くらいやがれ
歴史は、この前まで遺跡だの貝塚だのやっていたかと思えば、あっという間に室町。
駆け抜ける速度に驚きを隠せない。
そして、理科は1分野に入った。
ついに今週は、炎、化学反応だ。
準備の段階からして、テンションも上がる。
まずは国語
どうやら、長男くんは物語文の方が苦手なようだ。
説明文よりも長いけど情報量は薄味だろうに、スピードを上げるのに限界があるからだろうか。
はたまた、設問を答えるのに、本文を悪い意味で補ってしまっているからだろうか。
とりあえず後者の可能性はなくしておきたい。
物語文であっても、根拠となる本文を探す点は説明文と変わらないよ。
その後に記述するにしても選択肢で答えるにしても、やることは言い換えだ。
補足じゃあない。
違いが分かるかな?
「わかんないよ」
補足は情報をつけ足してしまうことだ。
それは危険だから止めろ。
「違いがわかんないよ」
…算数な感じで言うと、本文≒解答 が言い換えだ。
本文+お前の解釈=解答 なのが補足だ。
見分け方は簡単、解答を見てから、本文に当てはめられるかを確認する。
言い換えなんだから、そのまま当てはめられればOK。
ちょっと情報が加わっているかなっていうのが補足だ。
最近のテストでの記述の模範解答は少し変わってきてはいるけれど、個人的にはあんなキレイに書く必要はない。
まずは本文から根拠となる箇所を探す、基本はそれを抜き出して、解答の形式になるように細かいところを変形する。
最低限はそれだけでOKだ。
それが十分に出来てから、模範解答を見て、キレイな表現も学ぶといい。
根拠部分の言い換えになっていたり、複数の根拠部分をまとめた表現になっているはずで、補足が加わっていないことを確認するのが重要だ。
まぁ、抜き出しに近い解答で記述の満点がもらえているのは確認済だから、とにかく根拠の部分を本文から見つけるのが大切だぞ。
というわけで、解答の丸付けをしているときにも、「答えが合っているか」よりも「本文の根拠がどこだったか」を見直すのが大事。
特に、家での練習問題ではな。
時間あるんだから。
はい、じゃあ、問一から順番に、根拠が本文のどこだか、お願い。
「え、え。ちょっとどこだか分かんない」
それじゃ正解していてもダメっス。
大事なのは同じ種類の問題が同じように解けることだからね。
はい、国語、というかどんなときでも、分からないときにすることは?
「えーと、具体的に考える?」
それは算数だな。
他の科目で使えることもあるけど、ここで聞きたいのはそれじゃない。
「んー、分からない」
何回か言っているけど、覚えるまで何回でも言うぞ。
分かんないときにするのは、「設問を読み直す」だ。
特に国語の場合は、「本文から何を探すのかを考える」だ。
この問題は、用語の意味を聞いている問題だろ?
なら、その用語が他にも出てきている箇所、または、その言い換えを探すってわけだ。
そんな風に、設問をただ見るんじゃあなく、観るんだぞ。
で、言い換えを探すんだから、話題が大して変わらない、傍線部付近にあるに決まっているだろ。
キミみたいに、「ごめん、3つ前の説明、もう一回お願い」みたいな記憶力テストみたいな会話は、フツーしないからな。
ということで、「練習では、本文の根拠をしっかり見つけて答え合わせしろ」、「分かんないときは設問を読んで、本文から探す箇所を考えろ」だ。
慣れるまで何度でも言うからね。
早めに、まずは覚えて、意識して勉強しろよー。
あとは、今回は嫌がらせみたいな量の読書ツールがあるから、日曜に続いてちょっと復習して終わりくらいかな。
そして社会
ではでは、学び直し1を使って、さっそく早押し問題です。
建武の新政、吉野、足利尊氏、はい、おっせ、おっせ、おっせぇわ。
足利義満、足利義満、金閣寺、倭寇、勘合、正長の土一揆、はい、おっせ、おっせ、おっせぇわ。
そんな風に煽っていくスタイル。
結局、全部で4,5回繰り返したのかな。
まぁ、1回目が前よりは速くなっているね。
授業から覚えられているということでいいんじゃないか。
最後の回はほとんど詰まらずに言えていたし。
それで十分だろう。
でも、ごめん、パパ昨日、漢字プリント作ってたから、けっこう読んだしね。
今日だって、10分以内に、5回も読んだら、ねぇ。
ちょっともう、今日はパパには勝てないと思うぞ。
ほれ、栄冠、持ってろ。
パパから見えないようにな。
はい、建武の新政、吉野、足利尊氏、足利義満、…、土倉、酒屋、正長の土一揆、と。
さすがに見ながらよりは遅くなるけど、順番と書いてある位置から、これくらい出来るさ。
こんな短時間に5回も読めばな。
明日には5割は忘れちまうだろうけど。
…唖然としている長男くんが可愛かった。
ふふん。
「教科書覚えるくらいに暗記」っていうことの意味、分かった?
