パパとテストの日々

2022年10月29日土曜日

塾システム 日能研 勉強方法 模試

テストがない土曜日

今日は用事があって、育テは明日受験の予定。
用事といっても、メインは妻と子ども達、私は単に付き添いだ。

待ち時間で流れていく時間の中で、普段であれば受けていたであろうテストに思いを馳せてみた。

テストが多すぎる

中受だとコレが普通の頻度なのだろうか?

日能研では、5年後期、6年前期ともに、本科期間中は毎週何かしらテストがある。
おそらく6年後期の11,12月くらいまではそうなんだろう。
季節講習との間や、本科の切れ目などでは1,2週間途切れても、テストを受け続ける。

まぁいいところもある。
テストを受けること自体に不器用な長男くん側の子には、テストでの解き方を練習しないと、勉強した成果を十分に発揮することができない。

つまりは、「コレ解けたじゃん!」な問題を出来る限りなくすこと。
それに向けて、「空欄だと絶対零点」とか「とりあえず全部の問題を見れるように時間配分」とかがイマイチ自然と分からない子だと、これくらいテストで練習できないと不安が尽きない。

あとは、勉強を見ている側としては、細かく勉強の進捗を把握することは出来る。
勉強した成果が十分に結果に出ていると見やすい、という前提はつくけれど。
学んだはずのことが、本当に自分で使えるようになっているかどうか確認できる、というのは教えている上で絶対に必要な情報だ。

一方で悪いところもある。
まず、疲れちゃうよね、こんなにいっぱい受けて。
日程の確保も大変だ。

あとは、いいところとの裏返しではあるのだけれど、結果が仰々しすぎる。
育テなんて、一部応用問題も出るとはいえ、内容的にはしょせんは2週間分の復習テスト。
点が良ければモチベーションアップにもつながるけど、悪ければダウンにもつながるわけで、なにも全国順位だのはいらないんじゃないかなーとも思う。

テストスタート

色々とポエミーな日能研の指導方針だけれど、テストから始まる学び、というのは嫌いじゃない。

むしろ個人的にはわりと好きな部類。
結果が見える化されることで、反省点も明確化する。

ただ、その運用には納得のいかないこともある。

第一の点は、まぁ配点が見にくい、というのは置いておくとして。
…しかし、あの、配点を作る人だけがうれしい仕様はどうにかならないのだろうか。
いっそ解答欄にでもX点って書いて欲しいんだけど。
これまでに経験してきた中で、ぶっちぎりに見にくい。

第二の点として、解説が足りない。
なぜ、MY NICHINOKENにしか記載しない部分があるのだろう。
完全版商法みたいな感じ?
我が子達は自分でログインして確認するデバイスもなければ、そこまでテストも気にしない。

っていうかさ、配ればいいじゃない。
何アレ?別に受験者の解答を確認してから書いているってわけじゃないんでしょ?
何で劣化の配布版をわざわざ用意しているわけ?

『こちら側』の私ですら毎回はチェックしていないけど、完全版の方には、「栄冠のココの類題です」という情報も記載されている。
いや、子どもにこそ読ませるべきでしょ、その情報。

第三の点として、評価の仕方が気に入らない。
これは、育テと全モと、思育テとで分かれる。
といっても、思育テは、平均と順位だっけ?くらいしか発表しないので、問題に触れて復習することこそが重要なんだろうな、と思っているから、別にいいのだけれど。

まず育テの評価

育テの評価点は、これまで見たところ順位が元になっている。
平均点より若干上や下だったときにも、5や6がついたことがあるから。
「6なら偏差値50以上」というわけではなさそうだ。
まぁ、大体ニアリーイコールだろうから、偏差値評価と考えてもさほど違いはないだろうけど。

それで、なぜに順位?あるいは偏差値?
育テは、そうじゃないんじゃあないか?
「解くべき問題が解けたか?」じゃあないか?

