長男くんと心臓

2022年4月26日火曜日

国語 社会 理科

デブと人体

人体の第二段、血管。
嫌いな生物単元の中でも、用語が法則的で、そこそこ好き、というか、覚えやすい。

さてさて、心臓の向きはわかったかな?

社会は近畿

と、その前に社会の復習から。
九州、中国・四国に続き、今回は近畿地方。

実は大阪には空港が2つあるらしい?
伊丹空港と関空。

関空は知っているけど、伊丹空港っていうのは、聞いた、ことが…。
あー、そういえば、しばらく大阪への出張が重なったときに、同僚が使っていたっけ。
羽田に近いから新幹線より速い、って言って。

たしか、そのときの空港が伊丹空港って言っていた気がする。

関西出身の妻はもちろん知っていたけれど、桃鉄にも出てこない移動手段は、パパはよう分からん。

というか、すごいことまで勉強するのね。

この前の琵琶湖?で出た、インクラインっていうのも知らなかったけど。
私が40年近く生きてきて、人生で一度も聞いたことのない単語や知識も勉強している。

…自己採点で、丸付けだけさせた後に私が点を集計&丸付けがあっているか確認をしちゃってるからできないけど。
コレ、社会は素で勝負したら、100%負ける自信があるわ。

お、特別ボーナス追加しようかな?
栄冠を直前に20分くらいやったオレより点が上ならば、+200円。
負けたら-200円、も入れるか?

なーんか理社は、「栄冠に書いてあることは全て覚える!」みたいな気迫が足んねぇんだよなー。
その壁への発破剤になるかも?

そして人体

おい、お前。
心臓の左右は区別がついたみたいだけど、房と室が区別ついてねぇじゃあねぇか。

まぁ、それくらいは、覚えなおせばいいだろ。
よし、ではでは、これから被検体(デブ)の体を使って、血の巡りをやるぞ。

まずは体から血が右心房に戻ってくるだろ。
大体このへん。
で、それが、右心室に行くわけだ。

で、そっから肺動脈を流れて肺だ。
2つあるからな。
で、肺、厳密に言えば肺胞でガス交換するだろ?
コロナでサイトカインストーム!とか、あったっしょ。

で酸素にまみれたのが戻ってくるのが肺静脈。
静脈は必ず房に戻ってくるけど、もう右心房は使ったから、今度は左心房。
で、いったん左心室に行って、そこから全身に、だ。

そんな感じに胸のあたりに超重要な血管があるから、胸は大事だし、そこの血管が詰まると大変なわけ。
血栓っていうんだけどね。

で、この被検体(デブ)が飲んでいるのが、コレステロールを下げて血をさらさらにしよう、とかいう薬だよ。
ギリギリのところで戦っているわけ、デブはデブなりに。

で、今度は体の末端の方にいくと、毛細血管っていって、細かい血管がたくさんになるんだよ。
そういう網の目の方が、酸素と栄養渡して二酸化炭素と不要物をもらうのに都合がいいだろ?

毛細血管に血栓ってあまり聞いたことはないし、できるかどうかはわからないけど、そうなったとしても、1本ダメでも別のところ使えばいいしな。

デブにも優しい設計ってことだな。

そして中身へ

こういう、デブに優しい設計は体の中に他にもあってだな。
小腸の柔毛っていうのは、凹凸があって、つまりデコボコしていて、表面積がでかいんだ。

表面積が大きいほど、流れてきた栄養分を残さず吸収するからな。
デブがデブになるための必要な構造といっていいだろう。

ところで、同じ体積なら、デコボコしている方が表面積上は有利だぞ。
立方体の重ね方で、どうしたら表面積最大かって問題、4年後期の最後くらいの算数で勉強したろ?

そうしてまた肥えた体を使い、表面積の増大に努めるわけだな。

で、似たように表面積が多いほどいいのは肺胞もいっしょだ。
ガス交換は肺胞でやるけど、やっぱりデコボコしている感じだ。
これは、あまりデブとは関係がないはずだけどな。

あと血液循環じゃあまり出てこない肝臓。
もともと血液作ってるのは肝臓だからな。

実は超重要だぞ。
やること多いわりに、悪くなってもあまり症状出ないから沈黙の臓器って言われているけど、この被検体(デブ)の肝臓は徐々に自己主張を始めているから要注意だ。

…とまぁ、一通り私の体を指さしながら教えてあげたら、弁がわからないらしい。

まぁ、お前、弁見たことないか。
今度実物を見せてやるよ。

逆流を防ぐためのものだから、要は、突き出ている方に流れていくってだけだよ。
心臓って、特に左心室が、ものすっごい力で押し出すから、こういうのないと逆流しちゃうってこと。

で、そうすると酸素が行きわたらなくなるから、デブの息も切れるってもんだ。
デブ辛い。

実際には、迷子になるような血球はいないだろうけど。

しかし、分からないってところの質問をポロポロ受けていたら、肺動脈と肺静脈の位置まで覚えるのか。
模式図ではよく問題になるけど、ここまでやるのか。

ん-とな、二酸化炭素まみれの血は、最悪血管が切れても細胞は呼吸できるだろ?
しばらくは。

それよりもガス交換直後の酸素まみれの血が何よりも大事だろうから、それが体の内側にある方なんじゃないか?

ほら、植物でも、光合成に必要な水は、体の内側の方の道管を通ったろ?
同じ生物だし、多分一緒だよ。

…んー、もうちょい人体はテスト前にやっといた方が良さげだな。
明日の朝活にするか?

物語文

そんなこんなで今日は疲れてしまったらしい。
国語はやりたくない、と。

まぁ、気持ちは分かる。
けど、物語文は今、読み方を覚えているところだから、自然なレベルで身に着くまでは、毎日読んだ方がいいぞ。
不思議なことに、一日抜けると、けっこう忘れるからな。

ということで、問題は解かなくてもいいけど、文章は、丸付けて読め。

というと、嬉々としてやり出す長男くん。

…なるほど?

文章を読むだけなら、それほど抵抗は少ないのか?

問題を解くときの考え方自体は、別のタイミングで練習して、それなりに身に着いたみたいだし。
今は、物語文を、気持ちを追いながら読みさえすれば、そこまで問題演習はいらない。

たしか、日能研から出ていた、名作劇場だかなんだかみたいな物語文集を買ったはず。
書き込むのはちょっと惜しいけど、アレを一冊潰すつもりで、書き込みさせながら読ませてみようか?

さすがに本一冊分、気持ちを追いながら読めば、読み方は身につくだろう。
物語文なら、説明文よりはスラスラ読めるだろうし。