二男くんと未学テ

2022年7月10日日曜日

模試

未来を創る学びテスト

朝日新聞社主催の「未来を創る学びテスト」。
日能研は「協力」の立場で、問題の作成やその後の受け入れをしている、のかな?

対象は小3限定で、二男くんも受けに行ってきた。
3年生限定ということでもう受けることはないだろうけど、略称は未学テ、かな。

要領

ウチは神奈川大のキャンパスで受験。
最寄り駅から徒歩で10~15分程度だけど、細い道を入っていくので、駅からは少し迷いやすいかも。
あと、ちょっと車道と歩道が狭くて、怖い道路だった。
まぁ、3年生限定だし、保護者がついていかないということもないだろうけど。

テストは9時集合。

入った後は子どもと早々に分かれ、保護者は保護者会場で待つか、外出して待つか。
保護者会場は大学の大きな教室が使われていて、ほぼ満員だった。
わりとギリギリに行ったからかな。

解散は12時~12時半。
コロナの理由もあるのか、もともと確実に子どもと引き合わせるためか、各教室ごとの順次解散。
少なくとも数百人以上の受験者はいただろうけど、子ども・両親の案内といった面では安心だった。

というのも、そのあたりが一番不安だった点。
キッズ携帯、使い慣れていないし何かトラブルでも起きたらと持たせていないし、はぐれでもしたら大変。
待ち合わせを決めておいたところで、不慣れな場所でたどり着けるかは分からない。

力試し、場慣れくらいの位置づけでのテストで、そういうイヤな思いはさせたくない。

が、思っていたよりも、その辺は丁寧に対応されていた。
子どもが移動するときは、必ず集団になって、それぞれの集団に大人が付いていたようだし。
てっきり、終わったらバラバラ個別に定められた待ち合わせ場所に移動かもと危惧していたのだけれど。

ということで、駅からちょっと遠くて歩道が怖い以外には、満足度の高い試験だった。

保護者会

テスト受験中には保護者会が同時開催。
っていうか、待ち時間潰しな位置付け。

内容は出題意図の解説が主だった。
事前録画を流す方式で、パネル形式。
解説者は日能研の関係者。

もっと中受への勧誘、日能研の勧誘があるのかなと思っていたけど。
まぁ、こういった試験を受けに来る以上は、もうそういう中受への勧誘はいらないということなのか、主催は朝日新聞だからそこまでではないのか。

別に今後対応する気もなかったし復習させる気もないから、出題意図を聞いても仕方がない気はするけれど、テーマはWebページにもあるように、『「自分で決断するチカラ」「想像するチカラ」「物事を伝えるチカラ」』らしい。

で、始めに映された国語の解答用紙で、あっちゃ~って感じ。
ほぼ記述だった。

これは、厳しい形式だったな。
まさかここまで記述がメインとは。

以前のテスト結果から、選択肢や抜き出しはともかく記述は弱点、というか、そもそも今の公文でも家でも練習すらしていない。
そして、作文などの自己表現に対して、消極的というか、とても苦手な子。

続く算数や科学でも、そういう方向性のテストらしい。
まぁ、テーマに則っていて正しい出題なんじゃないだろうか。

一応今回の課題は「空欄を作らない」だったけど、これは厳しいだろうな。
日能研のスカラに対して甘めなテストだとWebで読んだから、どうせ4年から行かせるなら受験費無料だし試しに受けてはみたけど。
とはいえ公文の方で一区切りつけたいから、万が一でスカラが取れでもしなければ3年生から行かせる気はない。

ここのところテストを受けていたのは、秋以降、家で一部先取していくにあたって、中受でどんな試験を受けていくのかというのを知ってもらうためと、テスト慣れのためという理由が大きい。
その目的は、今回までの3回のテストを受験して達成された。

たとえ解けなかったとしても、出来は気にすべきポイントでもない。
こんな苦手そうな記述ばかりの試験を、よく3時間も受けたということを褒めるだけにしよう。

合流後

テスト終了後の二男くんとの合流は実にスムーズにいった。
向かう途中は緊張からかロクにしゃべらなかったのだけれど、テストが終わって安心したのか、テンションが若干高い。

