二月の勝者で一番好きな親御さん

2021年11月16日火曜日

算数 生活 復習

島津さん

ウチはテレビをほぼ見ない。
ニュースと、最近は子ども達が好きだからクイズくらいだろうか。

そもそも私に、テレビを見る習慣が子どもの頃からなかった。
だけど、二月の勝者は録画で見ている。

妻が反対したのもあって、子どもには見せない方向だけど。
たしかにこの年頃はある種の潔癖性もあるだろうし、変な側面は意識させない方がいいか。

で、今回は待ち焦がれた島津さんとこの回。

悪そうでかっこいい

私はこのお話の中の親御さんでは、島津さんの父親が一番好き。
一部除くところはあるものの、最も共感している親御さん。
次点が今川さんとこ。

ファンクラブ作りたいくらい。
いい意味の人気はおそらくないだろうから、もう非公式ファンクラブの会長と言ってもいいのではないだろうか。

…はい、昔っから「変わっている」とよく言われます。

そんな私的に、今回のドラマは見ごたえがあった。
漫画ではどこか小物感のある風体だったのが、まるで悪の総統。

首を回す仕草からは、北斗神拳伝承者にも似た「大暴れ」の予感しかない。
そこにしびれるあこがれるー。

夏の家の中は、基本バカボンのパパに近いスタイルな私には真似できない圧迫感ですわー。
恐怖という名の絆をつないだんスね、わかります。

でも納得がいかない点が一つ。
島津君のパパは、息子を平手で打ったりしないやい。

もしかしてあれはお母さん狙い?
じゃああり得るかな。

所見と考察

基本的に子ども思いなパパさんだと思うんスよ。
子どもよりソシャゲにお熱で奇特な武田さんとこよりよっぽど。

子どもの中受において、ともすれば仕事の拘束時間が長くてとか、興味がなくてとかで、完全放置になってしまうこともあるお父さんもいるなかで、自分で主体的に動こうとする気概はあるわけで。

ただ、言葉のチョイスが独特で、お子様の教育には若干よろしくないかな?と思うけど。

お気に入りのワードです、「絶望的にゴミ」。


私レベルだと、ライチの皮とか、両面で掃除した後のクイックルワイパーくらいしか使いどころが思いつかないのが残念。

ところで、実はこのたとえは当初、「玉ねぎの皮」だった。
しかし、世の中には玉ねぎ皮茶というのがあるらしい。
なにもそこをお茶にせんでも…。

じゃあ他の野菜は、と人参を見ると、普通に生で食べるからアウト。
ジャガイモみたいに揚げて食べる系もある。
やはりアウト。

それなら果物はと、メロンを調べれば朝漬けにするらしい。
メロンの皮を!?

うーん、スイカも乾燥させれば食べるだろうし…。
本当に汚らしいものは、仮に画像あっても載せたくないし…。

よし、わかった。

見た目からして「毒持ってます」みたいな色したドラゴンフルーツなら、さすがに皮は捨てるだろう。
たしか緑のとこってトゲだし。

と思ったら、「ドラゴンフルーツの皮は本当にマグロになるのか」というブログがヒット。

ならないよ!
確かめないでよ!
マグロ食えばいいじゃん!

…へー、醤油漬けにするとそんな可能性があるのかー。
なんかけっこうおいしそう。
ありがとうございます、ブログ主のmiooonさん。

そして島津のパパさん。
新たな扉が開きました。

そんなわけで、「ライチ 皮」で、剥き方が多く紹介されていたライチに決定。
まぁ、食料としては認識されていないでしょ。
硬いし。

しかし、世の中は広いからね。
怖くて「ライチ 皮 レシピ」では検索できていない。

島津家の背景

…皮の有効活用はともかく。

島津のパパさんですよ。

原作では劇中での進展に合わせて、苛烈な教育虐待の様子を描く役回りとなってしまった。
ただ、正直、この流れのところは、塾側の描写が結構嫌い。

彼は、いきなりあんなパパさんではなかったと思うのです。
ドラマでは、時短なのかすでに発狂モードでのご降誕となっておりましたが、子どもの耳の裏の傷に気づく観察力もあるパパさんでした。

原作でも数々の積み重ねがあったわけで。
…まぁ、積み重ねがあったとして、許される行動とは思えねっスけども。

だって、5年後期まで息子さん偏差値70前後キープしてたんしょ?
で、開成志望。
校長にも太鼓判押されて。

それが6年生、いざ受験学年になって蓋を開けてみれば、塾の前年の御三家進学実績はゼロ。
話をしていた校長はいなくなってしまいました。

いや、この時点で私だったら、息子が開成をと望むなら、フェニックスやらルトワックやらに転塾させるわ。

劇中で塾側も言っていたように、6年開始前の時点ではっきり御三家の志望だというなら、実世界のどこぞの塾一強で、桜花は微妙じゃん?
前校長にはもう挽回のチャンスも与えられないくらいなんだから、そこでトップ取っててもしょうがないかもしれないし。

