家族で花見

2022年3月27日日曜日

算数 生活 勉強方法

お花見

昨日、春休みの計画を立てた。
しかし、初日から挫折することとなった。
起き抜けに、妻からの一言。

「今日、お花見行かない?」によって。

うららかな陽気

昨日はなんか寝付けず明け方になるまで、過去問解いたり6年の栄冠と比べたり買い集めた問題集解いたりしていた。

だから、あんまり寝てないんだけど。
洗濯物を干しに来た妻が窓を開けたので目が覚めた。

おぉ、なんか春なにおい。

大分冷え込んだのは先週だったと思ったけど、今日はずいぶんあったかいみたいだ。

今日は習い事の日で、その後に花見をするとなると勉強時間が無くなる気がしなくもないけど、まぁ、いいか。

近所の桜

名所というほどではないのだろうけど、我が家の近くには桜並木の公園がある。

引っ越してから気づいて、子ども達が赤ん坊の時を除いて基本的には出掛けてきた。

もちろん1年に1回。
去年の、春期講習の後も。
長男くんや二男くんが入学する前も。

だから、なんとなく1年ごとの変化が印象に残る。
3年くらい前から、つくしにも気付いてつくし集めが恒例になった。
息子達は桜よりそちらの方が夢中らしい。
黙々と取り組む二男くんの取る量が年々増えている。

今年の話のテーマの1つは、もちろんバラ科。

花びらばかりがクローズアップされる桜だけど、たしかに良く見ると5枚ある。
あと、特徴はおしべが多数。
多数ってなんだ。どれくらいだ。

これまで、わざわざ花をのぞき込んだりしなかったけど、見てみるとたしかに緑色で少し太いめしべが1本と、先っぽが黄色いおしべが20~30本くらい?わしゃわしゃしてた。

マメ科は10本まで数えたくせに、バラ科は多数で片づけたのか。
それともバラ科の中でもまた、バラバラなのか?
…バラバラな特性を持つなら、別の科にしてもよかったんじゃないか?

そんな理科のことをこれからあと3年は考えていくのかな。

しかし、1年1年変わっていく子ども達と、大して変化がない夫婦。
いつまで一緒に桜が見に行けるのだろうか。

今はまだ想像ができなくても、いつか子ども達とは一緒に暮らさなくなることが普通になるだろう。
…まぁ、そうなってくれないと困る、という気持ちもある。
18になったらぜひとも家を出て一人暮らしをして、生活力をつけて欲しいし。

そうなっても、妻と一緒には見に行けるのだろうか。
二人とも元気なのは、あと40回もないかもしれない。
どんなに長くとも、あと60回は無理だろうな。
1年1年着実に減っていくその回数を考えながら、今年の花見を終えた。

帰宅して

なんか春って出掛けるのめっちゃ疲れる…。
二男くんの問題集を買うのとで、4時間くらいの外出だったんだけど。
別に運動したわけでもないし。

子ども達はキャーキャー言っているけど、私はもう駄目だ。

なんだろ?
花粉症の薬は飲んだから症状は出ていないと思うけど、うっすら花粉症なのか、それとも薬のせいなのか。

はたまた、花見だからという理由で飲む、日本酒のせいなのか。
ほんの200~300 mlくらいだと思うけど。

そんなわけで、息も絶え絶え眠りに落ちていく。


でも、今日やることを長男くんに言い残していくことは忘れずに。

目覚めて

それから約1時間半、父、昼寝。
何回か長男くんからヘルプが聞こえた気がする。
でも、ごめん、マジむりぃ。

というところで、覚醒すると、あらかた自分で出来ることはやったらしい。

漢字も、理社の作業ノートも、ついでに語彙も。


…頑張り屋さんですね。
ふがいない父を許せ。

ということで、最後は、算数の特別問題。
やらなかった1問と、その他全問の解法の理由を確認。

やらなかった1問は、場合分けしてサイコロ転がす問題。
うーん、場合の数という点ではそれほど難しくなく、中継点で場合分けして、それぞれ数え上げる。
ちなみに対称性があるので、全12通りのうち、数えるのは半分でOK。

やっぱりサイコロを転がすところでつまづく。
けど、この部分はそれほど応用がきくことでもない気がする?ので、あまり重要視しなかった。
しかも、「頭の中でのサイコロの転がし方」なんてどうやったら教えられるんだろう?

