奴隷側だろうと皇帝側だろうと、連戦連勝。

「なんでパパ分かるの~!?」とか聞いてくる息子達にもしっかり受け答えしておく。
そんなに強く、「来い市民!」って念じてたら丸聞こえだよ、と。


おバカが。
そんなもので、こんな勝率が叩き出せるわけなかろうに。

しばらくやって、なんか変だと思ったのか、二男くんの方が先にカードを切り始めた。

でも、残念。
おぼつかない手つきで切ったところで、カード1枚くらいがどの位置に移動したか、目で追えないわけないでしょ、パパが。
ゆっくりでいいから、見えない位置で切ればいいものを。

というわけで、大勢に影響はなし。
稀に後出し側で皇帝を通されることもあったけれど、結局15うまい棒くらい勝った。
ブイ!

やれやれ、糖質制限中なんだけどなー。
というか、せめて心理戦になるくらいには、気づこうぜ、二人とも。

そういえば、まだ結婚する前、カイジを紹介した妻が同じようにEカードをやりたがったから、やったことがあったっけ。
そのときも、同じようにして、途中経過だけど500うまい棒くらい勝ったんだよな。
別にイカサマしているわけじゃなくてただ相手のカードをじっくり見ているだけなものの、このまま勝ったんじゃ別れの危機かということで、ネタばらししつつ1回チャラにしてあげたんだけど。

しかし、あまり勝ちすぎるのも悪いから、息子達とはこれまであまり対戦系のゲームをしなかったんだけど、妻の方の勝負弱さを受け継いでしまったのかね。
まぁ、自分でやってもなく、身近で見てもなかったら、こんなもんか。

中学生ともなれば、友達ともこういうゲームの1つや2つするかもしれないから、鍛えてあげておいた方がいいのかもしれない?