時間制限のある問題

2021年10月22日金曜日

算数 復習

タイムマネジメントの練習

スピードアップが課題の長男くん。
元々けっこう計算は正確で速い方。
小学生ながら、私が見てきたような範囲の生徒では、中高生を入れてもすでにトップクラスの計算の速さ。

だから、スピードを速めるのは計算の部分ではないと思うのだけれど。
時間制限という鎖をつけると、それはそれは愉快な挙動を示す。

ぷぷぷ。

目に見えて慌てる長男くん

いちいち設定するのは面倒なので、学び直し3の大問1つにつき、3分。
中には設問が1つしかないものもあるので、それはやたら余裕ができてしまう。

まぁ、そういうのはいいとして。
面白いのは、1行問題が並んでいるような問題。

3分で5個であれば、1問は36秒。
概算しても30秒あることはすぐ分かりそうなもの。

しかし、おそらく、まだ1問あたりの時間を計算していないんだろうな。
1問目から、それはそれは焦って解く。
なるほど、こんな解き方してたら、そりゃ顔面ダイブするわ。
1周目で間違えたところを同じようにキレイに間違えていく。
挙句、計算も間違える。

そして、性格の悪さには定評のある父親から嫌がらせ。

ペンが止まった瞬間を見計らって、
「残り2分20秒です」
ちょっとぎょっとしたのを見て、
「残り2分10秒です」
さらに続けて、
「残り2分です」

そんな無意味なカウントダウン。
3分でやればいいって言っているんだから、普通に考えれば慌てるような時間帯ではないのだけれど。
計算の部分は10秒もあれば終わるんだから、26秒は悩んでいられるのにね。
彼の中に仙道さんはまだいないみたい。


あわあわ

そんなこんなで2問目から躓き、2分消費させることに成功。
残り3問、30秒じゃ、さすがに解き切れないかな?
ノータイムで式を立てて計算すれば、それでも間に合うけど。

でも、もう慌ててしまっている。
問題文が頭に入っていなさそう。

はい、タイムア~ップ。
うれしそう?
まぁ、性格の悪さはちょっとしたものだからね。

ちょっと真面目に復習。
悩む時間はあってもいいけど、悩んでいるからこそ理由や解き方を落ち着いて考えた方がいい。
何も手を動かさず悩むことと、無駄な計算をするのが、一番時間を使う。
あと、計算できないときは同じ計算をやり直すよりも、何かおかしいと思った方がいい。

そんなことでリトライしたいらしい。
今度は30秒残して終了。

詰まらずに解ければそんなもんさ。

ついでに本科も

なんか今回の問題は簡単だったし、ついでに本科も。
歯車くらいかな、難しいの。
っていうか、これって正比例・反比例なのかな。
関数とかあまり考えずに、回った歯の数を出して、かみ合ってるんだから同じって考えるだけな気がするけど。

こちらの問題も2個だったら大して迷わない。
でも、3つ4つある問題だと、どの歯車で見ればいいのかとちょっと悩む。

そこで、性格の悪さにはひとかどのものがある父親が登場。

カウントダウン開始。

あはは、焦ってる、焦ってる。
ていうか、なぜに3分制限で、残り2分30秒もあって焦るのだろう。

「かみ合っている歯車を見ればいい」ってだけなんだけどね。
多分、そこの理解が曖昧で、悩んでいる。
それでも時間を掛ければ、いつかのタイミングで、えいやっと決めて計算しだすのだろうけど。
前期は時間がかかっても良しとしていたけど、残念ながら上弦仕様じゃ間に合わないみたいだからなぁ。

いや、しょうがないよねぇ。
慌てている長男くんが可愛いかどうかは無関係に、スピードアップトレーニングに協力しているだけだからねぇ。

まだまだ

まぁ、一日で落ち着いてできるようになるわけもない。
本人がまだ慌ててしまうから、隣に着いててあげないとなかなかうまく時間は測れない。

そのうち次の段階に進んだら、パワーアップしようかな。
「えぇー」、「ホント?」、「間に合わなくない?」とか、否定的なつぶやきをもらし続けるという野村作戦。
性格の悪さには光るものがあると噂される父親として。
…うまくいけば自信をもって計算できるようになりそうだけど、それより前に嫌われそうだな。

結局のところ、試験を受けるときには時間を気にする必要はあるけど、採点対象になるわけではない。
時間に間に合わない問題があったとしても、諦めて次に進めばいいだけ。
そんな風に、気に留めてはいても、凪のような面持ちで扱えるようになるといい。

さて、明日は久しぶりに休みの土曜だから、前々回の全モを使ってタイムマネジメントの練習でもしようかな。

しかし、なんでか今回の本科終盤は簡単だったな。
…んー、もしかして、関数なのにグラフが絡まないような問題は、あまりないからか?
だから、歯車くらいしかネタがなかったんじゃないだろうか。
歯車は学び直し3にもあったし、応用で類問が出るとしたら、次回の方からかな。

日曜は遊びに行く予定だから、次の授業の予習も明日。
さて、イマイチお茶を濁していた、正比例・反比例を式で表す意味を、グラフにできる分かりやすさを、長男くんは理解できるだろうか。