長男くんと算数の授業

2022年7月6日水曜日

算数 生活

3コマ授業

2月に始まったときはどうなることかと思った3コマ授業。
半年近く経って、相応に慣れてきたようだ。

どうやら、なんだかんだで塾は楽しいらしい。
それはいいことだ。

台風予報

台風の影響で大荒れかもしれないとニュースで報じていた日曜。

あー、こりゃ、水曜は大雨かもねー。
もし警報出てたら、学校はお休みだなー。

「え、塾も行けないの!?」

え、むしろ行きたいの?
3時間半もあるのに。

「うん、だって楽しいもん!」

ほー、そりゃ結構なことだ。
楽しいなら、なによりだよ。

塾って楽しい?

どうだったっけ?

自分のことを思い返してみると、高校の予備校は楽しかったな。
帰って遊んでいいと言われれば遊んだかもしれないけど、やらなくてはいけないことっていう扱いだったし、
ただ、一日一日授業を聞くだけでも、たいていは何かしらの発見があって、レベルアップのような気分。

少なくとも、行くのがイヤだとは思わなかったな。
Door to Doorが長かったから、天気が悪い日は道中がイヤだったけれど。

しかし、中学のときの塾は嫌いだったな。
先生がよく怒鳴る方だった…。

私も怒られたことはあるものの、それ以上に、他人が叱られているところを聞くのが嫌なもんだったな。
単純に嫌な気分になるというのと、はっきり言って無駄な時間なんだよね。

別に私は出来ているところで、10分も20分もかかって、挙句、帰りが遅くなる。
10時前に終わるくらいの授業が30分くらい延びたり。
私は電車使って通っていたから、結構遅くなる。ひどいと帰りが11時とか。
自分が分からないところならまだしも、そこまで遅くなる日があるというのは、さすがに嫌気もさす。

…中学生でもそういうのイヤだったのだから、小学生相手には、まず第一に、和やかに勉強をやらせるという点、第二に、はじめに言った時間はしっかり守る、というのがまず大事なのかもしれない?
改めて気をつけよ。

楽しいらしい

そんなわけで、今日も楽し気に改札から出てきた。

「オプションの最後の方の問題が解けた!」

おぉ、そうか。図形はホントに得意なようだな。
最後の方は難しいだろうに、解けるとは大したもんだ。

「今日は本科の最後の方も、解けた!」

ほぉ、すげぇな。割合も得意なようだな。
最後の方がいきなり解けちゃうんじゃ、もう来年入試受けてもイケんじゃね?

うれしそうな顔に水を差す気もないので、てきとーに頭に受かんだ褒め言葉を並べてみる。

正直、オプションは問題次第、本科のわたえらも栄冠の類題範囲ならそこまでの難易度でもないのだけれど。
時々解けるっていうよりは、安定して解けることが最終的には重要だろうし。

…ちょっと、リアルにそうやって声かけているところを想像してしまったけど、待ち合わせで出会ってそうそう、修羅すぎんだろ。

反抗期モードに強制突入しちまうぜ。
授業なんてきっと、楽しく聞いてきた、で十分だよね。

それで、学び直し1がとまでは望まないから、思い起こしが無事に通過できれば万々歳だよ。

算数の日の帰り道

始まる前は、3時間半も!?と思ったり、最後1コマのためにお弁当っていらなくない?集中切れない?とか考えたり、9時台の駅前・電車は怖いなぁと心配だったりしたものだけれど、思ったよりケロッとしている。

2年前なんて、5時台ですら迎えに行っていたのに。
やってみれば、慣れていくものだ。

はじめこそ疲れ気味で何を勉強したかもあまり言えない感じだったのに、今では普通に説明してくれる。
今日は相当算らしい。

…どうせ、割合だろ?なんかカッコつけた名前多いよね、中受って。で、どんななの?

「んー、なんとなく、結局割合って感じだった」そうだ。
正しいのかどうかはよく分からないけど。

で、帰ってから、その日に一番面白かった問題を私に出してくる。
今日は長方形の面積らしい。

「ルート使っちゃダメだからね!」

って言われたけど、知らねぇなぁ。使えねぇ方がわりぃんだよなぁ。
はい、タテが5ルート3、ヨコが8ルート3で、答え120。
角度が30度の直角三角形って、キミは二つしか知らないだろうけど、残る辺はルート3だからね、比で。

は?比もダメ?
遅いよー、後から言われたって、もう解いちまったんだよなぁ。

ということで、三平方も比も封じられた図形問題を改めて解いてみる。
んー、面積ねぇ、面積。

わかんね。
しょうがないから導出問題を見てみて、と。
あー、ここの長さを出したってことは、ここに補助線引いて、と。

お、見えた!
おー、気づけば、比よりも三平方よりもこの出し方が一番速いか。
けっこう侮れねぇな、中受の図形。

とはいえ、ルートはルートで教えてもみたい。
ルートの計算は出来なくても、「そこはルートの数値である」というのが分かれば、小学生の範囲ではおそらく絶対に出さない。
使ったとしても、円であったように、「2乗の値は分かる」どまり。

まぁ、いずれにしても、後期に図形で比を習ってからか。
直角三角形の比、3:4:5、5:12:13とかにこっそり1:1:ルート2とか1:ルート3:2とか混ぜちゃえばいいだろ。