激ウゼェ
久しぶりに長男くんを泣かせた。
というか、泣いた。
まったく。
この半年くらいは平和だったのにな。
旅人算と時計算
最近は平和だった。
まぁ、若干怒鳴るときはあっても。
同じ日に何度も説明した基礎知識が出てこないとか、人の話を聞かないとか。
基本的に、教えている私が家族で、こちらが大人なんだ、ある程度の我慢はしよう。
分からないでハマるときは、基本的に本人が一番腹立たしいものだろうし。
今日の発端は算数のとき。
今回が難しい単元だというのは知っている。
特に、あの『悠久』さんのこと、時計自体が難しいだろう。
相応にこちらも用意をして臨んでいた。
もっとも、特殊算x2ということで身構えていたけど、思いの外、難しくない気はした。
1回目だからかな?
点PだのQだのが本気出して動いてきたら、まだ難しくなりそうな気配はある。
栄冠・本科と予習して、小道具も用意しておいた。
そんな中、ハマったのも想定通りの問題。
栄冠の学び直し3の大問4。
予習中にも1ランク難しい気はした。
私なら連立方程式かで解くだろうけど、小学生の場合、逆算は普段特殊算で解くことが多いので、立式が難しい。
解答は逆算を使わない形式だし。
ただ、ハマり方がいただけない。
なぜ、ゼロ解答でハマっているんだ。
分からないなりにしっかり対応をしろ。
人の話を聞け
中受の授業は、なんでもかんでも分かる問題ばかりじゃない。
「習ったことからじゃコレはできないでしょ」というような飛躍も結構ある。
しかし、気持ちよく解けない問題、しかも、それが栄冠に記載されているマストレベルの問題なのであれば、それはしっかり学べ。
ていうか、1年くらい前までは、算数なんて基本そんなのばっかりだったんだ。
栄冠が詰まらずに解けるようになってきたのなんて最近の話でしょ。
ということで、「分からない」とだけ言う長男くんに対して、「出来ないことを出来るようにするのが勉強なんだから、しっかりいつものやり方で試せ」というところから言っていく私。
まずは「説明中」の札を立てて、と。
分からないと思ったときに最初にやるのは、問題文の読み直しでしょう。
誤解しているだけのケースもあるんだから。
分からないとなんかクネクネし始めたり、目をこすってみたり、そういう集中に欠けた態度は、姿勢からして良くないぞ。
重ねて言うけど、気持ちよく解けなければそうなる気持ちは分かるけど、それは解決には向かっていない行動だ。
意味のないことをするな。
そして、それでもやっぱり解けないときは、規則性や図形だとかだとまた少し違うけど、この手の文章題で考えるのは、「問題で求めるものを□で置いてみる」だっただろ?
そうやって、いろいろ試していくにあたって問題文には書かれないけど手がかりになることを覚えて、それを試していくことが…。
…お前、今、絶対もう最後の方しっかり聞く前に計算しだしただろ。
最後まで聞けよ?
まぁ、いいけど。この問題、それだけじゃ難しいし。
「なんかまた分からないモノがある…。じゃあ△か…」
…という風になる問題だからな。
で、二つ以上の記号が出て来てしまったら、その式を立てても、連立方程式を習っていないキミには解けきれないかもしれないわけ。
それはもうしょうがない。
練習したらできるかもしれないけど、中受の連立方程式は大抵複雑な形になってしまうから、それを覚えるよりも効率的なことがある。
それが次に考えること、「□に具体的な数値を入れること」だ。
そうして、具体的な数値を入れたら、具体的だからこそ量と量の間の関係がイメージしやすくなって…。
…お前、また最後まで聞かなかっただろ。
最後まで聞けって言っているだろ?
「うーん、どれに具体的な数字を入れるんだろ?コレかなぁ…」
と、ひとしきり悩む長男くん。
うーん、「□に」って言ってんだけどなぁ。
答えるもの=目的変数に具体的な数字を入れて、もし正解していれば一発で終わりだし、量と量の関係が分からずとも、二分法でも使って終わらすことだってできる。
「やっぱわかんないや」
(だから人の話を最後まで聞けって言ってんだろが!)