というところで、圧倒的ひらめき。
私はコレを全部頭の中だけで解こうとして途中でめんどくなったんだけど、長男くんには最強アイテム、消しゴムがあるじゃん。
目の前で転がすと、さすがに理解できる。

これ、実際の受験ではどうなるんだろ?
問題文に「消しゴムを転がしてはいけません」って書いてないかぎりOKだよね。
だって、消しゴムは普通持ち込みOKだし。

あれ?サイコロ転がす問題では、大概この解法って応用できるんじゃね?
名付けて、「消しゴムコロコロ作戦」。

というところで、「場合の数で数えるときは、急に数えるのではなく、まず場合分けを考える方が見直しもしやすいし整理もしやすい」ということを改めて確認。

解法の理由は、計算しなくていいから、解法を喋らせる。
といっても、相当厳しく突っ込む。
何の気なしに「倍数算だからー」「この角度に着目してー」とでも言おうものなら、3回くらい「なんで?」と。

それに答えられないのは、結局「『この問題』の解答を覚えている」だけ。
それじゃ他の問題に応用ができず、演習数の少ない日能研での勉強にはあまり向かない、はず。
だから、「なんで、そう考えるのか」を突き詰められるように、試問していく。

そうやっていくと、段々気づく。
解答の根拠にできることなんて、結局、問題文に書いてあることだけ。
そうでなければ大体論理に飛躍があるのだから、ほぼ確実に私の餌食になる。

時間はかかるけど、この特別問題は難しいので、そうやって取り組んで欲しい。
そうすると、解法の理解が深まる点も出てくる。
差集め算?分配算?損失のある鶴亀算?では、「極端に考えて、少しずつ動かす」という解法があるようだけど、「極端はどちらの方向で考えるの?」と聞かれた。

ふふん、当然準備しているさ。
今回の特別問題で2回も使う解法だからな。
答えは、「設問で聞かれているのを0にする方」だ。

その設問で聞かれている方をまず0にして、その後それがいくつあるのか?と考えるから、そのまま答えになる。
逆方向で考えても答えは出るけど、いったん反対の事柄がでてきてしまうから、「全体から引く」という作業が発生する。

今回の高速・低速の問題は誘導問題があるからそのまま、バスの人数は「1丁目→3丁目の人数」を聞かれているから、その人数を0にするのが極端な場合の計算。
ただ、どちらでも答えが出ることには変わらないから、今自分が何を出しているのかを言葉で整理するのが重要だな。

高速・低速の問題は誘導問題だから、何を出したかわかりにくいけど、「高速0kmのときに走った距離」を出しているから、「高速で1km走るとどれくらい距離が縮まるか」を考える。
で、問題文に「同じ距離を走る場合は、高速は電気2.5倍消費」とあって、ここから同じエネルギー消費のときはどうなるか=どれくらい距離が縮まるか と考えていく。

そんな感じに息子と話すのは楽しい。

で、ゆくゆくは、私が説明しているときにも、同じレベルで突っ込んできて欲しい。
そうでなければ、すぐに「解ける」レベルに達しないから。

私が説明しているときであれば、そのまま説明してあげるよ。
一回「分かった」と言ったなら、遠慮なく突っ込むけど。

しかし、冬期のときより問題は難しいと思うし、数も多いんだけど、よく理解は出来るようになってきたと思う。
絶対的に成長していることは間違いないとしても、相対的にも成長しているのだろうか?

ということを長男くんとは来年もやっていられるのかな。
習い事をやめて、これから週末は問題集に取り組もうと考えている二男くんともやっていくのかな?

きっと、後から振り返るとかけがえのない時間なんだろうなー。