半分本気の対策
長男くんは残念なことに数が上手く数えられない。
全くではなくとも、大人から見れば。
どの程度が小4相当なのかよくわからないけど、下手すると二男くんより遅いし不安定。
何が楽しかったのかはさっぱり思い出せないけど、幼稚園のときにお風呂で千くらいまで数えるのが好きだった私から見たら、赤ちゃんと言ってもいいだろう。
まだまだベイビーだね。
掛け算や割り算の暗算はまぁまぁ見事なのに。
国語の字数問題が、30文字程度以上になると、まず数えられなかったという惨状。
なんで?
普段、数を数えないの?
落ち着くときに、素数は数えないの?
…まぁ、数えないだろうね。
そんな君に、ナンプレをプレゼント。
切っ掛けは場合の数
国語の抜き出し等の字数制限は、数え方から教えてくれる問題集で解決した。
それでも、アレンジしたけど。
2,4,6,8、10!(にー、しー、ろー、やー、と!)って感じには数えられなかった。
しょうがないので、1から10まで数えて、10で区切って、また1から数えている。
しかし、場合の数でまたもや致命的。
1,2,6,7のうち、どれが一番小さいかが、とっさに分からない。
このうち、2を使ったとすると、残りが何かが、やはりすぐに出てこない。
これじゃあ、樹形図は書けないよね。
まさか、こんなところでハマるとは思わなかったよ。
ただ、色塗り問題で、赤、青、緑とかになると、スラスラ解く。
どうやら、本気で、残っている数字を順番に頭の中で並べられないらしい。
いっそ、樹形図が分からない、っていう方が、パパはうれしかったかな。
とりあえず、指でカード隠していこうっていう作戦だったけど、カード増えたら指が足りなくなる雑な対策だったしね。
正直、もう成長に任せる他ないか、と思っていた。
一次関数の応用問題
2つの交わる直線があって、交点のx座標と1つの直線の式が分かっていて、もう1つの直線も1点までは分かっている、そのときに、もう1つの方のあるときの値を求めなさい、みたいな問題。
要は、1問1答みたいな問題でなく、自分で何かを導出していかなくちゃいけないような問題。
これはこれで、解けない。
方法としては2通りあると思う。
まず、分かっているところを考えていく。
さっきの例なら、交点の座標を求めて、もう1つの直線の式を求めて、あるときの値を求める。
分かっているところを順に考えるので素直に発想できる反面、答えが出るかはあまり考えていないから、間違った方向に進むかもしれない。場当たりと言えば場当たり。
別の方法として、答えから逆に考える。
もう一つのグラフの、あるときの値を出すには、そのグラフの式が必要。
直線のグラフの式を出すには、2点が定まればいい。
1点は分かっているのだから、交点を求めればいい、みたいな。
答えをどうやれば出せるかというのを考えていくのでうまくいけば答えまで一直線だけど、「答えを出すためにアレを出す、アレのためにソレを出す」というのを覚えていられないと解けない。
個人的には、後者の方が好き。無駄は嫌いだし。
後者で考えてダメなときは、前者であがいてみるって感じ。
ただ、大事なのは、両方を使えること、だと思う。
そのどちらもを出来ないのが、今の長男くん。
ちょっと信じられないほどに、聞かれたことにしか、答えられない。
…まぁ、聞かれたことには答えられるようになっただけマシか。
どうやって勉強するの?
応用問題のタイプとして、直接答え出せないから自分で分かるところを積み上げていく、というものは出てきてしまう。
できない、と言っているだけじゃ成長させられないので、何か考えないと。
とはいえ、正直、どうして自分がこういうの出来るようになったかっていうのがピンと来ない。
多分、問題をマジメに解き始めた中学のときは、はじめから出来ていた。
身も蓋もない可能性としては「年齢による成長」だけど、多少早める方法、得意にする方法はないだろうか?
おそらく、私にとって勉強の1つとしては、ゲームだった。
ドラクエとか、ダビスタとか、信長の野望とか。
その場その場で出来ることを考える、という面と、ある目標に対して逆算してどうしていけばいいのかを考えるという面と、両方あったんだろう。
あとは、トランプやウノをよくやっていた気がする。
母や兄が好きだったから、ソリティアを交互にやってどちらが早く開くか賭けたり、ドボンありのウノで賭けたり。
まぁ、そんなときに数が数えられないだの、ホントは勝てたのに失敗しただのなんて言ってられないしね。
掛け金自体は1回100円とか、点1とかだったけど、容赦なく精算する人たちだったし。
うーん、トランプやウノはいいんだけど、私の環境は特殊で、休みの日にいとこが来たりして人数がそこそこ集まっていたんだよなー。
ウチは核家族なので、私、妻、長男くん、二男くんしかいない。
長男くんはともかく、二男くんはまだ勝負相手になれないだろうし。
あと2、3人くらいいないと、やっても面白くないだろう。
ナンプレ
そんなわけでソロプレイで出来る系として、ナンプレを選んでみた。
簡単な問題でも試行錯誤は多くやるし、ある程度難しくなれば逆算的にも考える。
クロスワードもいいかなと思ったけど、数字は嫌ってほど使うという点でこちらにしてみた。
なにより半分遊びの勉強だから、ハマれば自分で勉強と思わずやってくれるかもしれない。
ルールは、いつかの勉強でやった気がするから、分かるだろうし。
少なくとも1から9まで数えるのは苦も無くできるように、うまくいけば論理を積んでいくような考え方がある程度できるようになるといいな。
今日の、速さと時間と距離の問題でも、そのまま答えるのは出来ても、単位の変換が入った瞬間にからっきし。
単に、与えられている単位と最終的に使う単位を、合わせてから計算するか、計算してから合わせるかってだけなのだけれど。
ナンプレも1問やらせてみたけど、やっぱり分かるところを探すのはまだ遅い。
半分冗談みたいな対策だけれど、まぁ、何事も経験かな。
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