長男くんと国語の記述

2022年3月24日木曜日

国語 復習

記述の考え方

記述問題っぽい題材に段々なってきた国語のオプション。
授業の内容が、自由記述から、設問形式での記述問題になってきた。

で、これ、どう教わってるのよ?

長男くんノート

我が家の家勉では、ノートは使わない。
理由は割と簡単で、なくすし、探す手間が惜しいから。

それに、家勉の内容を見返すこともない。
見返すくらいなら、もう一度解いてしまう方が早い。

なので、はっきり言って長男くんのノートの書き方は微妙。
でも、メモれてはいるようだ。

なんだか空いているスペースに書いているとしか思えないけど。
フツー、問題解いている部分とメモ取る部分は、行を変えないかな?

気持ちの変化

で、今回のお題は物語文。
本科と連動しているのかな。

で、記述の一番最後の問題、どんなことを教えてもらった?と聞くと、ノートを見せてくれた。

出来事から気持ちが変わる、か。

うーん、それはそうなんだけどねー。
何か出来事が起きて、登場人物の気持ちが動き、それが行動につながる。

「どんな気持ちか?」と聞かれたときは、というか聞かれていなくても、そのことを意識して考える。
でもそれは、読み方だから、記述の練習、としては半分だね。

もうちょっと問題文から考えるのかな?と思ってたけど。

諦めた問題集

読解に関する中受向けの参考書について、私は数冊読んだのだけれど、記述についての内容はあまりなかった。
まぁ、読解がメインだしね。

その中では、たしか啓明館の「小学国語 読解の基礎」には、ある程度解説されていた気がする。

小4のとき、夏に国語特訓でやったものの、抜き出しの練習をしたところでギブアップ。
当時の育テ・全モの記述は抜き出しに近かったけど、それに比べて、こちらの記述は難しくてトレーニングにならなかった。

おぼろげに覚えている難易度的に、記述のオプションも近いものがあるかな?
改めてチャレンジするのもいいかもしれない。

というのも、記述のオプション、けっこう難しい。
今回の最後の問題、長男くんから「文章が面白かった」と勧められて読んだけど、いやいや、問題がムズイぞ。

これで、考え方を教えてもらっているとよかったんだけど。
残念ながら長男くんのノートから分かる授業内容だと、足りない。

記述の解き方

記述問題の考え方は、私も妻も大受で初めて経験した。
私は予備校で、妻は出口式という参考書で。

お、それ知ってる。
中受用にもあるよ。ふくしま式とどっち買おうか迷ったから。

そのときに二人とも目から鱗だったのだけど、まず、感覚で答えない、ということ。

ある意味テクニックのようなものかもしれないけど、国語の問題として常識的な内容を知らないとどうしようもない。

算数の誘導問題のようなもので、(1)は具体的で簡単、(2)は(1)の考え方を使って考える、みたいな。

個人的には、これをテクニックというのか?という感じ。
ゲームで言う、「説明書の内容を知っている」レベルだと思うけど。

ということで、まず長男くんに教えたいこと。
記述は、問題文から解答の条件をよく考えないとダメ。
条件自体がヒントなのだから、そこが解釈できないと解けない。

で、今回のテーマがそのうちの1つ(といっても全部は知らない)。

「聞かれたことに答えよう」。

「どんな気持ち」と言われたら「~な気持ち」と答える。
「どんなこと」と言われたら「~なこと」と答える。
「なぜ」と言われたら「~から」と答える。

ごくごく当たり前だとは思うけど、それが徹底できているかというと、まだ甘い。

そして、これを知らないと今回の問題が解けない、その2。

「字数制限から要素を考えよう」。

大体20~30字で、要素1つ。
今まではっきりと教えられなかったのだけれど、場合によって短いこと、長いことがある。
答えを考えると当たり前なのだけれど、字数によって答える内容が増減する。

今回の最後の問題、登場人物2人の性格を答えろ、という問題は字数制限が70字。
簡単に言えば、「AさんはXXXな性格、Bさんは○○○な性格。」と20字くらいで終わってしまい、短すぎる。

つまり、この問題で聞いていることとして、追加の要素がまずある、と考えないといけない。

さらにこの問題文と文章を合わせて考えると、「性格を示す用語が文章で明示されていないので、性格の判断根拠が必要になる」ということも分かってくる。

と考えた上で、性格を判断する根拠はその人物の行動、ということで、行動を追っていく。
と、そうすると、それぞれ20-30字くらいの抜き出しと、それをまとめて性格を表す熟語を書けばいい、という模範解答にたどり着く。
はず。

そういう風に考えていかないと、再現性のある解答が書けない。
私もパターンを網羅しているわけではないから、問題解きながらどう解くかを思い出さないとなー。

記述を鍛えるのは、こうやって問題文を読んで、設問を読んで考えて、書いて、というのを繰り返さないといけないと思う。
そのためには、なにより問題が必要なわけで、私にはそれが探せなかった。

育テとかみたいに長いと疲れてしまうので、ほどほどの量の文章で、抜き出しや選択肢でなく、記述がメインの問題になっている問題集。
それでいて、難易度もすぐ理解できるくらいの文章。
読解の練習じゃないから。
それが、なかなか見つけられなかった。

取ってよかったなー、記述オプション。

授業でそこまで解説を聞いていない、というのはちょっと残念だけど。
せっかくこういう問題集なんだから、「書いて練習」だけでなくて、「どう答えを作っていけばいいか」を聞けるといいなと思っていたんだけど。

そこまでは、教えてもらっていないのか聞けていないのか、とりあえず長男くんは理解できてはいなかったようだ。

まぁ、いい。
題材があれば、ある程度は私が教えられるだろう。

いつやんの?

いつやんの?という問題はあるにしても、はっきり言って、この練習は長男くんにとって、算数のオプションと並んで、テストの振り返りよりも優先度が上。

「今回の記述も残念だったねー。答えはこうだったねー。」と国語のテストを振り返っていても、いつまで経っても効果がなかった。
いや、なにかを書くようにはなったんだけど。
語尾とか要素とかは、何度か説明したけど、身についていない。

記述が弱点になっているのは、もう1年前から分かっている。
で、結構な配点だから、重点的に対策できるなら対策したい。
最近は、テストで取り組む時間は取れてきているらしいし。

なので、「文章の意味が分からなかった」というときを除けば、国語のテストの振り返りなんてしなくていいや。
パターンや知識を理解しておかないといけない他の科目とは違うだろう。

だから、日曜に、まず記述オプション→テスト振り返り→算数オプション とやっていこう。