日能研のテキスト

2022年1月19日水曜日

塾システム 日能研 勉強方法

5年生のテキスト

昨日仕事帰りにもらってきた。
今週末に保護者会でZoomなので、事前受け取り。

…ホントにいいのかな。
コロナ、また流行り出しちゃったけど。

事前の予定通りとはいえ、教室に行くのは心苦しい。
可能な限り少ないコミュニケーションで退散。
とはいえ、6年の栄冠はどうしても見せて欲しかったので、お願いして少しだけ見てきた。

2/1まであとXX日とか書いてあったけど、改めて入試してるんだなぁと思う。
そういえば、去年入塾テストを受けに来たのは直前だったのか。

当時はあまり気にしていなかったけど、この校舎は人が足りない気がする。
大変そうだ。
考えたくはないけど、コロナに限らずどなたかが倒れてしまったら、対応どうなるんだろう。

とりあえず、いつも通りテキスト分析。
さすがに平日だし、全部解いている余裕はないから、初め2回分、途中パラパラ、最後2回分くらいだけチェック。

国語

・ペース
理社が毎週になるインパクトが強かったけど、そういえば国語も毎週2コマになる。
そのせいか、算数と共通だった栄冠が、1冊になっていた。

それでも、2コマで1単元分をやるようだ。
なので、育テとしてはペース変わらず2単元で1回。

・学び直し1が進化
文章量が増した、というか、字が少し小さくなった?
なにより、設問になった。
4年のときは「場面を分けよう」とか「中心となる文をみつけよう」とか、あまりテストには出なさそうな形式で1,2問くらいだったけど、普通に育テの設問っぽくなっている。
これは、演習が足りないと思っていた長男くんには、うれしい変化。

・学び直し2と3は変わらず
文章は読んでいないまでも、形式、量としてはそれほど変わらなさそう。

・読み書きツールは文法から
始めに主語、述語、修飾語からやっていく。
このあたりは、おそらく記述講座と連動しているんじゃないかな。

・計算と漢字
さほど変化は見られない。
ステージとしては変わらずIIIのままだからかな。

算数

・ペース
変わらず、2単元で1回育テ。
ある意味、4年から5年で、仕組みは一番変わらない科目なのかも。

・学び直し1、2、3
あまり変わらない。
強いて言えば、学び直し3の問題数が1問増えたかなくらい。

ざっと見た感じ構成は継続。
一問一問、違う種類の問題に見える。なので、これだけだと演習は足りなそう。

難易度も、おそらく相対的にそれほど変化はない。
ただ、発想としては、どこかで見たものが増えた気がする。
序盤の計算単元、半分くらいは4年の学び直し3で出てきた発想と同じ。
ただ、計算が分数になっただけっていう感じ。
学び直し3が大切なんだなぁ。

・本科が進化
こちらも構成としては、変わらない。

しかし、しっかり解いてはいないけど、本科終盤の「わたえら」がとても良くなっている気がする。

新しい単元で習ったこと+4年生で習った問題との複合が増えている気がする。
分数の計算と、ベン図とか。

なるほど。
4年生は習った思考技法が少ないから、単体の範囲で難しくするとどうしても突拍子もない難易度の問題になってしまう。
しかし、ある程度4年生の思考技法も出せる今、基礎+基礎の応用問題もカバーできるようになる、のかな。
4年生のときは、まさにここがイマイチに思っていた点の一つだったけど、コレは良いな。

復習にしっかり組み込んでいきたい。

社会

・ペース
2単元で1回育テに増量。
しかし、恐れていたほど新しいことは出てこないかな。これがスパイラルか。
地味に、スパイラル学習がどう進むのかが理解できていなかったようだ。

長男くんができるかどうかは、やってみるまで分からないけど。

・栄冠
範囲は4年生の季節講習も含めれば、大体どこかでカバーされたような内容。
もちろん全部ではないし、個々に見れば新しい事柄も出てきてはいる。

それでも、各育テで新規に覚える事柄は、4年のときとどっこいくらいじゃないかな?
細かく見ると、甘い見積もりかも。

…でもこれ、後期に急に歴史やり始めたら、どうなっちゃうんだ…?

理科

・ペース
2単元で1回育テに増量。
社会と同じだけど、理科の方は、4年のときがむしろ「これだけ?」感があったので、普通なんじゃないだろうか。

・栄冠
先に難易度。
私は大学生のとき、中学向けの塾で教えていたけど、そこで教えていた内容がいっぱい。

どうなってるんだ、中学受験は。
これは、許されるのか文科省。

国語は判断むずいし、算数は知識的な内容については中学で習うことは使わない。
社会は、まぁ現実世界で話題にもなるから、ニュースとか見ていれば出来る範囲としても。
しかし、理科は。
生物・地学は、ある程度知識がなければいけないけど、普通に生きていてその知識に触れられるとも思えない。

まぁ、そのレベルで教えるっていうだけで、問題としては中学からすれば基礎的だけど。
小学生の範囲は最低限学んでねっていうだけで、学びたい子が中学生の範囲学んで何が悪いのかって話か。
しかし、それが受験で要求されるというのは、どうなんだろ。
私立なら構わないのかな?

範囲は、前期で生物、地学、化学、物理。
回数が増えた分、一通り出てくるみたいだけど、こちらも既習の分野は4年生からのスパイラル。

二分野の生物、地学は、ともかく。
一分野の化学、物理は、いよいよ楽しいフェイズかな。

化学は状態変化を抜けて、やっと実験系。色々物質が出てくる。
特に面白そうなのは気体の置換方法かな。
物理は、ついについについに、力学。
エネルギーとバネらしい。
今から楽しみ。

まとめ

各教科の総括。

・国語
学び直し1の進化がうれしい。
使い方がよく分からなかった文章題がなくなって、テスト向けの演習が増えた。

・算数
栄冠はあまり変わらないけど、本科終盤「わたえら」の問題傾向が変わった気がする。
習った単元の難問だけではなくて、4年生の範囲との複合問題が増えた気がするので、復習にもなってよい。

・社会
スパイラルっていうだけあって、4年で覚えたことから暗記量はそこまで増えない。
でも、これ、後期が不安…。

・理科
社会と同じく、4年の内容から、暗記量はそこまで増えない。
4年生の理科は、毎回毎回よく100点分もテスト作れるなっていう分量だったので、むしろこれくらいのテストの方が、ある程度内容がまとまって勉強するのにいいんじゃないだろうか。

・対策
4年で習ったものが、大体半分くらいは重複するような感じでスパイラルしている。

おそらく6年生までの完走を高度に達成するためには、学び直し3の徹底というのが変わらない方針になるのだろう。
たとえ直近のテストの成績が一定以上にいかなくても、最終ゴールでもなんでもないんだから、受験までのカリキュラムを重視しているテキストなのだというのがよく分かった。

しかし、不安になるのが、社会の歴史。
6年前期でも相応にループするはずだけど、5年の後期で一体どこまで覚えるんだ?
5年後期の内容が、5年前期の地理と同程度なら、一回家で小さくループさせてあげたい。

漫画の「日本の歴史」にDVDついていたから、全編通して見てみるとか。
しかし、あまり一周が小さいとループにならないし、大きいと負荷が増える。

ちょうどいいところが分からないけれど、とりあえず情報がないと始まらない。
6年前期の算数栄冠だけは中古で手に入れようと思っていたけど、やらせはしないものの、5年後期・6年前期の栄冠、少し古くてもいいから中古の出品を見てみるか。

一気にテキスト3倍で、まるで栄冠への道のバーゲンセールだな。