長男くんとドラゴン桜

2022年6月2日木曜日

生活 勉強方法

東大に行け?

受験マンガ、ということでかなり珍しい部類に入るだろうか。

私の世代的には、もう受験が終わっていた後に流行り出したものだったと思う。
たしかブックオフで、100円のものをコツコツ集めていったんだっけ?

私が最近入試問題を読んでいることが多いせいか、長男くんが受験に興味をもった。
あと、モノマネをする芸人さん?を見かけるせいか、「バンジーなんて東大に入るよりは簡単だー」というのに受けて、折に触れマネしている。

お、じゃあ原作のマンガでも読んでみるか?と誘って読み出した。

意外と読み続く

今は、たしか2も出ているんだっけ。
マンガアプリで途中まで読んだ気がする。
途中から、1/2話ごとのペースが辛くなってやめてしまった。

長男くんに読ませているのは1の方。
最初期は若干迷走しがちだったのか、小学生が読むには不適切な発言がある気もしなくはないけれど、匂わせ程度だしスルーするだろう。

数学の勉強の仕方フェイズまで行けば、まぁ、算数でも参考にはなるか?
英語フェイズでフェードアウトだろうな。
習ってないし。
くらいの気持ちだったけど、意外なことに、物理まで進んでいったらしい。

お、ここら辺まで読んだら読み切れるか?
最後の方は、勉強自体の話はあまり出てこなくなって、テストに向けた心構えとかそういうのになっていくから。
読み飛ばせば早く進むよね。

パパとしては、算数のところと、国語のところは読んで欲しいな。
計算ミスとかのミスをなぜ突き詰めて考えない?というところと、日々疑問を感じて生きろというところ。

まぁ、別に楽しんで読めばいいけど。

予備校の先生方

巻末などに、取材をした先生なのか、コメントが寄稿されていたりもする。
私は中規模な予備校に行っていたので、当時は分からなかったけど、今は名前を存じている先生もいたりしてびっくり。

おぉー、こんな人なんだーとか思ってコメントを読んでいると勉強になる。

しかし、中受で小学生向けの書籍もあるとは、意外と狭い世界なのか、世界が狭くなるほどビッグネームなのか。

妻に話してみても知っていたしな、出口先生。

ふくしま式の方を選んでしまったり、問題形式の演習に公文式だったりと、すごく気にはなっているもののイマイチ書籍は購入していないのだけれど。

なんだったら小学生のときから大学受験までお世話になる人もいるのかなぁ、と思うとすごいことだな。

ボーナスについて

ドラゴン桜にはたしか、子どもに対してモノで釣るような教育はよろしくない、というシーンがあったっけ。
長男くんがそれを読んで、テストボーナスについて疑問に思ったらしい。

「えぇー、これ良くないのー?でも、なくなったらやる気なくなっちゃうかもー…」と。

まったく。
だからあなたはバカなのだ。

作中に何度も、「他人にだまされるな」「自分の頭で考えろ」と出てくるのに。
なぜパパが始めたのか、今でも続けているのかを考えろ。

そりゃ高校生だったらこういうエサのやり方は微妙かもな。
そもそも高校生なら、「テスト」を経験していて、知識欲、自己顕示欲を満たせるというのが想像つくから、一回いい成績を取らせてみればいい。

一方で、まだ小学生のお前の場合は、マンガの例の積み木ごときには当てはまらない。

初めのテストで、最後まで取り組むことを諦めただろう。
大人でも集中が持続するのはせいぜい30分だとか60分だとか言われているからな。
それも仕方ない。

はっきり言ってこの頻度のテストで、しかも1回が数時間、というのは異常だ。
中学のときに高校受験で塾に行っていたパパの3倍くらいはカリキュラムの時点でキツイ。
それなりに体や心が大人に近づいているときの3倍だ。

首尾よく初回からいい点が取れたならモチベーションも続く・上がるだろうけど、そうでもなく、塾をやめたいやめたいって言っていたのはどこのどいつだ?
忘れたのか?でも、それも当然の要求だと当時は思っていただろ?
パパも当然だと思う。

テストで点を取れるわけでもない、分からない授業が面白いわけもない、遊ぶ時間が減ってうれしいわけでもない。
これで続けられる、ましてや成績を上げられるなら、もうその時点で1種の才能なレベルだよ。

こんなテストばっかりの勉強なんて、成績上がらなきゃ面白くないんだから。

だから、はじめは金でその分のモチベーションをカバーしたの。
対象が積み木みたいに数分で分かりやすく結果が出る場合はともかく、テスト勉強は1週間とかの時間がかかるでしょ。
小学生には長すぎるだろうさ。
それに、成績が上がってくれば、達成感・知的好奇心の充足の方が強くなっていくだろうと日能研のテキスト見て思ってたし。

で、一度それを味わえば、また成績が下がり出すまでは麻薬のように続けられてしまう。
勉強ってそういうもんだからね。
明確に成績ダウンといった壁にぶつかってしまうまでは、頑張って得た成績は落としたくはないものさ。
頑張っているやつほどな。

とはいえ、いったん作ったボーナス制度というプラスをゼロにしてしまったら、その分のマイナスが生じるだろ?
だから、もう役目は果たしたと思っているけど、今もボーナス制度を続けているわけ。
モチベーションを下げる要因を作らないためにな。

満点は破格のボーナスだからそれもうれしいだろうけど、もうお前は、算数のオプションで一桁問題が解けたときも喜んでいるだろう?
一日の勉強をやり終えたときにも達成感を感じているだろう?
一銭にもならないのに。

だから、全く問題ない。
遠慮なくもらっとけ。