絶望的な公立中学の入試問題

2021年4月2日金曜日

問題分析

中学受験の過去問

中学受験をしていない私。
どんな問題がでるのか、平成教育委員会だの電車のつり革だのでしか知らない。

そういえば春なんだから、去年度の問題とか探せばあるよねってことで、あった。

横浜市立南高等学校附属中学校の過去問
別に公立目指すって決めているわけじゃないけど、学費安いみたいだし、進学実績いいみたいだし、候補から外す理由もないし。

それで、ちょっと解いてみた。
ちなみに、日能研で私立中の過去問ダウンロードも出来るみたい。
課金すれば。してないけど。

超中学級の絶望

国語の問題は著作権上載せられないらしいけど、適正検査とやらのIとII。
試験じゃないから検査っていうらしい。

…で、え、なにこれこんなん出るの?

適正検査Iは国語と、社会?SDGsとか出てきてる。意識高い系かよ。
半分くらいの問題は記載なしでわからないけど、見えている範囲だと表から読み取るって問題。量がめっちゃ多いだけで、選択肢だし簡単かな。
でも、300~360文字で述べよとかって問題があるのだけれど。

適正検査IIは算数と理科がセットになったような問題。
あんまり見たことない問題が出るんだね。

でも、誘導も丁寧だから、問題文を読んで少しずつ思考を詰めていけば、解ける…、のか…?
いや、そりゃ私は解けるけども。小学生が?これを?
小学生って、直列回路とか、電池とか、周波数とかって、勉強したっけ?
まぁ、その辺の知識が全くなくっても、問題文をよーくよーく読めば解けるかもしれないけど?

でも、IもIIも45分しかないの?超高校級までいかなくても絶望するわ、こんなん。


希望を捨てちゃダメだ…?

いや、でも、これは小学生には満点は無理だろう。
そもそも全部解く時間がない。
ちょっとググったところ合格最低点の発表はないが、予想としては6割くらい、と。

満点が狙えないテストで重要になるのは戦略。
解く問題と捨てる問題の見極め。
要は大問前半(易問)の着実な正解、大問後半(難問)での途中点のかき集め。

って言ったって、そんなの小学生ができるんだろうか。
問題の傾向も年によって違うらしいし。
日能研でのテストは、基本的には満点に近い点が狙えちゃうしなぁ。

希望は前に進むんだ!

実際にこの中学を狙うかどうかはともかくとしても、なかなか面白い問題だね。
試験というか勉強として、読解力の強化という点ではうってつけ。
いつか、もっと完成度が高まった時点で、公立中の過去問は長男くんに解かせてもいいかもしれない。

あと、思考力をつける必要がある、という点では、日能研での勉強を頑張っていけば、問題を解けるようにもなるのかもしれない。
少なくとも、小学校の範囲での公文の先には、これを解く力は身につかなかっただろうな、とは思う。

がんばれ息子達~。


しかし、これは、中学受験より高校受験や大学受験をがんばる方が楽、っていうか方法論が確立されているんじゃないだろうか…。
時が戻ったとしても、自分ができたとは思えない…。