二月の勝者の最終回(ネタバレ)
いや~、良い最終回でした!!
尊敬する先輩が何も言わず辞めていってしまい、大切な生徒すら裏切ったのかと憎んでいた序盤から、良い感じにまとまりましたね!
まさかヒトデがあそこまで重要な意味を持つとは(笑)。
先輩と後輩の間のたしかな信頼関係に感動しました!
…なんていう感想を持つわけもなく。
とは思うものの、もしかしたら私がテーマを勝手に勘違いしていたのかもしれないだけかもね。
とりあえず、コロナで放送延期になったんだっけ?それでも放送し切れたということがまず素晴らしいですね。
BLならヨソでやれ
まぁ、BLは言い過ぎかもしれない。
そんな雰囲気は意図せず匂っているだけであって、嗅ぎ取ってしまっている側の問題とも言えよう。
序盤こそ避けられ気味だから潜んでいるのかと思っていたけど、後半は普通に待っていればいいのにね。
暗がりの見えない場所から急に声をかける楽しさを覚えてしまったのだろうか。
お巡りさん、この人です。
ていうか、「一緒に帰りませんか?」って連絡とる、と、か…。
…いやいや、ちょっとまって。
違う会社でも、お向いさんだから一緒に帰るのはいいとしても、時期を考えよう。
最終回は受験後とはいえ、それまでは追い込み期じゃないか。
二人とも、仕事、しろ?
ヒトデ
ぶっちゃけた話、謎の組織「スターフィッシュ」にはそんなに興味ないんだよね。
原作だと、学生に限らず「学びたい人」向けに門戸が開かれている場所ということで、それほど違和感感じなかったけど。
てっきり学生については補習塾的なものかなと思っていたけど、なんか都立中にも受かっていたみたいだし。
もうちょっとこう、そこらへんの情報や学習環境が十分に与えられない子向けなのかと思ったけど、ずいぶん意識高ぇなと言わざるを得ない。
中受の存在自体知らなかった小学生の私よりよっぽど。
現実世界でも、親ガチャとかいって、満足な学習環境が与えられない子がいるというのは承知しているけど、そりゃしょうがない面もある。
塾代は出してもらえていたとはいえ、怒鳴り声の絶えない愉快な家庭で育った身としては、原作読んでいたときも「あるあるー」って感じ。
それでも、あのヒトデの面々は、勉強する時間が持てているだけマシじゃないか?
まぁ、上見ても下見てもキリはないんだから、自分の生き方は自分で決めればいい。
以上。
そんな、感想。
はっきり言って原作でも興味ない。
まぁ、勉強しか取り柄のないオトコだから、リタイアした後とか、あーいう活動してみてもいいかもなーとか思ったりもする。
今?
うーん、長男くんと二男くんに全てをつぎ込みたいわ。
合否発表
赤ちゃんせんべいよりも薄味でしたね。
あれだけみんなが受かっていくようなハッピーエンドで何より。
第一志望に受かるのがたしか3割とかいう、事実由来の設定は迷子?
ま、ファンタジーとしては楽しめました。
現実でハラハラ過ごしているんだから、せめてドラマくらいはって気遣いかな?
えっと、落ちたの、上杉くんとこの子くらい?
残念。
母親にデカい口きいたのに。向いてなかったのかな、勉強。
っていうのを描きたかったのだろうか?
あんだけ合格を乱発しておいて、彼だけ落とす意味がわからん。
一応第一志望不合格者も出しとこってことかな。
そんで、親友は同じ学校受かって蹴るし。
もともとそちらが第一志望とか家庭のご事情とかっていうならわかるけど…。
ここの下りはよくわからなかった。
「塾の合格実績に貢献できたでしょ?」的なことを島津くんが言った後に、「アナタは最高の男です」と答えたクロッキーの気持ちがさっぱりわからん。
自分で自分のことを決断したことに対してなのか?
まさか「そういった点にご配慮できて助かります」って意味じゃないだろうし?