正答率なんていう受験者側の結果によって影響を受けるものを参考にしたいわけではなく、出題者側の意向として、「コレは確実に出来て欲しい」、「コレは難しいけど出来るようになって欲しい」、「コレは解けたらスゴイ」とかにランク付けしておいて、それに基づいて評価してくれないかなぁ。

育テの評価点から、まだ復習が足りなかったのか、このまま次に進んでしまっていいのか、次に進む前にあとどの程度復習すべきなのか、を知りたいんだよ。

テストスタートで、テストでの結果から勉強やプロセスの計画を立てるんだからさ。
テストで、その計画が上手く出来ているのか、いたのかをジャッジ出来るようにして欲しい。
相対的な評価を知りたいんじゃなくて、ウチの子の勉強が上手く進んでいると思っていいのかどうかを知りたい。

続いて全モ

全モでも不満があるのは一緒。

あれだけ科目ごとには平均を変えて揺さぶってくるんだから、その狙いは科目ごとに教えて欲しい。
今回はこれこれこういう意図で難しくしました、簡単にしました、とか。

そして一番不満なのが、「じゃあどうしたらいいの?」というのがない点だ。

点が良かったら、「上手く勉強できていますね」くらいの評価で終わらせてもいいかもしれない。
そっちはいいとして、点が悪かったら、何をどう復習しなおせば成績が上がるのか、という点をもっと明確に、出題者からサポートして欲しい。

「それは自分で考えろ」なのだとしたら、あまりテストスタートとは言えないのでは?
「個別にはスタッフに相談してね」でも、回らないでしょ、その運用。
大規模校だと、潤沢にスタッフがいらっしゃるのかもしれないけどさ。

これまで私は、全モの問題も栄冠も一通り見て来たけれど。
「何をやらせればいいのか」という点について、結局、栄冠だけ必死にやっていても偏差値60くらいから上を目指せるような内容にはなっていないように思っている。

「残りは差がつくようにしたいから」という理由なのであったとしても、「今回はこういう勉強をしていれば出来たであろう問題を出題しました」みたいなのが欲しい。
そういう風なのがあると、育テの復習方法だとか、育テ後の範囲の振り返り方法だとかの参考になるのにな。

親ガチャ

まぁ、実際そこまで手厚かったら、それはそれでうっとおしくなってしまうかもしれない。
あるいは、そんなに出来るわけないだろと余計に不満となる可能性もある。

ただ、コレだけテストがあったとしても、少なくとも子どもだけでは活かすのは難しいだろうな、と思う。
いくら中学生みたいな内容の事柄や、あるいはそれ以上のことも勉強しているスーパーな子達であろうと、自分の勉強プロセスを自身でそこまで振り返るのは、かなり要求の方が厳しい。

その部分は親任せ、というのは、それはそれで親ガチャが激しい。
大人であればある程度振り返りは出来るとしても、テストの結果だけを見ていても出来ないし。
テスト結果から、じゃあどういう風に勉強していけばいいのかの指針を、個別に最適化とまでは言わなくても塾側から例示くらいは欲しい。

これが、私が中学高校で経験したような、3ヶ月に1度程度の模試なのであれば、「場だけは提供してあげるから、後は自分で考えてね」でも分かるのだけど。
これだけ連続のテストを提供してくれるというのであれば、もう少しアフターフォローもしてくれないかなーとも感じる。

それがない現状、親である私が自分でやるしかないのだけれど。

ま、そんなわけなので、私はこれからも、
・テストが何点だったのかの結果
・結果に向けてどう勉強していた(させていた)のかのプロセス
・そのプロセスのどこに問題がありそうなのかの振り返り
と書き留めていこうと思う。

色々ウェブサーフィンしている中で、「我が子のテスト結果をさらすだなんて!!」という私にとってはお叱りに近いご意見を見てしまったりもしたのだけれど、ごめんなさい、文字にして分析をした方が考えが捗るだけなんです、ホントごめんなさい。

まぁ、それを公開する必要があるのかと言えば、たしかにないのだけれど。
「分析してブログ公開でもしていたら、中受が終わるまでは義務的に続けられるかな?」と『あちら側』時代に深く考えずに気軽に始めてしまっただけで…。

どうせこんな長くて妻すら読んでくれないようなブログ、記事の最初から最後まで見ている人なんて私だけでしょ、っていう気もするし…。

えーと、今日も3344字か。原稿用紙8枚ちょい。
絶好調だな、オレ。

まとめると、「日能研テスト多すぎ、そんなにやるならフィードバックもう少し丁寧にならないかな」ってとこかな?
圧縮率98.9%。
要約力には定評のある私、さすがだな。
褒めポイント探しにはなかなかのものがある私、やるな。