12月
あと2ヶ月後には、アレが来る。
そう思うと嫌な汗をかきそうなほどのトラウマ。
反面、あと2か月も、ある。
マンスリー
サピックスでは、名前の通り、月一程度で実施されたマンスリーテスト。
前期は復習テストだったけど、後期は実力試験に変わった。
ようだけれど、やっぱり直近でやったネタが多めだよね、という感じのテスト。
模試が続いていたせいか、あまり意識が向いていなかった二男くん。
あれ?次のマンスリーで最後だよ?
これでクラスは固定なんだって。
と前日に声を掛けてみると、やにわに緊張しだしている。
いや、今更緊張しだしても、マンスリー向けの復習なんてやる気はないし…。
とりあえず今回は、時間配分だけは、しっかりね。
気持ち、見直し減らして急いで解くといいんじゃない?
残り少ない模試だからといっても、課題を見つけて、解決できるか試すのは変わらないよ。
といって送り出すと、今回はしっかり埋まっていたようだけれど、問題文の読み間違いなどで、20-30点は楽に落としてきた。
うーん…。
コレ、下手するとクラス落ちじゃないっすかね。
今回は珍しく埋まっている、国語の記述次第だけれど。
テストの緊張感
そうして結果発表。
私的には満点つけていた記述で、5点くらいは引かれていた。
ふむ、まぁ、ちょっと甘かったか。
と、「どうしよう…どうしよう…」と青ざめている二男くん。
いや、結果が出てから嘆いても、どうにもならないよ。
その気持ちは分かるけど、その気持ちを味わいたくないなら、試験中、あるいは試験前に準備しておかなくちゃ。
それに、平均から考えると、ギリ残るんじゃないかとは思うけどね。
まぁ、それはクラス昇降基準が発表されたらだね。
しかし、いつになく狼狽しているね。
私的にはサピックスオープンやら学校別やらの方が気になるんだけど。
子ども的にはクラス昇降に関わるマンスリーの重要度の方が高いのかね。
…せっかくの機会かな。
あのね、このマンスリーより、受験の方が10倍くらいは緊張もするし、失敗したときのダメージは大きいよ。
なんといっても、あの長男くんが、翌日から算数の解き方変えたからね。
パパが何度相談しても怒鳴っても褒めても変えてくれなかったのに。
今回、時間は間に合ったようだけど、それで問題文を読み間違えていたりごく簡単なグラフの読み取りを間違えたりしたら、そりゃあ、いい成績にはならないよ。
ふむふむ、といつになく真剣に聞いてくれる二男くん。
ここでダメ押しに。
唐突に長男くんへインタビュー。
初戦、不合格でどうでした?当時のアナタ、受かっているつもり満々でしたけど。
最近夜に二男くんの受験のことで相談しているからか、ふざけず親身に答えてくれる長男くん。
「正直なんとなく全部うかるだろって思ってたんだけどね。いやー、当たり前に、落ちるね」
ですねぇ。
「日能研で再現解答作っているとね、なんか、無様な解答だったなって。算数で、難しい問題ずっと解いてたし。落ち着いて問題読めば、解ける問題もあったのに。」
そうですねぇ。「まずは全問に目を通すことを優先して、〇△×で難易度つけろ」って秋の過去問のときから、ずっと言ってたのにねぇ。
「でも、そっから1カ月練習して、最後は満足のいく解答を作れるようになったよ」
だねぇ。
テストの解き方なんて、気持ちの持ち方とちょっとした技術、1ヶ月で変われるよね。
パパがどんなにいい方法と思うものを伝えても、やる気がなければ、やらないしね。
別にその方法がキミにとってのベストだとは限らないから、強制はしないし、自分で考えるのは止めてはいけないけどね。
まだ2か月、受験後にそのみじめな気持ちを噛みしめたくないなら、改善を考えていくことだね。
と締めくくると、いつもよりは多少は響いた感のある、二男くんなのでした。
過去問
長男くんのときの受験で、大失敗だったなと思っていることがある。
それは、最後の最後に近い年の過去問をやって、全然最低点に及ばなかったこと。
本人はもうその時期には「やるだけやってやら」というモードに入っていたのか、気にしていなかったようだけれど。
正直、結構心が折れるようなことをしてしまった感がある。
という反省も活かして、近い年の過去問は、もう12月には終わりにするつもり。
そうなると、間際で「時間配分の練習がー」という気もするが、その辺は2回目の過去問をしてもいいし、これまで過去問では時間配分出来ていることが多いから、正直どうにかなるだろうと思っている。
回数ももう大分こなしているが、長男くんのときに受けるかもしれない学校の過去問はかなり昔のモノも集めていたので、基本的には5年以上前が多い。
直近の、特に算数は、難易度が上がってしまっていて、今くらいの時期にならないと歯が立たないだろうと思っていたから。
代わりに近しい難易度の学校の問題は解いて、歯が立たなさっぷりは思い知らせていたんだけど。
…まぁ、それがきっかけで、二男くんの少し伸び気味だった天狗の鼻を盛大にへし折った感があるんだけどね。
過去問やっている最中に泣き出していたし。
今日も過去問を解いていたけれど、まだ届かないなりに、大分進歩は見られる。
そう、その、長男くんが盛大にコケた年の過去問で、もう少しで合格者平均点にたどり着きそうなくらいに。
まだ、問題を思い違いしたり、見落としたりといったことはあるけれど。
今回は、あと2問、欲言って3問ってところだ。
あと2ヶ月
長男くんは、はっきり言って最後の1,2ヶ月、特に1月は異様に伸びた。
正月、戯れに私も同じ時間で過去問を解いたことがあったけど、そのときにはまだ私には余裕がある程度だった。
それが、1月末には、少なくとも小学生の範囲じゃ算数と社会は敵わなさそうだな、と思えるくらい。
1月に学校はお休みしたのもあって、本人も1ヶ月で大分成長を感じていたようだった。
同じように、二男くんも、伸びてくれたなら。
そう願わずには、いられない。
これまでは、緩むなー緩むなーと厳しい言葉を投げかけたこともあったけど、そのせいか成績はガタ落ち。
でも、着実にデキるようにはなっていると思うんだよなー。
模試では取れないけど、過去問では点が取れているし。
過去問解いているところを隣で見ていることも多いけど、「答えだけ覚えている」とかそういう感じでもないし。
ましてや、予告もなしに、「今日はこの学校のこの年度」みたいにやっているのだし。
もう12月だし、これからはよく出来たことは200%マシで褒めるくらいで、怒鳴ったりはせず。
本人も、模試とはいえ、本気でテストの出来に対しての危機感を覚える経験もしたようだし。
振り返ったときに、今度は後悔が残らないような伴走をしたいなぁ。



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