長男くんと22年の本科終了

2022年12月23日金曜日

塾システム 振り返り 生活 勉強方法

1年間お疲れ

昨日の授業で22年の本科が終わった。
バリバリ冬期講習はあるわけだけど、復習というか既習単元の勉強にはなる。

コマ数増えて不安だった5年前期に、本当に駆け抜けるように内容が増えた5年後期。
素直によく頑張ったと思う。

5年前期

当時の不安材料は、コマ数が増えること。

まず不安の1つ目は、1日の中で3コマやる日が出てくる。
お弁当が必要になってくるし(我が家の場合、用意してくれるのは妻だけど)、夜が遅くなる。
夜が遅いのがけっこう不安で、その時間帯になると電車を1本逃すとけっこう帰り時間が遅れてしまう。
しかも、結構ギリギリの時間の1本。

ただ、結果的に、遅れたことはほとんどなかった。
日能研は、拘束時間は長いかもしれないけれど、時間にものすごく正確。
この点は地味に凄く助かる。

授業終わりだとか帰りの時間が10分程度変わることはままあるような気がしていたけれど、そういうことがほとんどない。
10分塾から出る時間が変わると、帰宅時間は数十分くらいの違いが出てしまうので、生活リズムや待ち合わせにけっこう支障が出てしまうから、正確なのはいいことだ。

授業の終了前は演習とかで時間調節してくれていると思うのだけれど、「ついつい話が弾んじゃって」とかそういうのは全然ないみたい。
塾の比較とかで取り上げられるポイントではあまりないけれど、私が中学で行っていた個人塾は、平気で20分、30分と遅れることがあったので、私的には日能研の高評価な点だ。

まぁ、拘束時間が長いのはどうしようもないけど。
算数演習と記述演習が3コマ目に該当するのだけれど、結局記述演習は後期の途中で辞めてしまった。
正直、70分の3コマ目のために10~15分かけて食べるご飯はいらなくない?

不安の2つ目は、通塾日が増えること。
4年生から2日→3日の本科通塾日、+1日のテスト。
つまり、復習に充てられる日が1日減ってしまう。

まぁ、こちらはある程度平気かなと思っていた。
本人の理解度に依る部分はあったけど、元々4年生のときの復習には1日余裕があった。
それがなくなるから一発でキメないといけないのはあったし、何をどの曜日で復習するかは考え直さないといけなかったけれど、回らないなというほどではなかった。
やる内容としても、5年前期は、まだ。

算数の始めは半分計算の単元、本科開始前にでも分数計算を教えてしまえばしばらくそんなに困らない。
理科は生物に天体、化学がメイン。始めの方は生物だから、上がった直後はやはりそんなでも。化学は計算が多少とはいえ、むしろ難しいのは動きをイメージする必要のある天体かもしれない。
社会は、地理のスパイラル中だし。

そんなに想定との違いはなく長男くんも慣れていったようだった。

5年後期

打って変わって5年後期の不安材料は、その学習内容。
まぁ、コマ数は変わっていないのだから、そちらは不安にはならない。

というのも、こちらは新しくやることがわりと多め。
算数は、はじめこそ場合の数や数列のスパイラルだったけれど、それから12回分使って、比と速さ。
社会は、お初の歴史。
理科は、地学が多め、なのと、スパイラル単元での1回の分量が多い。

元々ウチの授業予定だと、育テ週に算数は1日しか復習時間がないので、そこで分からなかったらアウト。
そういう理解度になるときも、4年生のときの長男くんにはちょくちょくあった。
4年のときは予備のもう1日でどうにかなっていたけど、その予備日はもうない。

ただ、結果から見れば、杞憂だった。
比も速さも、4年のときから考えると雲泥とも言えるくらいに、授業でよく理解して帰ってきた。
時折分からないと言っても、10分も追加で教えれば十分に栄冠解けるくらい。

予習もしていないというのに、成長したなぁ…。

ただ、授業で分かっただけではどうしようもないのが社会。
義務教育を受けた私からすれば内容はそんなに多くないとはいえ、何もかもが初めてという小学生にはそれなりに重いし速い。
なにより、コレは回り切らないと思ったのが、漢字。

「内容を理解しながら漢字を覚える」だと、小学生的には漢字が難しいので、内容がブツ切りになってしまう。
すると、おそらく長男くんは内容の理解に余分に時間がかかる。

そう踏んだので、漢字は朝活で、内容は内容だけ、と分けて勉強させるようにした。
流れとしては、授業翌日の朝活で漢字、学校から帰宅して栄冠。

その漢字練習には、私が作った通称パパプリを使っていたのだけれど、何気に疲れた…。
縄文時代を見て作ろうと思うもんじゃないな。


ちなみに、トロ遺跡をお寿司に絡めるのは、小6だかで遠足に行く神奈川西部の小学生には伝統の鉄板ギャグ。

江戸時代くらいとのノリの違いが微笑ましい。

一応、読むだけでその日の栄冠が出来るようにと、ピックアップ用語や20文字程度の例文にもけっこう気を遣った。
私が覚えるのは大して辛くないとはいえ、私自身が長男くんの早押し栄冠の壁として立ちふさがらないといけないし、結構勉強になったかな。