…はぁ~、出来てよかった~。
ギリかっこついた~。
内心ドッキドキだったぜ。
まぁ、そんなことはともかく、そろそろ歴史の流れを捉えるのが重要だぞ。
やってきたことも増えてきたからな。
細かい年号はまたスパイラルするから覚えられる範囲で大丈夫。
それよりか、大まかに何があったかを捉えろ。
まずは弥生時代から、ムラからクニが出来始めた。
クニが集まって大和朝廷の成立、豪族が実権を握っていた。
その豪族を倒したのが大化の改新、天皇が実権を握って公地公民だ。
それが墾田永年私財法で崩れて、貴族が荘園を作って実権を握った。
荘園を守りに武士が栄えはじめて、貴族になろうとした平氏、武家政治を始めた源氏。
滅んだ源氏を将軍にしながら実権を握っていた北条家。
で、今回、武士から実権を取り戻そうとして失敗した天皇、武士政治と貴族政治をうまく融合させた足利家。
これがここまでだな。
そして、来週は戦国の群雄割拠、それに勝利した徳川家による260年の江戸時代だ。
明治になってからはー、パパもよく知らん。
これは実権の行方に注目した流れ。
他にも文化だとか、農業だとか、に着目するといい。
まぁ、まだあんま出て来ていない?から江戸時代に入ったら用意しておいてやるよ。
ついに理科
さあ、炎が、お前を呼んでるぜ。
まずは炎の構成だな。
さて、用意しておいたアロマキャンドルに火をつけて、と。
ほれ、これが炎心、内炎だ。
で、うっすら空気が揺らめいているように見える内炎の周辺部分が外炎だ。
ほぼ見えないぞ。完全燃焼中だから。
ある程度手を近づけた時点で熱いから触ることもないと思うけど、一応気を付けて観察しろよ。
で、酸素の足りない内炎は炭素が光ってまぶしいってわけだな。
なんで光るかは大変だから省略。酸素が足りない不完全燃焼は光るんだ。
青くないから温度低いかって?
それは反応も違うしちょっと省略。だけど、大体500度くらいじゃなかったかな?
で、燃えているのは、ロウの気体。
ほれ、今も、これくらい液体になるだろ?キャンドルの周辺。
それが気体になった分が燃えているってことだ。
まぁ、コレはあんまり理解することはないな。
反応の内容を覚えれば、あとは考えれば分かる。
で、次は化学反応の質量、比の計算だ。
質量保存の法則は、聞いたよな?
化学反応の前後で、質量は保存、つまり変わらない。
その計算方法は、どんな問題であろうと、化学反応の登場人物全てを比で書く。
ここで連比が出てきた。
算数で習ったけど、いつ使ったか忘れちゃってたけど、そういえばここで使うか。
とりあえず、グラフであろうと比の一部が書いてあろうと、全部の物質を連比で書きさえすれば、後はもう困ることないから。
むしろ、比の一部しか書かないとか、イジワル問題だぞ。
算数の時に教えたけど、比を見たら全体が何かは考えながら問題読んだ方がいいぞ。
ということで、今回の化学、量は少ないな。
理解さえすれば、あっという間に終わりだね。
炎の構成とロウの反応、質量保存の法則での比の計算、以上。
前回の「ちょうど反応するところに着目して比で表す」と似たようなもんだな。
あとは気体の性質もあったけど。
化学や物理の1分野は、覚えることが多い2分野に比べると、理解をするのが大事だし、理解さえすれば大して難しいこともない。
算数と似ているけど、算数に比べると演習少ないしな。
まぁ、比が使えないと大変だけど、比が使えると楽。
こうやって、5年後期の計算はひたすら比を使っていこうぜっていう日能研の意図なんだろうな。
何より、なんか面白いよね、化学。
炎。
化学反応。
なんか、夢が広がるよね。
ね?ね?
…不思議なことに、少しは長男くんからも同意が得られたようだ。
1分野バンザイ!
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