…あぁ、じゃあ、もう一回始めから考えてみような。
まず、分からないから答えるものを□にして考えるわけだ。
この場合、何だった?
「分からない」
(こんだけ考えて、何を求めるのかも覚えてないのかよ!?)
…答えるものが分からないなら、もう1回問題文の読み直しからやっていこうか。
「電車の速度でしょ!それは分かってるってば!」
(分からないって言ってたじゃねぇか!!)
…あぁ、じゃあそれを□にするわけだ。そうすると、どうなってしまうんだ?
「それが分からないんだってば!!」
(さっきは出来てたとこじゃねぇか!!)
…電車間の距離が分からなくて、それが△になってしまうから、複雑になっていってしまうって話だったよな?
で、そうやって複雑になってしまうと解けないわけだから、□の、求めるものに具体的な数値を当てはめてしまって考えるわけだ。
そうすると、△が求められるはずだから、そこから問題部の…。
「じゃあコレを60km/時にして!えーと…」
…聞く気がないのなら構わないけど、人の話は最後まで聞けよな?
もう、今日は、これで、注意は最後だぞ?
それを使って△がどうやって表せるかを考えるんだ。
問題文に書いてある、この4分おきだの6分おきだのっていうのを…。
「とりあえずコレで割ってみよう!…うーん、よく分からない。ねぇパパ」
…そうか!大変だな!頑張れ!
一人で!!
…ということで、久しぶりに、「パパと一緒にやるのー!」と壊れたスピーカーのように繰り返す長男くんを見ることになった。
今日は、1時間くらいだったのだろうか。
うるさい。それしか言えないのか。
差し伸べられていた手を先に振り払っておいて、何言ってんだ!
算数が最近けっこう解けるようになったからと、オレの言うことは最後まで聞く必要がないとでも思ったのか?
偉くなったモンだな。
今日はもう注意は最後って言っただろ?
わりぃな、口に出したことは守るタチなんだ。
ということで構わず読書しつつ、うとうとしてきたから寝た。
クールダウン後
疲れていたしそのまま朝まで寝てしまおうかとも思いながらも、妻からも声を掛けられて、一応起きる。
「何をやればいいかわかっていなさそうで困っている」ってなんだそりゃ。
明日がテストなんだから、範囲内で復習が終わっていない算数と国語の確認、理社で不安なところを軽くくらいだろうに。
別に明日の午前でもある程度は形にできるだろうし、今日そんなに頑張らなくてもどうにかはなるんだけどなー。
それよりも、こういう「人の話を聞かなくてトラブる」っていうことで困った経験でもさせてやった方がいい気もする。
「ごめんなさい」と謝ってくる長男くんだけど、何が悪かったかお前は分かっているのか?
「最後まで話を聞かなかったところ」
それが分かっているなら、原因を考えてその対策を講じろ。
今日が初めてでもないのに、どうして、説明の途中で解き始めるんだ?
「思いついたと思うと、試したくなっちゃう」
それは一人で解いているときのやり方だろう?
オレが横から急に話しだしているわけではなく、お前から聞いてきているんだから、最後まで聞くのはお前の義務だ。
それが質問っていうもんだ。
「気をつける」とは言っていたけど、うーん、あんまり響いてもいなさそうだなぁ…。
やれやれ、困ったもんだ。
さて、今日は教える気はないから、と言ったところ、分からない箇所に付箋を貼っていたようだけど、明日でまぁ間に合うかな。
他に、やっているのを見ていた限り、なんだか品詞も危なさそうだなぁ。
まぁそりゃそうだろうとは思うけど、形容動詞と連体詞と名詞+助動詞の見分け方とかがイマイチ。
ちょっと間違えそうなポイント、まとめておくか。
社会は昨日確認したからまぁまぁ大丈夫だろうけど、理科は、どうかな?
親が不安になるなら今日やればいーじゃん、という気もしなくはないけれど、この特性を放置する方が、中学に進学した後の部活等の人付き合いに影響しそうな感じだしなぁ。
悩ましい。
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