長男くんとファミレス

2022年7月8日金曜日

算数 生活

ガストのロボット

ちょっと用事があり、家族で出かける金曜日。
飯時だけど、帰ってからご飯を作るのも大変だろう、ということでガストで食べてきた。

すると、配膳用のロボットが!
たしかに推進する旨のニュースを見た気がする。
実際に実用化されているのを見ると、驚くなぁ。

将来の仕事

こういうのを見ると、ロボット・AIが人間の仕事を奪っていく、という話もあながちウソとは思えない気がする。
そこまでは個人的にはまだ先の話だろうけど、技術的な可能性として近づいていっているのは間違いないだろう。

実際にAIを作ったり使ったシステムを作ったりしている身としては、間違いなく出来ることは増えている。
とはいえ、AI化というのは、この数十年にわたって何度かささやかれてきた流行り。
まぁ、私は今と、うっすら一度前を知っている程度だけど。

今日も、配膳は出来ていたけど、大してアナウンスがないのでお客側が気づかずにしばらくそのまま待機していた。
そこに別のロボットが進んできて、障害物認識をして新たなルートを考えようとしていたけど、思いつかないのかそのまま検討中で停止していた。

まぁ、正直、応用力はまだこの程度だろう。
配膳先まで来れるようになったのも、ぶつからないように画像認識しているのも、進歩だけれど。
人間なら、普通に大きなアラートをもう一度出して配膳を遂行するだろうし、後ろにさがってかなり遠回りな道でもさっさと進み始める。

いずれ今よりこれらも安価には出来るようになるだろうけど、結局エンドユーザとのインタフェースになる分野では、エンドユーザ側の対応が千差万別である以上、人間がやるよりもコストが下げられるのかは疑問が残ることだ。

あるいは、今の技術のロボットにでも業務が回るように、業務側をカスタマイズしてしまうか。
大きな企業ならフルオートメーションによるコストカット効果はスケールメリットで人件費を上回るかもしれないけど、そうした場合にコンピティターの人間が実施するオペレーションと比較したカスタマーサティスファクションはどうなるやら。

オーダーメイドなシステムの運用を見ていると、人間がやった方が応用力も効くわりに、人件費は、自動化するコストよりもはるかに安い、というのはよくあること。
いずれにしても、そういった業務をデザインする立場の人間は必要だし、ロボットの出来ることを考慮する必要がある分、その仕事や、ロボットをサポートする業務は、これまでより複雑になるだろう。
アルバイトの求人は減るかもしれないけどね。
単価は上がるかもね。

今日私は他の用事もあり丸一日動き回ってバテていたので、家族が「いっせーの」で時間を潰している間、ぼんやりそんなことを考えていた。

教育産業

私自身も高校生から働き出す直前までカテキョに塾講とやっていたけど、教育関連のアルバイトは大して減らないだろうな。
いや、日本全体で見れば子どもの数は減るから、求人自体は減るかもしれないけど。
しかし、首都圏ではさして減少していないはずだし。

スタディサプリをはじめとする勉強系のサブスクやリモートでの個別指導と色々な形態にはなるにせよ、オーダーメイドの教育をオフラインで実施するというのが廃れることはないと思う。

となれば、中受の勉強をしている時点で、それなりに市場価値のあることを学んでいるのかもしれない。
中受の過熱傾向は少子化が進む限りキープされるだろうけど、中受の勉強は専用にやらないとできないし。特殊算とか、私は人生で習ったことがない。

まぁ、ファミレスやコンビニのバイトは減るかもしれないけど、息子達もこのまま首尾よく成長してくれれば、そういう働き口は掴めるかもな?
始めるときはイヤだったかもしれないけど、そういう稼げる力を身に着けられる環境にいられることを感謝されてもいいんじゃないかなぁ。

そんなことを、食後ボタンを押してからやたら時間のかかるデザートを待つ間に若干イライラしながら思っていた。

食べ終わってから15分も待たされたら、二男くんとかお腹いっぱいになっちゃうよなぁ。
ていうか眠くなってきているみたいで、ぼんやりしているし。
長男くんにいたっては、ときどきこっくりこっくりしている。
エアコンも効きすぎだし、どうにかなんないかなぁ。

帰宅後

そんなこんなで帰宅時はもうみんなグロッキー。
特に私は、立つのもしんどいくらいに足が痛い。
脱水なのか頭も痛い。

ちくしょう。
せっかく金曜だというのに。早く寝るのとか、イヤなんだけど。

と、しばらくボケーとしていると、早々にお風呂にはいった長男くんがなにやらモソモソし始めた。
どうやら、算数の栄冠をやるらしい。

マジで!?
お前、前世は徳の高いお坊さんとかなんじゃねぇの!?

たしかに栄冠までは出来たら今日中にやれるといいねーって話していたけど、予定より帰ってくるのも大分遅くなったし、明日はテストのない休みだから、もう今日は良いかなーって思ってたのに。

何この子、偉すぎでしょ。
後光が差すわ。

まぁ、残っていたのは栄冠3問だけで、間違えてもいたみたいだけど。
だからー、割合は全体が何かをしっかり確認しなきゃだぞー。
息も絶え絶えに、それだけ言い残して半分寝ていた私だけれど、どうにかやり遂げられたっぽい。