兄弟の比較
兄弟の能力差で、待遇というか愛情の程度を変えるような気は、もちろん毛頭ないけど。
とはいっても、それぞれ別の人間。
適した育て方、というのはあるのだろう。
そんな面が垣間見えた、単なるカルタ遊び。
地理カードカルタ
各都道府県の特色が書かれたカード計152枚をつかって、カルタをする遊び。
私は問題文が読まれてから数秒~10秒程度、ステイ。
ふふん、そんな状況であっても、負ける気なんてないぜ。
でも、私だけお手付きありで-1枚ルール。
つまり、息子たちはお手付きのデメリットがないわけだ。
さぁ、そこからどんな戦略を練るか。
二男くんの目立った点
知識量としては一番劣るだろうに、よく取り組めた。
途中経過でもラス。それでもあきらめなかった。
五十音のカルタのように大きく初めの一字が書いてあるわけではないから、自分の周囲を覚える、というのはまだ難しいかな。
問題に対する答えだって、大体知らないことばかりだし。
これでいろいろ工夫しろと言われても無理ゲーか。
しかし、途中途中でやり方やヒントを聞いて、うまく応用していた。
特に、お手付きなしのルールを応用して、とりあえず取ろうとしてはいた。
テストで言えば、とりあえず空欄はなくす、といった感じか。
2年生なりに頭は使えていたかな、という感じ。
わからないところでは答えを与えてあげれば、こちらが意図した方向に自分なりに解決して応用できるみたいだから、しばらくは「教えるときに一から分からせる」というよりは、「まず答えを見せてあげる」とすればストレスなく解法に慣れていけそう。
少なくとも、気づいたら明後日の方向に飛んで行ってしまっている感じではない。
長男くんの目立った点
一方、長男くん。飛んで行ってしまっている側。
二男くんに比べると、もう知っているだろ、って問題も当然いくつか出てきているのに、なぜに取れない…。
それも、お前の目の前…。
取るときも、「あ!わかった!XXXだ!」ってとる前に答えを言ってどうする。
だから二男くんにも分かっちゃうんじゃないか。
アンタ、優しすぎるよ…!
ま、多分、深謀があるわけでもなく、素なだけだろうけど。
暫定一位だというのに、連続で4,5回くらい取られると、「もうやだー」とか言い出すし。
終盤、お手付きはペナルティなし、というのが正確に分かると(遅いよ)、とりあえず片っ端から叩いていくというイノベーション。
っていうか暴挙。
うまく適応したともいえるけど、それやったらゲームが破綻するっしょや。
あと、カードが減ってきたときに、さりげなくカードを自分の周囲に集めていくとかな。
バレバレだし愛嬌があって面白くはあるのだけれど、やっぱりこの子は、定石的な思考ができていなさそう。
定石を理解した上で自分なりに工夫するのではなくて、初めから明後日の方向に全速力で駆け出していってしまう。
ダッシュ力はありそうなんだけど。
そういえばオープンワールド系のゲームやっているときも、クリアには全くつながらない、なんだかよくわからないことに情熱を燃やしていたっけ。
初っ端の軌道修正を気を付けてあげずに端から見てしまうと、単に「全然わかってねぇ」で終わってしまいそうだ。
うーむ、手のかかる子だ…。
手のかかる子ほどかわいいとは言うけれど、ぶっちゃけた話、かわいいことはかわいいけども、常に冷静でいられるかというとそうでもない。
やることは多いんだから、手がかからない方が助かるわ。
長男くんと定石
日能研行ってから言語力が上がったのか、ある程度自己主張するようになったところ、一応は長男くんの中では何らかの考えがあっての行動のようではある。
まぁ、たいてい、その考えは誤解に基づいているのだけれど。
こういったゲームのルールとかが完全に正しく理解できるようになるのって、どれくらいの年齢からなんだろう?
って言っても、気づく意志がなければ大人でも難しいのかな。
昔結婚する前、たまたまトランプが出てきたから妻と神経衰弱で勝負したら、コレが原因で振られても仕方のないレベルで勝ってしまった。
そのときは、「確信が持てないときは、既知のカードをひたすらめくりまくって相手に情報を与えない」という定石を徹底しただけなんだけど。
途中から、「あれ?差がヤバくね?」とは思ったものの、「手を抜いたのがバレる方が嫌らしいか?」「いっそ圧倒してしまうか?」とか、変な方向にいろいろ思考が必要だった。
しかし妻は、「なんで同じところを何度もめくっているんだろう?」と疑問だけで終わったらしい。
なんでも、相手がカードめくったときに自分の頭の中でペアができないことに気づかなかったとか。
そんなの、交代交代でカードをめくるというゲームのルールを考えれば当たり前じゃない。
自分が2枚目をめくるときに新しいカードめくってペアができなかったら、その情報をはじめに享受するの相手じゃん。
神経衰弱は、「じゃんけんで勝った方が後攻になる」って決まりを聞いただけで明らかだよー。
ゲームのルールを聞いたときに、「ルールを守るには」だけではなくて、「相手を不利にするには」「自分だけが有利になるには」と考えるのも、また定石、か。
長男くん、そういう考え方で設問を読まないから、設問のヒントになかなか気づけないんだろうなー。
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