振り返りとカミングアウト
2月から始まった日能研も早半年。
日能研に時間を拘束され、テストも思ったよりあり、これまでの習い事よりも自宅での準備も多い。
そんな生活に対して長男くんはどう思っているのか。
パパの教え方として、成績は上げられたとは思うものの、残念ながら怒鳴ってしまうことも多々あった。
なので、仕事でもやるように、振り返りです。
良かったところ
呼び水のようにポストイットに5,6個ほど記入。
まぁ、これは間接的に文字を使って褒めるために事前に用意していたもの。
それはともかく、見たいのは長男くんが書く内容だ。
ふむふむ。
1個目が、「勉強の内容がわかるようになった」。
2個目が、「基礎や共通で点が取れるようになった」。
やはり、出来ないとつまらないのだろうし、出来ると楽しいのだろう。
意味はないかもしれないけど、順番も大切かもしれない。
テストで点を取るよりも、日々の勉強で理解できている、という方が大切なのかもしれない。
改善点
こちらは用意したのは少な目。
わからなくなったときに、わめくな。
本気で泣くならともかく、泣き真似のような声を出すな。
本能的に心配モードに入ってしまうせいか、大したことじゃないとイラっとする。
長男くんからは、「怒鳴りすぎ」。
むぅ、最近は気を付けているのだけれど。少なくともキミがわめくまでは。
あと、「ママ寝すぎ」。
たしかにキミが2時間くらい毎日勉強している横でママは寝るかスマホかだけど。
ママも仕事して疲れてるんだよ。
まぁ、たしかに、子どもが泣きながらでも頑張っている横で、「過ぎる」という点ではそうかもしれないけど。
改善方法
で、どうすんの?
パパ、最近怒鳴らないように気を付けてるんだけど。
キミがわめきだすまでは。
何か解決策はないの?と話し合った結果。
「パパが我慢」に落ち着いた。
むぅ、分かった。
相手子どもだしな。仕方ないか。
子どものためならなんでもしよう。
もし怒鳴ったら、見えるところに紙は貼っておくから、長男くんから注意ってことで。
あと、ママは、キミが一番結果の良かった全国公開模試の第3回を7月中にテストね。
キミより点が低かったら、キミと一緒に夏期講習 by パパ かなぁ。
算数と社会は、キミの方がいいかもね。
でも、理科と特に国語で、挽回される分の方が多いと思うよ~。
テストの点で上回られちゃあ、隣で寝られるのもしょうがないね。
まぁ、遠からず抜きそうな気もするし、昼寝してたらどうなるかウサギに教えたれや。
まとめ
改善点(長男くんには悪かった or 嫌だったところと説明)に、
「勉強がわからない」とか「テストの点が悪かった」とかは出てこないのか。
分からないことに対して、泣き声だしたりわめいたりして、結果パパが怒鳴るのが嫌なんだな。
や、これはガチで気を付けないといかんな。
中学受験に向けて
夏休みの勉強は、平常授業みたいに毎日新しいことに追われて勉強するようなものではなく、弱点の克服が目的。
個人的には、新しいことを勉強するのは楽しさが強いけど、弱点をつぶすというのは退屈。
テストのことを考えれば効果は高いのだけれど、なかなか小学生が実感するのは難しいだろうし。
そんなことを話して突き詰めていくと、最終的に受験するのかどうか、という話になりそう。
親は受験させたい方向だけど、長男くんは微妙に乗り気でもない。
これまでもちょくちょく私立中学について話すも、やっぱり勉強大変というのがネック。
それはたしかにそうだし、その上、頑張った結果として必ず望む成果が出せると言えるほど、甘い世界ではなさそうだ。
そんなに大変じゃないよ、とは口が裂けても言えない。
もし受験しないのであれば、復習に力を入れる必要はない。
日々の勉強だけ進めて、中学で改めて復習+新しいことの勉強をすればいい。
だから、受験するしないは雲泥の差。
そもそも日能研に通い続ける必要もないかもしれない。楽しいなら通ってていいけど。
パパは中学受験をしたことないから、その判断はちょっと自信が持てないものの。
ただ、はっきり言って、キミには高校受験は向かないよ。
向くのは、公立中学くらいでは優秀程度の学力でも、その他社交性、マメさに秀でて、部活もそこそこやって、リーダーシップと可愛げのある子。
何かだけに突出した、というか、何かに不器用な子は向かない。
望む進路が取れない場合、高校・大学とドンドン希望から外れていってしまう。
学校ですべてが決まるわけでは決してないけど、うっすらと望んでいたような大企業に入るためには、それなりに優秀な大学でないと、門が狭くなっていってしまう。
例えばどんな大学が優秀とされていて、どんな学校からどれくらい入っているか。
そういえば、進学実績の冊子もらってきてたな。
いい機会だから軽く説明。
ほら、この前通り道で説明した学校とか、このパンフの学校とかがこんな感じよ。
進学校がキミに向いているとはあまり思えないし、進学実績で学校選ばなくていいと思うけどね。
「そういえば、パパも有名な会社行っているけど、いい大学出てるの?」
…おぉう、これまでひた隠しに隠してきたのに。
変にプレッシャー感じたりしたらと不安だったから。
「まぁ、そういう会社にも入れる程度に、それなりにね」
「ふーん。…で、どこ?ここに載ってんの?」
…キミはもう少し空気を読むことを覚えようか?
うーん、ぶっちゃけた話、載ってる。
刹那、光速を超えて思考。
Noとウソをつく場合。
親戚に口止めしているわけでもないから、どこからバレるかわからん。
それに、この文脈でウソついたところで、
「じゃあ良い大学行かなくったって別に悪くないんだね」となりかねん。
別に悪くはないが、その道の場合は、それ相応の頑張りが必要なんだよ。
入社してから露骨に贔屓するような古い会社もあるし。
どうせなら中学受験して、それなりに良い教育を受けてほしいんだよ。
Yesと認める場合。
…んー、萎縮?プレッシャー?
感じるか?この子が。
そもそも、あんまり分からないんじゃないだろうか。
どこの中高が難しいとかも知らないだろうし。
いつまでも隠し通せるものでもないし、そこまでして隠そうとも思ってないし。
カミングアウトなら、今か?
「まぁね。パパ、○○大」
「へー!すごいじゃん。芸能人の○○と一緒でしょ?この前すごい難しいって言ってた中学からは、これくらい入学するのかー」
…しまったか?思ったよりもしっかり理解してやがる。
「そうだね。でもパパは公立中学からの勉強だったから、大学入るのは浪人するくらい大変だったよ。もしそういう大学に行きたいなら、中学受験するのをおすすめするよ」
まぁ、ウソではない。
それなりの私立に行かなきゃ、その大学に行くのは難しいようだけど。
それくらいで会話は打ち切り。
とりあえず中学受験に傾きはしたようだけど、確たる意志というほどではなさそう。
さぁ、どっちに転ぶだろう?
そして、思いも寄らぬタイミングでのカミングアウトは、どういう結果を起こすだろう。
案外何もなく終わるといいけど。
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