開成蹴ったのも、なんか、よくわからん理由だったし。
県民だから、正直都立って言われても調べていないからよく知らないし、なんか前提となる知識かシーンかを飛ばしてしまったような感じだった。
まぁ、この展開は原作の方では正直あり得るかなとは思うけれど。
原作では、開成蹴って、自分の価値観を広げるために都立の方を、という展開にしても、合同説明会に行っているから説得力がある。
それを父親が認めることができて元サヤか、認められず離婚か、かなぁと。
きっと、あえてこの???な展開でぶっこんで来たってことは、原作の方向だけを聞いてドラマもこういう結末にしたんじゃないかなぁ?
ま、ドラマだと都立がポッと出すぎてさっぱりわからない。
父親に謝れというのは、ただ単に溜飲を下げたいから謝れという意味だったのかな?
テーマは中学受験?
と、この合否発表のあとの黒灰のシーンを見て、はたと思った。
もしかして、はじめから錯覚していたのではないか、と。
「オレが勝ったら~」的なやり取りをしたうえで、その後を描かないという斬新な展開を見せた島津くん家のパパさんといい、もしかしたら、ドラマで描きたかったのは黒灰の関係とヒトデだったのではないだろうか?
始めから進学塾に通っている面々の中受の合否なんて二の次。
落としたら余計な尺を使っちゃうから、とりあえず全員合格(一名除く)。
私は演劇も映像もど素人だけど、もし中受の方をしっかり描きたいなら、あんなに生徒出さないだろうし、こんなエンドにもきっとしないだろう。
結局しっかり描いたのはヒトデと島津くんくらい。
ということはつまり、このドラマで描きたかったのは結局、「進学塾に行くお金がなかろうと家族崩壊までして私立中を目指そうと、学びに貴賤なんてない」が主張したいことだったのかな?
まぁ、そういうことだったら、中受でのドラマ的な合否を見たかった私にはマッチしないのは当然だね。
最後のウケ狙い?
なんか佐倉先生が中学の先生に戻りました。
???
時期限定の出向にでも行ってらっしゃったの?
教科だけ受け持つような講師なら学習塾の方はあり得るかもだけど、中学の方はそんなに気軽に出たり戻ったりできなくない?
「一年で古巣に戻っても、どうにかなりますよ、深呼吸さえすればね」っていうこと?
…あぁ、これ、きっと夢の中のお話かぁ。
一体全体、彼女は戻って何をしたいんだろう?
はっきり言って、アナタが辞めるきっかけになったと思わしき推薦の生徒は、生徒の方がモンスターだったというだけで、アナタに非はないと思いますよ?
結局、受験するか部活に出るか選ぶのは生徒だったはずだし、一度決めたことをグダグダと。
挙句、学校から推薦してもらう立場で、答案用紙におふざけはイケないでしょ。
同じ学校の後輩にも影響が出るような行動を中学生にもなって取ってんじゃねぇよ、学校の力を借りて進学しようって考えてるのによ。
そんなことがあったら「もう中学はこりごりだーい」とは思うかもしれないけど、戻りたいと思うかね?
クロッキーみたいなベテランでも2/1前は震えるっていうのを見て、ビビっているんですかぁ?ってことかな。
まぁ、進学実績がダイレクトに待遇に影響する世界に比べれば、公立中学の先生の方が安定はしてそうですよね。
特に、湿度の導出方法もソラで言えないレベルの方だったんだし。
まとめ
原作は、塾、あるいは親の目線からの中受を描く作品だと思っているけど、どうやらドラマは違ったようだ。
中受というよりは、ある塾講師達の勉強に対する考え方の違いがテーマ?
中受の塾講師は、お金という親の経済力で決まってしまう進学塾による学びのみを是とするか、それ以外にも目を向けた教育を考えるべきなのか、というお話?
なんだか難しいなー。
まぁ、島津のパパさんが実写化されたのは私にはうれしかったけど。
彼が出る約1時間を除いたとして、残りは9時間。
よく分からない難しいことを考えるくらいだったら、無限列車編の映画を4回くらい見た方が良かったかなー。
映画館で3回見たけど3回とも泣いた、っていうか、3回目の方が泣くポイントが多かったっていう映画と比較するのが間違っているかもしれないけど。
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