ここらへん、私は学年で1,2人しか志望しないような大学を目指して高校に行っていて、受験の役には全く立たなかったと思っているから、息子達には通らせたくない道。

でも、転塾は勇気も必要だし、いろいろなデメリットも受け入れないといけない。
それで、「まぁ成績はキープできているんだから」とそのままを選択したのかな。
想像に過ぎないけど、夫婦で話し合いもしただろうし、あのお父さんは転塾方針だったんじゃないかなと思う。

そうしたら「元フェニックスのカリスマ」とかいう新校長の下、半年かけてみるみる下がっていく成績。
いやいやいや。
ちょっと待ってくださいな、と。
もしかして、「今年は着任したばかりで様子見だから中堅校主体、来年は本気出す」とか思っちゃってない?

夏前ごろは「正答率の低い難問が解けていない」ということから、「基礎よりも難問にチャレンジをすべき?」と妻経由で相談してみても、「今は基礎が重要」くらいしか言われない。
いや、実際にもう模試で難問が解けている子だっているんでしょ?
おそらく似たようなとこ志望している子どもで。

「肩書に弱い大人もいる」とかってニヤリとしていたけど、肩書で信用するのって、最初と最後のチャンスやで。
「そこまで言うなら最後に言う通りにしてやる」って。
むしろ、子どもの成績が水すらいらないほどの激落ちくんな状況で、よく言うな?

立場上、島津君のお父さん側の視点で見ていたので、クロッキーが「今度こそ変えてみせる(キリッ)」とか言っているのを読んでいて、素直に「はぁ?」と思いました。

いや、あなたにもうチャンスはないから。
塾は信用しない、でファイナルアンサーした後だから。

あなたは新任のつもり、新たな気分かもしれないけど、その時点で既に疑心半分、成績落ちていってゲージは振り切れるほどマックスだよ。

「彼」の気持ち

そんなわけで、6年の前期はまだ調子やらといった精神面でリカバれると思ったのかもしれない。
まだ受験生になり切れていないだけ、と。

その結果が、「絶望的にゴミ」とかなわけですね。
まぁ、意図としては「せっかく勉強するんだから目標を達成できるようにしようね」くらいでしょう。
言葉のチョイスが極端すぎるだけで。

世の中、伝え方が9割です。

本格的に成績が落ちていって秋。
もう不信感という名の宝石箱は怒りのジュエルでパンパンですよね。

最後の日、思ったのは、「この3年の努力が無駄になる」。
そらそうよ。
長男くんを振り返って、前期から後半側の夏期講習まで、自宅でたった1ヶ月勉強していただけで、「どうか次のテストでは良い点を」と心から願ったもの。

体の弱い一人息子が、頑張って人並外れた成績を残して、最後の最後で失速なんて認められないよね。
どうにか改善してあげたいよね。
「親のためにどこそこに行って欲しい」とかよりもずいぶんマシだと思う。

それでも最後、クロッキーに怒られてさ。
「18歳の受験と12歳の受験は違う(キリッ)」とか言うなら、塾としての結果を出してくださいや。
成績、春から落ちっぱやん。

共感できないとこ

まぁ、大体の行動全て。
逆に言えば、共感できるのは気持ちの面だけ。

・子どもの成績下がる → 誤差じゃないと判断したら、まず塾と相談しろ。
・子どもの成績下がり続ける → 自分の対策が悪いと気づけ。
・母親にあたる → 夫婦で意思統一しとけ。
・子どもによくない価値観を与える → 言葉を考えろ。
・妻に暴力的な言動をする → 子どもの前で暴力的な言動するな、女に手を上げんな。
・警察呼ぶ → 呼ぶな。
・面談行かない → やめて別の塾行け。
・説明会行かない → やめて別の塾行け。
・塾信じられない → やめて別の塾行け。
・講師信じられない → やめて別の塾行け。


愚かだなぁ。
気持ちはともかく、対応内容が絶望的なまでに解決に向かっていない。
そんなところが愛おしい。

ん?
改めて読み直してみたけど、こんなに横暴な内容をしゃべってたっけ。
「妻がしっかりしてないから成績が落ちた」は、ねーだろ。
勉強見てんのお前だろ。

んん?
あんま好きになれないかも?

非公式ファンクラブは、今日という良き日に発展的解散か。
在任一日でも、会長費ということでキャッシュの非課税で百万くらいもらえないかな。

あ、そういえば長男くんと二男くんの勉強を綴る日記だっけ、これ。
えーと。

長男くん、たしか、和差算やってました。
計算の途中でよく間違えてました。
答えが検算できるので、次の復習では見直しまで含めて1作業と認識させようと思います。

二男くん、公文の国語やってました。
ノギ辺とか、漢字のつくり学んでました。
だんだん丁寧に字を書くようになりました。

まる。