ママと幼少の思い出

2023年7月12日水曜日

生活

小学生女子の過ごし方

なぜか国語の成績は女子が強い。
育テは科目別の成績が出ないけど、全モでは大抵女子が強い。

個人的には結構意味不明な事象だった。

しかし、妻と他愛のない話をしていて、なんだか女子が国語に強い理由が分かった気がする。

成績の性差

私には男兄弟しかいないし、二人の我が子も両方息子。
女の子の内面的な成長には、とんと疎い。

でも、日能研のテスト結果を見ていても、国語はやたら女子が強い。
長男くんの結果でも二男くんの結果でも、男子の順位x2よりも、大分下がる。
まぁ、一方で特に最近小6は算数や理科は男子強いなぁという気がしている。
こちらは男子の順位x2より、大分上がっている。

「一般的に女子の方が国語強いとか言われるけど、データでもそうなんだなぁ」程度に思っていた。
そんなことを思ったところで、我が子らの性別が今から変わるわけでもなし、私は私に出来ることを考えた方が建設的だし。

でも、ちょっと不思議だった。
国語が強い=精神的に成熟 ということなのであれば、よりロジックで解けるはずの算数や理科で、国語のような分布にならないのはなぜなのか?

ショッピングモールにて

そんな漠然とした疑問を抱えていた毎日の中、妻とふと立ち寄った映画館のあるショッピングモール?デパート?で、セーラームーンのポスターを見た。

おなじみのコスチュームの主人公になんだか羽が生えている。
え、飛ぶの?あのスカートで?絵柄ヤバくない?

私は全く原作を知らないし、アニメも見たことがない。
CMやらで「月に代わり罰す」だかの決め台詞っぽいのを聞いたくらいの知識しかない。

そこで妻に聞いたが、昔は生えていなかったらしい。
ただ、私が好きであろうそういうシーンは昔もあったはずだよ、と。

…ひどい風評被害だ。
私が気にしたのはそういうシーンが健全な青少年に及ぼすであろう悪影響の度合であって、決して私自身が好きだとかそういったセンシティブなアレなわけではないのにごにょごにょ。

その流れで、妻に色々聞いてみた。

「なぜセーラー服なのか、魔法的に守備力が高いのか?普段もセーラー服なのか?」
→戦闘時以外はブレザーらしい?(コスプレ?)

「タキシード仮面とやらは、結婚式でもないのになぜタキシードなのか?学ランじゃダメなのか?」
→たしか大学生。タキシード好きなんじゃない?(どんな人生送れば?)

「一人、幼めのキャラがいるが彼女も中高生なのか?」
→小学生だったはず(なぜセーラー?)

「『美少女戦士』とのことだが基準とかは?」
→一人、普段は男なのもいるよ(???)

などなど、いろいろ謎は深まるばかりだった。

特に最後は現実世界を思うと辛い。

面接が行われるとして、応募者に対して「いやー、あなたはちょっとねぇ。チカラに目覚めた少女ではあるかもしれないけど、『美』がねぇ…」なんて言われたらキツ過ぎる。
男であることについては寛容なのに。
LGBTも真っ青な差別っぷりだ。

ジャムみたいなマンガ

そんな会話をしていると、妻自身は若干セーラームーンの世代を外れているらしく、あまり原作や戦いの目的等は知らないのだとか。
主人公と変態タキシード仮面は月の王族だかの生まれ変わりで他多数もその従者だったらしいのに、なんで惑星シリーズな名前なのか、結局謎のままで不思議で仕方ない。

しかし、知らないというのでは話が広がらないので、それじゃなんか好きだった少女マンガとかで、私が知らなそうなヤツはないのか?と聞くと、ジャムみたいなタイトルのマンガを教えてもらった。

あ、なんか名前は聞いたことがある。
だからきっと、相当な人気作なのだろう。

タイトルがジャムみたいなんだから、なんだか甘酸っぱい感じなのかな?
とか思っていたら。

「二組の夫婦が離婚して、再度相手を変えて結婚し直し、一緒に住み始めて、その息子・娘が恋仲になる話、だよ」

…えーと、ごめん?
ちょっと情報が多すぎて。

まず、主人公の女の子の両親が離婚するのね?

「そう。相手の男の両親もね」

それは、どんな理由で?

「たしか、なんか旅行に行ったら意気投合したんだっけな?」

それだけで、離婚して再婚?
…まぁ、4人で合意に至っているなら、よそ様が口出す話じゃないのか…?
何かの事情で円満離婚後にたまたま再会したとか、お話なんだからあり得るかもしれないし。

「いや、再婚するために離婚するの」

え、離婚から相当な年月の果てに再婚ではなくて?
再婚のための離婚なの?
…まぁ、お話なんだから、百歩くらいは譲るとして。

で、その次、一緒に住み始めるとか聞こえた気がするんだけど?

「新しい二組の夫婦が一緒に住むんだよ」

なんで!?
年頃の息子と娘もいるのに?

…お金がない、とか?

「たしか、かなり裕福な設定だったはず」

それでどうしてその結論に!?
え、ちょっとそれ、スワッ○ングとしか…。
絶対ご近所からヒソヒソされるヤツじゃん。

「まぁ、その辺は第一話でさらっと流されるだけだよ」

いや、流せないけどね!?
そのせき止め力、ダムの領域に近いだろ。

…よくその娘と息子、恋仲になれるね。グレないの?
そんな、タイトルを「色狂い達の住処」とでも付けた方が良さそうな状況で。

「なんか男の方はあまり気にしてない風だったね。ミステリアスというか」

もう、何かが焼き切れてしまって、そうなってしまったんじゃない?
しかるべき人がカウンセリングでもしたら、「よく頑張ったね」って背中ポンポンされる勢いだよ。

「女の子の方は悩んだり、付き合ってからも隠そうとしたりするんだけどね」

それでも付き合っていくんだな。
よく恋愛感情を持てるな。その状況下で。しかも身近な男に。
…血筋、か。

「たしかに今考えたら相当な設定だけど、小学生のときはあまり気にならなかったなー」

!?
小学生で読むの!?
そんな複雑な設定の話を!?

そりゃあ、国語のテストで、ちょっと拗ねて本心と反対のこと言う女の子が現れたり、動物園で動物側が飼育員について喋ってみたりしたところで、なんてことのない話だろうな。

オレが読んでたマンガなんて、
幼少期から一緒の仲間が粉々にされたから怒って金色になってみたり、
誰かのためなら120%の力を出せてみたり、
先生に涙ながらにバスケしたいって訴えてみたり、
魔王を倒しに行く勇者が竜の騎士だったり、
いじめられっ子がボクシング始めてみたり、
1999年に地球が終わるからなんだってーって驚いてみたり、
ギャンブルで倍プッシュしてみたり、
呼吸を工夫すると強くなったり、
するくらいだったからなぁ。

女子ならみんながみんな少女マンガを読むわけではないにしても、そういう英才教育の下地はあるわけか。

なるほど。
そんな素養があるのなら、この前の育テ程度の物語文など児戯、童話レベルに等しいな。

そりゃあ、国語強いわけだわ。