大学キャンパスの中で車は来ないだろうから少しくらい駆けまわってもいいけど、急に日差しに当たるとパパは辛いなー。

帰途に就く途中で、褒め言葉をかけた。

なんか思ったよりも記述ばかりの問題だったみたいだな。
よく最後まで頑張ったな。

というと、想定外の返答が。

「国語と算数は全部埋められた!科学は時間が足りなくなっちゃった。」

おぉ?それは凄いな。
普段解いたことのないような問題だったはずなのに。
よく埋めたぞ。

「全部埋めたから、もしかしたら満点かも?満点だったらボーナスはいくら?」

…急に金か。
まぁ、モチベーションがないよりはマシだろう。

もし満点なら、長男くんと同じく、2000円だな。
たしかに、全部埋めなければその時点で満点はあり得ないから、本当によく頑張ったな。
ついでに、8割を超えたら500円、6割で200円だ。
約束は守るぞ。

そんなことや休憩時間でどう過ごしていたかなど話しつつ、帰り道でまず当日のご褒美代わりのアイスを買って帰った。
妻にもうれしそうに「満点で4千円かも!?」と報告していた。

記述メインだし問題用紙に同じ文言を書くほどの時間もなかっただろうから、解答内容は分からず。
自己採点はできない。
でも、明後日には結果が出るらしい。

結果の取り扱い

実際問題、何か書いたとはいってもそんなに甘くないテストだろうと思っているけど、せめて8割でもいくといい。
次のテストの予定はしばらくないから、「テストでいい点が取れるとどうやらいいことが起こるらしい」という意識が芽生えてくれれば、今回のテストは大成功だ。

…長男くんに比べて自己肯定感の低い子だという印象だし、むしろここで「中受に向けた勉強は自分には向いていそうだ」と思えるようにさせてしまうか。

まともに結果を開示する必要なんてないしな。
算数も国語も、明らかなミスがないなら、満点だった、あるいは満点に近い点数だったと言ってしまうのも手か。

この場合、実は違ったということが発覚したときのデメリット、か。
んー、そもそも私以外の経路から結果が発覚するようなリスクは小さいけど。
今回のテストはNポータルの、これまでとは違った番号でのログインになるようだから、他の結果と統合されて保存されるとも思えない。

解答内容を見て、実は空欄がなかったかとかを確認しておけばいいか。
模範解答はもらってきていなかったようだから本人も解答を見ていないだろうけど、その点の可能性も明日確認して潰しておこう。

自分はデキるのだと誤解してサボる可能性、…はないな。
なにせ私が隣で勉強を見るんだから。
サボったら漏れなくトニトをプレゼントだ。
サボれるわけがない。

おそらく本人も前回の日能研のテストで記述が書けなかったことを理解して、あまり表には出さずとも悔しい思いをしていたのだろう。
だからこそ、今回、明らかにいつもとは毛色が違う問題に対してもしっかり埋めてきたのだろうな。

それが、全部合っていた、と言われれば、うれしくなるはず。
日能研の4年生の記述も相当甘い印象だから、「何か書かなきゃ当たらないし、書けば正解になりやすい」という意識は早めに植えつけたい。

長男くんへの影響は、まぁ、デメリットはあまりないか。
弟の成績が良かったとして、それで嫉妬を感じる性格ではなさそうだ。
二男くんが威張るかもしれないけど、そこは私から、「日能研のテストとは目的が違う。日能研のテストは満点が取れるように作られていない。これは記述を埋めていけば満点が狙えるテストだ」といった鶴の一声で済む。

なんなら、長男くんも、空欄を絶対に作らないように徹底できるかもしれない。
前回の二男くんの空欄ばかりの結果の方だけ見せて、「埋める、というのは大事なんだぞ」と言って。
「今回の結果を見せて」と言われても、Nポータルでログインし直さなきゃいけないからめんどくさいと突っぱねることはできる。
満点だとパパが確認したのだし、4千円もパパから払うことになるのにウソをつくメリットがないだろう?とも。

そういえばこの前、嘘がいけないかどうかで、そんな話を子どもとしたっけ。
私にとって大切なのは、「人のためになるかどうか」という点だけ。
メリットがあると思うなら真実か嘘かなんてことはどうでもいいし、だから嘘だってつく。
ただし、バレないように細心の注意を払った上で、と。


んー、まぁ最終結論は明後日にするとしても、取り立てて悪い案だと現時点では思えないなー。

妻とも相談した結果、満点は行き過ぎだけど、上方修正して伝えるというのには賛成のようだ。
ただ、今回のケース、1科目だけでも満点にすることにこそ価値があるような気もする。
しかし、満点だったらたしかにWebサイト上で自分でも確認したくなるのも事実。

普段の育テと同じ形式で解答用紙を持って帰ってきていれば、「パパは丸だと思う」で押し切ることもできたのだけど。

さて、どうしたものか。