そんなこともあってか、一番危惧していた社会はうまく進んだと思う。

6年生では進度が今の2倍くらいになる上、ちょくちょく新しいことも出てくる鬼仕様のはずだから、せめて大和朝廷の律令政治から日本国憲法に至るくらいまでの政治史は抜けないようにやらせたいなぁ。
途中で地理も挟むし。

理科は、地学の範囲、地層やらのところが、やたら多かった。
そりゃ独立した単元にはしにくいかもしれない、こまごまとした内容だけど。
天体はスパイラルとはいえ、長男くんは前のスパイラルでは全然と言っていいほど出来なかったし。

そんな感じにけっこう重い初見の単元が多いので、まずは基礎となる栄冠の範囲を理解させることを第一に進めた。

各単元でさらにと思うと回らなくなりそうだから、追加要素は算数のオプションくらい。
もちろん出来るなら応用もやった方がいいだろうけど、どうせ6年になって応用をやりまくるなら、今じゃなくてもいいかな、と思った。

記述オプションはやめた

ところで、記述オプションは途中で辞めてしまった。
理由は4つ。

第一に、本人がイマイチ乗り気じゃなくなってきた。
3コマ目で、算数オプションに比べると授業があまり面白くなかったらしい。
受けなくなると、お弁当もなくなるし、帰りも早くなると、劇的に楽になる。
長男くんにもそれは話していたので、それに見合うくらいの効果がなさそうなら、もういっか、という感じ。

第二に、記述がそれなりに書けるくらいの効果は出たから。
何か埋まっているのが珍しいくらいだったのが、最近は大体何か埋めているし、内容もそれなりに書けるようにはなってきていた。
授業でも添削してもらうようなのだけれど、大体○がついて終わっていた。
添削での指導が多いならまだ必要かなと思うけど、そうでないならもう終わりでもいいだろう。

第三に、テキストの内容はすごくいいと思うんだけど、授業で全部扱えない、というか授業中の量がその半分くらいだった。
ちょっと少なすぎるかな。
この点、横に張り付けば、30%くらい時間を節約できて全部できる。

長男くん、習字をやっているわけではないし、それほど書くのが早いとは言えなくても、さすがに誤字まみれというほどの文章は書かない。
国語をはじめ、記述解答に支障はない程度には書ける。
字数の調節なんかも含めて。

ということで、記述演習で学んで欲しいのは、もう当初の「書くこと」ではなくて、「何を書くか」、記述での解答内容をどう探すのか、に変わってきていた。
そう言った目的のときに、テキストを全部やらないのはもったいないし、いちいち長く書くのに時間を使わなくていい。
喋っている内容なり解答に使う部分なりを私が聞けば。

あとは最後の理由。
日能研に通い始めて分かったけれど、思っていたよりも長男くんはマジメだったのだ。

『悠久』という渾名の通り、自分の中の大切なモノ入れに穴空いちゃってんじゃないかというくらいに抜けているところはあるものの、やると決めたこと、決められたことは全部やろうとしてしまう。

長男くんは正直、多い量を与えていても、途中で嫌になったら終わり、という感じかなと思っていた。
それまで9年くらいは見てきたのだけれど、分からないもんだ。
ゲームでは、完全クリア、というほどはやりこまないことが多いのだけれど。

「正直全く意味なかったな」というくらいの、4年生のときの算数本科終盤までの予習も、すごく嫌がってはいたもののやり切らなかったことはほとんどない。

そんなわけなので、「あんまり効果ないかな」ということを、やることリストに入れてしまうのは、危険だ。

言われればやってしまうし、出来ないなら時間も無制限にかけてしまう。
まだ自分で、「これは自分には効果がないな」ということで辞めるという選択は出来ない。
…小学生のときにそんな選択が出来なくてもいいと思うけれど。

だから、勉強の効果から考えていらなそうなものを私がそぎ落としてあげないと、コマ数が5年からさらに倍増する6年生は、大変なことになってしまいそうだ。

冬期講習

さてさて、これから冬期講習だ。

5年後期のスパイラル。
ということで、応用にも取り組んでいくことになる。

抜けている基礎もあるにせよ、なによりもまずは知っている基礎知識を組み合わせて問題に取り組んでいくという点の練習ができるかどうか、だな。

5年前期後の夏休みよりも成長は感じるけど、どうだろう?
また、あの悪夢のように長時間化することは防いであげないと、だな。

段々テストでも難しい問題に取り組んでしまっているし、そのときの時間配分のためにも、ちょっとルールを決めておかないと。

えーと、分からないと思ったらやることをリストアップしておいて。
それらを試してダメなら答えを見る。
答えにどうたどり着くかの理由を説明できるように2分くらいまで考えてみる。
それでダメならパパに聞く、ってとこか。

夏のときはジョジョにスピードアップしていたのもあって、自分で深く考えてみるというのも大事かなと思ったけど、今は、特に理社の応用を考えるなら、どんどん応用問題を解かせてしまった方がいい気がする。
算数に比べれば、さほど応用のパターンが多い気もしないし。
グラフの読み取りとかは、ポイントを教えたら、回数こなした方が理解が深まりそうだ。

さぁ、この冬はどうなることやら。
冬期講習の期間後、少しは応用力が増した長男くんに会えるのだろうか。