3コマ授業の帰りに
今日も今日とて3コマ授業。
お疲れ様なことだ。
と、例によって国語の後は暗い顔で帰ってくる。
どうやら、段落分けが出来なかったらしい。
そういや、いつも苦手だよね、段落分け。
これまでも個々の問題ごとに説明してきたけれど、いっちょ真剣に解き方を考えるか。
意味段落
段落には形式段落と意味段落があって、テストのときには意味段落が問われる。
「この文章を2つに分けるとしたら」的なやつだ。
「意味段落なんだから段落のまとまりの意味を考えるんですよ」なんていう解法は嫌い。
それで解けないんだから困るんだよって話だよね。
じゃあどうするんだ、ということだけど、うーん、悩む。
というのも、残念ながら、私はあまり悩んだことがないし、苦手意識もない。
さりとて、そこまで論理的に考えたこともあまりない、もしくは忘れた。
ということで、Webサーチ。
…しかし、あまり期待するような結果が得られない。
文章の意味を考えましょうって言われても、それで解けないんだから困っているんだよ。
物語文の方はまだマシだった。
場面の切れ目、つまり、簡単には時と場所、登場人物が変わるときだろう。
こちらの方は、あまり悩んでいないようだからこれくらいでいいかな。
あとは、物語なら途中で大抵は感情が動くきっかけになるイベントが起きるはずだから、そういう外部環境に着目ってところか。
説明文の方は、とりあえず接続詞に注目して、逆説・転換のときは切れ目になることが多いらしい。
ただし、他の接続詞は基本切れないこともあるけど、どちらでもないようなものもあるらしい。
逆説・転換で切れやすい、というのは分かる。
でも、最近、あまり「接続詞があるから」を理由で選べるような答えになっていることも少ない気がするなぁ。
さすがに「ところで」「さて」とかあれば、長男くんも「答え聞いても分からない」というほどには迷わないだろう。
うーん、別の方法は?
出来るだけ機械的に
それなら逆に、「切れないところ」を探してみたらどうだろう。
と思ったけど、形式段落に分かれている以上、絶対に何かの切れ目だよね。
じゃなかったら、形式段落にだって分けちゃいけないはずだもの。
てきと~に書いているどっかのブログじゃないんだからさ。
問題は、切れるかどうかを探すのではなくて、指定された個数に切れるところを探す、のか?
そういえば、この手の設問の形式としては2種類じゃないだろうか。
1つは、選択肢で切れ方が正しいかを問う問題。
もう1つは、大きくN個に分けるとしたら切れ目がどこかという問題。
このとき、後者の方で、何個に切れるかは必ず言われるはずだ。
だとすると、単に「分けられる」というだけの問題は出せないから出ないってことか。
それなら、「分けようと思えばどこでも切れる」という考えは間違いじゃなさそうだ。
なんか問題形式も限定されたっぽいし、それごとに考えてみるか。
選択肢での切れ目
こちらの形式はあまり見ないし、長男くんが苦手というのとは違う気がするけど。
この場合、解き方が全然違う気がするな。
文章よりも、絶対に先に選択肢の違いから見る。
そして、まず始めと終わりに着目して、切れ目が異なる段落の前後を確認する。
まぁ、大抵の問題は、そう考えることが全部お見通しで、4つから選ぶなら大体1つずつ落ちていく。
正解を知っていて逆に作るなら簡単なのかもしれないけれど、上手いこと作るなぁ、って感じ。
それはそれで、上手く解法のレールに乗れたって安心もできるけど。
逆に、いきなり4つから1つに絞り込めたりしたら、若干違和感があるくらい。
まぁ、それくらいか。
こちらは日能研のテストでもあまり出ないから、時々出たらまた確認してみよう。
切れ目を探す問題
第一に切れ目の個数をしっかり確認だな。
なんだか長男くんは、はじめにその個数の確認を怠っているかもと言っていた。
最近は、日能研の先生が授業中にそういう問題を出してもらうらしいけど、書いてあっても読み落としそうなのに、しっかり聞くのは厳しかったかな。
大体において一番大きいまとまりで切れるところを探す問題だろうけど、「全部切れることは切れる」なら、どれくらいの粒度になるかという目安をつけるところからか。
その次は、逆説と転換の接続詞を探して、それが求める粒度の大きさで切れるところかを見る?
…そうすると、この段階で、どうしても「意味」とは切り離せないわけか。
他に機械的に見れるといえば、指示語はどうだろう?
うーん、話題の転換をするときに、始めの一文で指示語が入ることは少ない?
そんなこともないかな?
転換するときは指示語をあまり含まないことがありそうだけど、逆説で続くときは容易く含みそうだ。
まぁ、あとは、機械的にはレアだけど、解答の内容でも探せるか。
段落番号を選ぶ系は無理だけど、段落始めの数文字、段落終わりの数文字を答える場合、同じ文字になってしまう場合には絶対にそこは答えにはならない、くらいか。
しかし、こんなの使える方が珍しいしなぁ。
となると、やっぱり、意味なのか。
意味の把握
文章の構成図みたいなものを作り、形式段落それぞれに見出しをつけて、その見出しから大きく流れが変わったところを見つける、くらいだけど。
それが簡単に出来れば苦労はしない。
どのみち、要旨を考えるときにはそうやって読むもんなんだけどな。
でも、もっと簡単に。
全形式段落で、段落の前後を見て、繋がっているかどうか、か。
それなら、接続詞を埋める問題と解き方はあまり変わらないか。
ざっと栄冠6回分の該当問題の解説を見返したところ、どうやらこのときは指示語もそれなりに根拠になるらしい。
とはいっても、100%分かれないというわけではないしな…。
あとは、やっぱり、2段階で考えていくといいのかな。
形式段落ならどこも切れてしまう前提なら、あとは切れる度合いの比較だから、全部見つつまず候補を上げて、全部見た後に候補から絞り込む感じかな。
うーん、自分で解くことは大体そんな感じだけど、文章不問で常に正解するための解法というのはなかなか難しいな。
もう少し改善の余地がありそうだ。
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