1回目の学校見学

2021年12月18日土曜日

志望校選び

予約がとれた

まっっったく予約が取れなかった説明会。

もう全部の席があらかじめ埋まってから一瞬予約開始って表示しているか、席が異常に少ないのか、ともかく正規ルートでの予約なんて現実的じゃないのかも、という気がしていた。

ひいては、ご縁がないのだろう、と思っていた。
非科学的なことが好きなので、そういうの、割と信じるタチ。

家探し

思えば、もう十数年前になるのか、家探しをしていたときもそんな感じ。

とりあえず「戸建て」ってどういうのなのか、当時の私の年齢・年収・会社だといくら借りられるのか?と、適当に目についた大手の不動産仲介業者に冷やかしに入った。

頭金が豊富だったわけでもない、というか、結婚式直後で、そもそもなかった。
なので、ローンがMaxいくらイケそうなのかわからないと、予算も決まらない。
戸建ての相場も知らない。
希望の間取り等はあるものの、そんな状況じゃどれくらい貯金していけば、いつくらいに買えるのかも分からない。

そこで、じゃあ実際に見てみましょうかということで、間取りが希望に近かった家(2階建てと3階建ての2種類)に案内してもらった。
特に2階建ての方は、丘の上で夜景がキレイなところも気に入っていた。
まぁ、ちょっと想定していたよりも高かったのだけれど。

結論から言うと、その2階建ての家が異様に安くなって、運良く買えた。

はじめに冷やかしたところでは安くならないと言われたし、予算オーバーと言われてしまったのだけれど。
そこの仲介業者(たしか新人さん)じゃ希望にミートする物件が全然提案されなかったので、ホントかね?と別の大手に行ったら、いかにも営業っていう感じの押しの強そうな人にあたった。

開口一番、「予算が謎、あなたの会社ならローンはまだイケるはず」と。
で、その予算でいくつか見繕ってもらった中で、「飛びぬけていいのがコレ」というのが、はじめに見せてもらったところ。

聞くところによると、販売会社の都合があって、一連の開発の中で一棟だけ売れ残ってしまい、そこが売れ残ると次に開発フェイズにいけないというので、特別安くなった(できる)らしい。
では、と販売会社に行ったとき、「これから安くし始めようというところだから値下げ前の価格じゃダメか?」とか言われた。
「は?」と思った瞬間に、営業さんが「いや、そういう話で案内をしたわけではないから受け入れられない」と即答して、安いままで買えた。
営業力、つえー。

なので結局、一番初めに見て、その後に見て回った中でも一番気に入った家に住んでいる。
ま、中受にはあまり向いていなかったようだけれど。

なんとなく、私の人生そんな感じ。
会社選びでも仕事でも、ファーストインプレッションが微妙だったり、微妙とまではいかないまでも、なんとなく上手くいかないんじゃないかなと思ったところや仕事とかは、いずれ変な噂を聞いたり我慢できないくらいのストレッサになっていったりしていく。

そういえば、妻と初めて会ったときは、見た目に反してなんとなく気が合うんじゃないかというような不思議な印象があったっけ。
ビジネスとプライベートの境目のような立場での出会いだったから、プライベートでの付き合いをすること自体、想像できなかったのだけれど。

まさか、自分の子どもを2人も産んでもらうような間柄になるなんて。

説明会

まぁ、それはあくまでも私の話。
父親として見ているだけだから、息子が通うにあたって、この勘が当てはまるとは限らない。

12歳から18歳の6年間を過ごすなんて、私にとっての家や配偶者を選ぶくらい重要な話だろうから、ぜひよく考えて、論理的にも直感的にも良いと思う学校を志望していただきたい。

でも、一番はじめに説明会に行けた、ということに、何となく私はご縁を感じてしまう。
今回は妻が予約をしてくれて、説明会で聞いたところ、1分足らずで席が埋まったらしい。

…いや、本来は今回が一番はじめではなかったのか。
前に説明会が取れていたところは、私の父の葬儀に重なってしまって欠席になってしまった。
こういうことがあると、なんとなく、その学校とはご縁がもうない気がしてならない。

今回の説明会参加の目的は、私自身も長男くんにも、私立中学というものを実際に見ること。
ひいては、それで長男くんを私立側へ誘導すること。
彼、この前小学校の面談あったけど、やっぱり地元公立向いてなさそうだからね。

感想

やっぱり、施設が豪華。
講堂があったり、プールが温水だったり、体育館が広かったり。
そしてキレイ。

まぁ、こんなことはHPやパンフ見ればわかるのだけれど。
ここの学校に限った話でもないし。

今回は見学が主で、子どももいるのでカリキュラムとかの説明は少な目。
まぁ、他の機会に私は説明を受けたし、目新しい情報もあまりない。
アクセスは、たまに来るというならともかく通うと思うと、やっぱりちょっと遠すぎたなー。

あと、私個人としては、その学校の最たる特徴に、あまり惹かれない。
悪い学校だというわけでは全くないけど、私自身が熱望するほどではないな。

まぁ、私の目的は許容校を見つけることで、熱望校なんて多分見つからないけど。
だって、私はそもそも学校というものが大して好きでもないんだから。
大学受験ならもう一回やってもいいけど、どうあがいても窮屈な中高生活をもう一回過ごすなんてごめんだよ。

一方、長男くん。
初めて見学するのもあるからか、目がキラッキラ。
「建物がキレイ!」というのが一番の理由らしい。
…キミの小学校、そんなに校内汚かったっけ?

あと、食堂のとあるメニューに感動してた。
あー、そういや好きだったっけ?
でも、別にコンビニで買い食いもできるし、冷凍食品でもあるからなぁ。

あとはその学校の最大の特徴に惹かれまくっている。
んー、まぁ他の学校では味わえない体験だろうとは思うけどなー。
パパ的にはめんどいって感じだわ。

もちろん、そんなことはおくびにも出さない。
せっかく一番の目的の方向に、事が動いているのに。

しかし、やっぱり「受験」のシステムをまだ理解してないな、この子。
「試験に落ちてもお金だしたら通えるの?」とか、のたまいやがったぞ。


通えないよ。
裏口入学っていうんだよ、それ。
むしろ合格しても、けっこうなお金払わなきゃ通えないよ。

落ちたら残念ながらご縁がなかったってことだ。
この学校を気に入ったのは分かったけど、調子が悪かったり体調が悪かったりしたら、試験がうまくできないかもしれない。

そういうときのために、まだいろいろ学校も見に行こうね。
あと、最悪全部落ちても、地元の公立には通えるからね。
近いから明日にでもちょっと外から見てみようか。

そんな感じの締め。
初回の説明会は、親の希望通りの成果となったようだ。

やっぱり実際に現地に行くと、直接もらえる印象があるから、有意義だなー。